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海外生活に適応するには?渡航前に知っておきたい4つの心の準備

海辺に立つ女性

これから始まる海外生活。期待に胸をふくらませながら、出発の日を指折り数えて待っている人もいることでしょう。

しかし、いざ海外暮らしを始めてみると、楽しいことばかりではありません。住み慣れた日本とは異なる環境で生活するのは、想像以上に大変です。

ここでは、私の海外生活体験を通して、これから海外へ飛び出そうとお考えの方へ心の準備に関するアドバイスを送りたいと思います。荷造りや各種手続きも重要ですが、気持ちを整えておくことも大切です。

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目次

海外では日本ではあり得ないことも受け入れる

女の子

海外生活では日本にいると考えられないことが起こります。バスで隣に座った見ず知らずの人に話しかけられたリ、スーパーのレジで店員さんが自分の買う物について一つ一つコメントをくれたり……。

今までに私が滞在した国の驚いたことを紹介したいと思います。

ニュージーランド

・閉店時間より前にお店が閉まってしまうことがある。また、営業時間中でOpenのサインが出ているにもかかわらず閉まっていた。
・本屋で立ち読みならぬ座り読み、寝そべり読みしている人がいた。
・ギプスと三角巾で腕を固定している運転手がバスを運転していた。

オーストラリア

・電車に自転車やペットを乗せている人がいた。
・バスの運転手がお菓子を食べたりラジオで流れている曲を熱唱したりしていた。

カナダ

・靴下や服が破れていても全く気にしていない。
・バスの運転手が自分の食事を買うためにバス停ではないところでバスを止めた(その間乗客は文句を言うこともなく待つ)。
・ショッピングしていると「服を買うお金があるなら私にその服代ちょうだいよ」と見ず知らずの人に言われた。

 

どうですか?びっくりしますよね!例を挙げ出したらキリがありません。

海外のすべての国がこんな風だとは言い切れません。しかし、日本では見たことのない光景、体験したことのない出来事にきっと出会います

戸惑うことはありますが「日本とは違うな~」ぐらいの気持ちで、スルーできることはスルーしてください。海外に住むということは毎日が冒険、新しいことの発見なんです。

海外ではおしゃれにこだわりすぎない

服装

海外にももちろん、おしゃれな洋服はあります。そして、おしゃれな人ももちろんいます。しかし、日本に比べておしゃれの種類が圧倒的に少ないです。また、おしゃれの感覚も同じではありません。

カナダにいたころ、大好きなブランドの服を毎日着ている友達がいたのですが、カナダにはそのブランドがなく似たようなショップもないので、服が新調できないと言っていました。だからと言って日本から送ってもらうのは送料もかかるし、スーツケースの重量にも限りがあるし……。

特にカナダの冬は氷点下が続く場所もあるので、おしゃれより防寒を重視しないと大変なことになります。

海外では見た目を気にしない人が多い

私が住んだことのあるニュージーランド、オーストラリア、カナダでは、良くも悪くも人の外見を気にかけている人は多くありません。特に、誰が何を着ていようとあまり関係ありません。寒い日に薄着でいると防寒着の心配はしてくれますが、コーディネートや柄などにはさほど関心がないです。

オーストラリアでは、スーツ姿なのに足元がビーチサンダルだったり、アウトドア用の使い込んだリュックサックを背負っていたりする人を見たことがあります。また、ニュージーランドでは一時期、下着スケスケの服が若い女の子の間で流行(と思うのですが)していました。

日本では考えられないファッションセンスですよね。

おしゃれは大事ですが、海外では思い通りに楽しめないこともあるので、期間限定でこだわりを捨ててみましょう!案外気持ちも楽になりますよ。

海外では日本と同じサービスを期待しない

カフェ

よくある話ですが、私も海外で生活してみて改めて日本のサービスの良さを実感しました。郵便物は速く正確に届くし、カスタマーサービスも丁寧、交通機関もほぼ時刻通りの運行ですよね。

ニュージーランド、オーストラリア、カナダでは公共交通機関が遅れることがよくあるのですが、遅延証明書などは見たことがなく、遅れたことへの謝罪なども特にありません。

最初は、この交通機関の遅れはもちろん、予定の日までに郵便物が届かないことや、ショップの店員に接客する気がないこと(お店に入っても店員同士でおしゃべりしていたりスマホを見ていたりして、いらっしゃいませに相当する「Hello」もないときがあります) にカリカリしていました。

丁寧すぎるサービスよりもストレスのない働き方を重視

しかし、海外生活3カ国目で、日本のサービスが良すぎるということに気づきました。それに慣れてしまっていたため、海外のサービス=良くないと勘違いしていました。

日本のようなきめ細やかなサービスがない代わりに、労働者側はよりリラックスしてストレスの少ない環境で働くことができます。日曜日はお店が閉まったり早めの閉店になったりするので、家でゆっくりする時間や家族、友達と過ごす時間も確保できます。

どちらが良いとか悪いとかではなく、海外に行くのであれば日本と同じサービスは期待せず、のんびりした気持ちでいてほしいです。外に出てみることで日本を客観的に見ることができます。

海外では羞恥心を捨てる

海外で生活していると、疑問がたくさん出てくると思います。英語でわからない単語が多くてコミュニケーションに困ることもあります。

私は最初、わからないことをなかなか聞き返すことができずにいました。しかし、それでは話についていけなくなったり、みんなが笑っている面白い話を聞き逃してしまったりしてしまいます。

わからなければ聞いてみる

単語の意味や話の内容がわからないとき、今は思い切って「〇〇ってどういう意味?」「それはどういうこと?」と聞き返すことにしています。日本では「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざもありますよね。

その結果、あからさまに嫌な顔をする人、ため息をつく人、わからないならいいと話をやめる人もいます。しかし、たいていの場合はみんな優しく説明してくれます。もっと優しい人は、話しながら「この単語の意味わかる?」とか「今の話わかった?」と確認しながら話を進めてくれるようになります。

外国人なのだから知らないことは当たり前

質問したり、わからないことをみんなに知られたりするのは恥ずかしいです。「こんなこともわからないの?」なんて言われた日には自信喪失……。

しかし、私たちは外国人。ネイティブではありません。「日本にはなかったの」「英語を勉強中だから教えて」など、新しいことを知りたい!というスタンスを取っていれば、ほとんどの人は見下したりしません。

せっかく外国にいるのだから、恥ずかしいと思わずどんどん質問して新しいことを吸収しましょう!

まとめ~何事もポジティブに考えるとうまくいく

私も海外へ出て最初のうちは、戸惑うことや落ち込むことが多かったです。ただ、3カ国で生活しているうちに、ここで挙げた4つのポイントを意識するようになりました。それからは気持ちが楽になり、海外生活を楽しめるようになりました。

まだまだうまくいかないこともありますが、これから海外生活しようという方の参考になれば幸いです。せっかくの機会なのでポジティブにいきましょう!

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この記事を書いた人

現在カナダ在住で現地の田舎にあるリゾートで住み込みの仕事をしています。
大自然とカナダ人に囲まれて日本とは全く違う日常を生活中。
カナダ以外にもニュージーランド、オーストラリアでの居住歴あり。

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