今日、世界経済において重要な位置を占める中国。そんな中国の中でも活気あふれる街・上海で働いてみたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
上海には現地企業はもちろん、日系をはじめとした多くの外資系企業があります。その中から希望や条件に合った企業を選び、採用を勝ち取るには、人材紹介会社を使って効率よく就職活動を進めていくことがポイントです。
それでは、日系人材紹介会社を利用した上海での仕事の探し方をご説明していきましょう。
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上海に強い日系人材紹介会社に登録しよう
慣れない外国で仕事を始めるにあたって、日本人である私たちが最もフィットできそうな職場と言えば、やはり日系企業になると思います。では、どのようにして日系企業の求人案件を探すのでしょうか?
やはり利用しやすいのはネットです。中国も日本と同じで、就職・転職サービス各社がウェブサイトで求人情報を提供しています。
カモメ中国転職+アジアのようなサイトで求人情報を見つけて連絡することもできますが、最初から人材紹介会社に登録しておくと効率よく情報収集が進む可能性があります。
就職・転職までのステップは下記のようになります。
- 人材紹介会社への情報登録(履歴書・職務経歴書提出)
- 人材紹介会社の担当者との面談(希望する条件や職種、今後のキャリアプランの相談等)
- 人材紹介会社から希望条件に合う求人案件の紹介
- 気に入った案件に応募
- 選考(書類、面接)
- 採用決定
基本的に、企業担当者とのやり取りは人材紹介会社を経由して行うことになります。給与や福利厚生面での要望等、直接は質問・要求しづらい内容も、人材紹介会社が代わりに確認してくれます。
また、履歴書・職務経歴書へのアドバイスや面接の日程調整、面接対策等のサポートもしてくれるので、気になること、わからないことなどはどんどん尋ねてクリアにしていきましょう。
上海に拠点を持つ日系人材紹介会社は多数ありますが、その中からいくつかピックアップして紹介します。
RGF HR Agent(リクルート現地法人)
日本の人材サービス最大手ともいえるリクルートの現地法人RGF HR Agent。中国へは、2006年に同国最大級の求人サイト、51job.Incに出資する形で進出をスタートし、2011年以降、前述のカモメ中国転職+アジアの運営も担当しています。
上海、北京、広州、深セン、大連、天津、蘇州、香港地区の中国各地に拠点を持つ他、シンガポール、ベトナム、インドネシア、インドとアジアで幅広く事業を展開しています。
- リクルートエージェント(日本法人・日本語対応)
英創人材服務(上海)有限公司(インテリジェンス中国)
上海に最も早い段階から進出している日本の人材紹介会社パーソルキャリア(旧インテリジェンス)傘下。1996年に設立されて以来、上海だけではなく蘇州、北京、広州、シンセンにも拠点を置き、幅広く業務を展開しています。
- doda(デューダ)(パーソルキャリア運営・日本語対応)
保聖那人才服務(上海)有限公司(パソナ中国)
1997年に中国での事業をスタートしたパソナ上海も、日系人材紹介会社としては最古参・最大手の一つです。
中国国内では上海、広州、深センの3拠点を中心に事業展開をしており、中国国内での就職・転職だけではなく、日本へ帰国してからの就職や海外転職等も含めたグローバルなキャリア形成をサポートするサービスも提供しています。
- パソナキャリア(日本法人・日本語対応)
人材紹介会社とのパイプとなるサイト「カモメ中国転職」
日本人が中国での仕事を探す場合、最も有名なのがカモメ中国転職+アジアという日本語のサイトです。もともとは2004年に個人が始めた求人サイトだったのですが、その後、日本人のための中国求人サイトといえばカモメ、と言われるほどに成長し、現在は株式会社リクルート傘下にて運営されています。
人材紹介各社の求人情報が見られる
カモメ中国転職は、日系人材紹介会社にとっても求職者と接触する窓口となっており、それぞれ自社が取り扱っている求人案件をカモメ中国転職サイトに掲載しています。
このサイトで興味のある案件が見つかったら、記載のある問い合わせ先に連絡をしてみましょう。ほとんどの案件は人材紹介会社が問い合わせ先となっているので、以降は人材紹介会社を経由してやり取りをすることになります。
上海就職を成功させるための武器を用意しよう
人材紹介会社経由で良い求人案件を紹介してもらえた後、採用になるかどうかはあなた次第です。そこで、少しでも採用に近づくために、あると有利な資格や条件を挙げてみます。
HSK
中国政府公認の中国語のレベル認定試験、漢語水平考試略。これを持っていると、中国語力をアピールできます。HSKは1級から6級まであり、6級が最も難易度が高いのですが、履歴書上で武器になるのは4~5級からではないかと思います。
ただ、それ以下でも中国語の習得に熱意があることはアピールできるので、機会があればHSKを受験すると良いでしょう。
TOEIC
上海で仕事をする上で最も有効な言語はもちろん中国語ですが、英語ができる中国人はかなり多く、社内でのコミュニケーションは英語でもOK、という場合があります。英語力をアピールするために分かりやすいのはTOEICのスコアです。
英語ができれば日系企業だけではなく、欧米系の企業の求人案件も検討対象にすることができます。中国語だけでなく、ぜひ英語の勉強にも力を入れてください。
海外での生活経験
日系企業の採用担当者から見ると、採用するにあたり候補者が中国の生活、仕事環境になじめるかどうか、という点は気になります。
海外留学経験や勤務経験等がある場合は履歴書、職務経歴書に書いてアピールしましょう。
自分の強みを把握する
資格も大事ですが、自分の強みは何なのかをあらためて確認してみましょう。大学時代に勉強したことやこれまでの職務経歴を振り返り、自分にしかできないこと、自分の得意なことは何なのかを知っておくことは、就職活動を進める上でとても大切です。専門の知識・スキルはどこで就職する際にも歓迎されます。
うまく見つけられない方は、以下のようなサイトを使ってみるのもおすすめです。思わぬ強みが見つかることもあり、自分で考えているよりも可能性が広がりますよ。
まとめ~プロに任せれば安心
海外就職は、日本国内での就職以上に時間や手間がかかります。それぞれの国によって特徴や習慣が違うため、初めてなら特に、プロに任せた方が安心です。
単純に求人案件の紹介をしてもらえるだけでなく、将来のキャリア設計や履歴書の書き方、面接対策なども相談できるというのは、とても心強いですね。
人材紹介会社を上手に使って、エネルギーあふれる上海での就職をぜひ成功させてください!
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