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スペインのスリや置き引きは多いのか?スペインで注意すること

窃盗対策

ラテン音楽が流れる明るい国、スペイン。陽気で楽しい人々で溢れた国です。でも中には観光客のお財布や携帯電話に目を光らせている泥棒がいることも事実。

スペインは決して危ない国ではありませんが、用心していなければスリや置き引き被害にあってしまう可能性も大!

今回はそんなスペインのスリや置き引きの実態に迫りたいと思います。

目次

スペインのスリ

一般的なスリ

スペインで一番被害が多いのは、スリです。

スペイン一般犯罪統計によると2015年の一般犯罪件数は203万件。そのうち80%がスリによる被害です。

特徴としては、観光客に話しかける、ぶつかるなどして気を引き、その間にポケットや鞄に入れている携帯電話やお財布をあっという間に盗んでいきます。盗まれた被害者も気づかず、後から分かるケースが多いです。

カフェでのスリ

近年ではカフェでのスリが多発しています。1枚の紙を持った人が近づいてきて、その紙を見せます。紙に気を取られている間にテーブルの上に置いている携帯電話やお財布をさりげなく盗んでいくという手法です。

こちらは、観光客だけでなく、地元スペイン人も多く被害に遭っています。

ケチャップスリ

ケチャップやソースを背中につけ、気を引いている間に犯行に及ぶスリも多発しています。汚れをとるフリをして気を引き、ポケットや鞄から携帯電話やお財布など貴重品を盗んでいきます。

ケチャップではなく、アイスクリームの場合もあるので、知らない人が近づいてきたら注意しましょう。

関連:情熱の国スペインへ行く前に知っておくべき10個の前知識

丸ごと持っていかれる置き引き

気を抜いた隙に被害に遭うのが置き引き。写真をとるために少し鞄から離れたり、目を離した隙に見事に鞄を持って行ってしまいます。

また、最近ではレストランやホテルのロビー、空港などで、被害者に話しかけたり、小銭を落として気を引いた上で、鞄を持っていく置き引きが多数発生しています。

警察官のフリをした現金泥棒

パスポートや財布を見せるように要求し、確認しているフリをしてお財布から現金を抜く偽警察官もいます。警察官の恰好をしているので信じてしまう人が多く、ターゲットになると被害を避けにくい犯罪です。

持ち物の提示を求められるとき本物の警察官かどうかをしっかりと見極める必要があります。

というのも、最近ではスリ対策として本物の私服警官が警備にあたっていることもあります。本物の警官を偽物と思い込み、警察で一時拘束されるケースも出ていますので、本物と偽物の警官の見極めが重要です。

本物の警官であれば、警察手帳をしっかり見せ(偽物の警官は一瞬しか警察手帳を見せない)、パスポートの提示(偽物の警官はお財布や所持品すべてを見せるよう要求する)を求めます。

スペインでのスリや置き引きの多い場所

カフェやレストラン

スターバックスやマクドナルドなどのファストフード店でも多発しています。

人気観光地

マドリード:プラド美術館、アト―チヤ駅周辺、マヨール広場など。

バルセロナ:サクラダファミリア周辺、カサミラ、カサバトル、グエル公園など。

メトロの中

居眠りなどすると一発で狙われます。

スペインでスリ、置き引きにあったら?

カード会社に電話し、カードを止める

まずは、カード会社に電話し、カードが盗まれたことを24時間以内に連絡しましょう。24時間以内に連絡しなければ、保険に入っていたとしても保険が適用されません。カード盗難の際の連絡先は、スペイン日本大使館のホームページを参照しましょう。

スペインの警察に行き、被害届を出す

もし、旅行保険等に入っている場合、保険会社によっては、保険適用に被害届が必要となります。スペインの警察に行き、被害届を出しておきましょう。

パスポートを盗られた場合は在スペイン日本大使館へ行く

パスポートを盗られた、落としてしまった場合は、在スペイン日本大使館(在マドリード日本大使館在バルセロナ日本大使館)へ行きましょう。

スペインで窃盗被害にあわないための6つのポイント

ブランド品はなるべく持ち歩かない

「ブランド品=お金を持っています」というアピールになってしまいます。旅行中は安いポーチなど人目を引かないお財布を活用しましょう。

カジュアルな服装を心掛ける

スペインには、高級ホテルやレストランを除けば、街の中であってもカジュアルな恰好をした人が多いです。地元の人と同じような恰好をしていれば被害に遭う確率もぐっと下がるでしょう。

鞄の口を開けたまま歩かない

日本では鞄の口を開けていても気にならないという人が多いですが、スペインでは「盗んで下さい」といっているようなものです。チャックのついた鞄を持ち歩きしっかりと閉めて観光しましょう。

携帯電話、お財布はテーブルに置かない

携帯電話やお財布をテーブルの上に置くと、いとも簡単に盗られてしまいます。使う時以外は、鞄の中に入れておきましょう。

少しの間だからと鞄を置きっぱなしにしない

鞄は常に自分の体につけておきましょう。少しだからと気を抜いたら最後、被害に遭ってしまいます。

電車の中で寝ない

寝ている人は格好のターゲットです。ホテルの部屋に戻るまで気を抜かず、隙を見せないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はスペインの治安についてご紹介しました。

スペインは日本と比べるとスリや置き引きがかなり多いですが、気を付けておけば被害に遭うこともありません。楽しい旅行にするために泥棒を近づけないようにしましょうね。

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この記事を書いた人

イギリス、マレーシア、スイスにて旅行業に携わってきました。
現在はスペインにて、フリーランスのライターとして活動中。
スペインはもちろん、海外の現地情報をどんどん発信していきたいと思います!

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