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タイが一番ヒートアップする祭!ソンクラーンで水かけ合戦

ソンクラーン

タイで一番有名なお祭といえば、水かけ祭で知られるソンクラーンでしょう。外国人を含めて派手に水をかけ合うシーンをニュースなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ここでは、タイ全土で行われるソンクラーンのお祭についてご紹介します。

目次

ソンクラーンとは

ソンクラーン

水鉄砲、バケツ、ホース……。あっちからもこっちからも水が飛んできて、人も通りも水浸し!それがタイの水かけ祭ソンクラーンです。

ソンクラーンはタイ旧暦の正月祭です。もとは旧暦に合わせて行われていたので新暦では年によって日が異なっていましたが、現在は4月13・14・15日に固定されています。この3日間は祝日で、前後10日間程がソンクラーン期間になります。

もともとソンクラーンには、仏像や目上の人の手に水をかけて清める風習があります。現在も、神輿やトラックで通りへ繰り出してくる仏像に人々が聖油をかけるしきたりが残っています。

水で清める風習がしだいにエスカレートし、ハチャメチャな水かけ祭になっていったのです。

街角では大人も子どもも、大型ポリバケツやドラム缶に水を溜め、通行人を待ち構えます。手桶やバケツでかける人もいれば、水鉄砲で狙う人、水道からホースで放水する人もいます。

歩行者だけでなく、バイクにもタクシーにも、トゥクトゥクにも水をかけます。ピックアップトラックの荷台に大量の水を積み、町中を走りながら無差別にかける輩もいます。

また水かけと並んで、水に溶いた白い粉を顔に塗りつける風習も派手に行われます。正面からばかりでなく、背後から突然ベチャッとくることもあります。服も髪もドロドロになる犠牲者も続出します。

ソンクラーン観光の注意点

ソンクラーン

ソンクラーンの水かけは、もとを辿れば「お清め」です。水をかけられたとしても決して怒ってはいけません。服や所持品を濡らしたくないなら、水かけが行われている場所へは行かないか、十分な防水対策を行うかしかありません。

カメラや携帯電話を持っていると分かっても許してはもらえません。かけないよう懇願しても無駄です。

ソンクラーンの開催時期は4月

ソンクラーンが行われる4月は一年で最も暑い時期です。水に濡れても気候的にはどうってことないというわけで、かける側は容赦ありません。外国人だろうと全くお構いなしでかけてきます。

場所によっては頭からずぶ濡れになる場合があります。危険地域に行く場合、プールに落とされた時と同じぐらい濡れることを想定して対策を行ってください。

防水対策をしっかりと

カメラは防水のもの以外は危険です。実際、水をかけられて使えなくなったというトラブルは頻繁にあります。携帯電話・スマートホンは防水ケースに入れましょう。バンコクでも簡単に手に入ります。

服装

次に服装ですが、濡れても良い服装というのは当然のこと、女性の場合は下着の代わりに水着を着用しておいた方が安全です。靴は、サンダルが良いでしょう。

祭を終えて宿へ帰る途中も要注意です。これで終わりと思って着替えても、そのあとにまた水をかけられてしまう危険が十分ありますから、水着を2着用意して乾いた水着に着替えるのが正解です。

メイクも落ちてしまったり、粉を付けられてしまったりするので、最低限の化粧品を防水ケースやジップロックに入れて携帯するとよいでしょう。

コンタクトレンズをしている人はとくに注意してください。水泳用ゴーグルをつけておけば安心です。

ソンクラーンを見に行くならどこ?

ソンクラーン

カオサンが最も盛り上がる

バンコクで最も過激な水かけが行われるのはバックパッカーの聖地・カオサンです。欧米人旅行者、地元タイ人、その他国際色豊かな若者たちが思い思いの水鉄砲を持って撃ち合います。このストリートをずぶ濡れにならずに通り抜けるのは絶対に不可能です。

サイアム地区とシーロム地区もおすすめ

そのほかバンコクで盛り上がる場所はサイアム地区とシーロム地区です。サイアムはサイアム・パラゴンなどのショッピングモールが集中するバンコク最大・最先端のショッピングゾーン。ここでは華麗なパレードも行われます。

シーロムはビジネス街ですが、ソンクラーンの時期だけは派手な水かけ合戦場と化します。イベントも行われ、それを見に来る人も含めごった返します。

タイで最も有名なのはチェンマイ

タイで最も有名なのはチェンマイのソンクラーンです。町中いたるところで水かけ合戦が繰り広げられます。とくに旧市街の堀の周辺が過激で、濁った堀の水もくみ上げて撒かれます。臭い水をかけられても怒ってはいけません。

チェンマイでは4月に入るとすぐ様々なソンクラーンイベントが始まります。ミスコンテスト、芸能ショー、仏像や着飾った女性のパレードなどが連日開催されます。

ビーチリゾートのパタヤでは、少し遅い19・20日頃に水かけ祭が行われます。バンコクでの水かけを逃してしまった人はパタヤが狙い目です。

ソンクラーンの期間中、バンコクの街は…

ソンクラーン

ソンクラーンは新年の祭で、家族とともに過ごすのが習わしです。そのため地方から都市へ出て来ている人たちのほとんどが、この時期には里帰りをします。バンコクは閑散とし、多くの商店・レストランも閉店します

行く予定だった店が閉まっていた、などということもあり得るので、事前にチェックしておくことをおすすめします。

ソンクラーン中は、浮かれた連中が酒を飲んで車・バイクを運転し事故を起こすというケースが後を絶ちません。ピックアップトラックに水を積んで放水しまくっている連中にも要注意です。

また、不意に水をかけられたり、ぬれた路面にスリップして転倒したりするバイクもあるので、巻き込まれないよう気を付けてください。

まとめ

4月のソンクラーンと11月のローイクラトンはタイ全土が盛り上がるエキサイティングなお祭です。

この時期にはいつにも増して多くの観光客がタイへ押しかけます。当然のことながら飛行機は込み合うので、チケットは早めの予約が必要です。

またホテルも事前予約することを強くおすすめします。現地へ来てから探しても、どこも満室だったり、捜し歩いている途中にずぶ濡れになったりという憂き目に会う恐れがあります。

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この記事を書いた人

嫁、娘、ネコ4匹とともにバンコク在住。タイの話題を現地からお届けします。

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