私は小切手に馴染みがないので、シンガポール歴7年でも小切手を渡されるといまだにドキドキします。
シンガポールでは給料を小切手でくれたり、何かの返金をする場合は小切手だったりします。今回は小切手をはじめて受け取った方向けにシンガポールでの小切手の使い方をご紹介します。
小切手を受け取ったら
まず、宛先に自分の名前と金額が記載してあるか確認しましょう。名前間違いや金額間違いがあると現金を受け取ることができなくなってしまいます。
問題なければ裏側に、自分の口座番号と名前と電話番号を書きます。
その後、自分の口座のある銀行に行き、現金を受け取ることになります。もちろん銀行の窓口に並んで現金受け取りもできますが、大抵順番待ちに並ばないといけません。
そんな時はCheque Boxを活用しましょう。
Cheque Boxを活用すると並ばなくても良い
現金を受け取る時に並ばなくていい方法としては、Cheque Boxというのがあるので、そこに投函します。またATMにもCheque Depositというのがあります。
機械に小切手を入れて、金額や自分の口座を手入力します。最後に控えが出てくるので大切に保管しましょう。小切手を入れましたという証拠にはなります。
小切手が自分の口座に入金されるのは、小切手をいつ投函したかによって変わります。
入金日の目安
- 月~木曜日の15:30までに投函すると翌日14時以降に入金
- 木曜日の15:30以降から金曜日15:30までに投函すると翌週の月曜日14時以降に入金
- 金曜日の15:30以降に投函すると翌週の火曜日14時以降に入金
いつ小切手を投函したのか忘れてしまい、入金がされていない!と焦らないようにしてくださいね。
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小切手を持っていない(発行できない)時に、小切手で支払わなければならない場合
私が遭遇したケースとしては、家の賃貸をするときの最初の支払いや、保険を買ったとき、学費を払うときに小切手のみでの支払いをしなければならないということです。
銀行でCURRENT ACCOUNT(当座預金)を開設すると小切手の冊子がもらえます。そうすると小切手をその場で発行できます。私はCITI BANKで普通口座を開設したら小切手の冊子をいただけました。
もし当座預金がなくて、小切手で支払わなければならない場合は、銀行の窓口に行きます。bank draftをリクエストすると、小切手を作ってくれます。
手数料がかかりますが、少額です。自分のお金なのに手数料がかかるのはなんだかなぁと思ってしまいますが。
小切手で支払いする場合
日付、受取人の名前、金額、サインを記入します。
小切手の左上に二重線を引いてください。Crossed cheque(線引き小切手)と言って、線が引いてある場合は記載されている受取人にしか引き落としされないようになります。もし線がなかったら、誰でも受け取り可能になってしまいます。
仮に小切手を落としてしまって、誰かに拾われた場合に拾った人が窓口で現金受け取りが出来てしまうということですね。怖いです。
私は、金額をアルファベットで書くのが苦手です。ちなみに記入ミスは金額以外のところは訂正サインをすれば問題ないです。金額の記入ミスは訂正できないそうです。
私の失敗例
小切手を投函してから、数日待っても入金されませんでした。おかしいと思って、銀行に問い合わせました。
銀行の人に「クレジットカードのほうに入金されています」と言われてチェックしてみたら……小切手の裏の自分の口座番号を書くべきところに、私はなんとその銀行発行のクレジットカード番号を書いてしまっていたのでした。恥ずかしいです。
まとめ
日本ではなかなか見ない小切手ですが、シンガポールでは頻繁に使われます。小切手を初めてもらったときは、戸惑いますよね。
くれぐれも小切手の裏側に違う口座番号を書いたりしないように、ご注意下さいね。