英語を学びたい!海外に住んでみたい!憧れの国を旅したい!そんな思いを持って海外への渡航を考えている人はたくさんいることでしょう。
しかし、海外では日本では考えられないトラブルが起こります。最近では、日本人が海外で事件・事故に巻き込まれるニュースを聞くことも少なくありません。
せっかくの海外滞在を充実した安全なものにするためにはどうすればいいのか、海外へ行く前に知っておいてほしいトラブル事例と解決方法をお伝えします。
海外でのトラブル1:盗難・紛失
海外へ行った際に最も日本人が巻き込まれやすいのは盗難・紛失でしょう。
日本は世界的に見てもとても治安が良い国であるため、海外でも日本と同じ感覚で携帯電話やカバンをどこにでも置いて立ち去ってしまうと、気づいた時にはなくなっていることがよくあります。
また、注意していてもスリに遭ってしまう場合もあるので、貴重品はきちんと肌身離さず身に付けていることが大切です。
盗難・紛失の事例
友達とランチをしていたところ、隣のテーブルが騒がしいのでそちらに目を向けているうちにバッグが盗まれた。探しているとバッグは見つかったが、現金と携帯電話が抜かれていてバッグだけが近くのゴミ箱の上に放置されていた。
帰宅するため歩いていたら、ポケットに入っているはずの携帯電話がなくなっていた。電車に乗っている間に盗まれてしまったらしい。
夜に友達とバーに行き、友達がいたのでバッグを置いてトイレに行ったところ、その友達が少し目を離した隙にバッグから財布が抜かれていた。クレジットカードも入っていたので、その後の対応が大変だった。
友達に誘われてナイトクラブへ行った。身分証明書が必要だったため、心配だったがパスポートを持っていった。 お酒も入り楽しい夜だったが、帰りにパスポートがなくなっているのに気づいた。
盗難・紛失トラブルの解決方法
できればトラブルに巻き込まれないようにしたいですが、残念ながら盗難や紛失に遭ってしまった場合の解決方法をご紹介します。
- 現地の警察に被害事実を届け出ましょう。被害届の受理書をもらい、パスポートの再発給申請や保険金請求の際に提示してください。
- 海外旅行保険に加入しているなら、まず保険会社に問い合わせてみてください。日本の保険は盗難に対しても補償が有効なものがあります。
- パスポートをなくしてしまった場合には、領事館に行ってパスポートを作り直してください。 紛失した時のために、顔写真が入っているページを見開きでコピーしておくといいでしょう。
- クレジットカードが盗まれた場合には、カード会社にすぐに連絡を入れて全てをストップします。紛失後すぐにカードをストップすれば、被害に遭う確率は低くなります。
海外でのトラブル2:薬物
多くの国で薬物は禁止されていますが、日本と比較すると覚醒剤や麻薬などを使用している人も多く、街中で匂いがしたり、取り引きされていたりすることもあります。そのため、「タバコを吸わないか?」というような軽い感じで薬物を勧められる場合もあります。
一度だけと軽い気持ちで手を出したり、麻薬の売買に関与したりして人生を台無しにしないよう、海外で薬物には絶対に関わらないようにしましょう。
またクラブなどでは、女性に薬物を混入したドリンクを飲ませて性犯罪に及ぶというトラブルも発生しているので、十分な注意が必要です。おごってくれるからといって中身が分からない飲み物は飲まないようにしましょう。
海外でトラブルに遭わないために心がけたい行動
海外では第一に、普段自分が自然に取っている行動を疑ってください。日本の常識は海外の非常識だということを念頭に入れておかないと、被害に遭っても「それはあなたが悪い!」ということになります。
それを避けるためにできることは、下記の通りです。
- 人通りの少ない夜道で一人歩きをしない
- 電車の中やナイトクラブなど人がたくさん集まる場所では細心の注意を払う
- 派手な服や高価なモノを身に着けない
- 大金は持ち歩かない
- 興味本位で軽率な行動をしない
- 人を簡単に信用しない
まとめ~海外にいるという意識を忘れずに
海外生活を始める前には、渡航先の治安情報や犯罪の傾向などについてしっかりと調べるようにしましょう。また、現地の法律や習慣を知っておくことで、多くのトラブルは未然に防ぐことができます。
トラブル対策として最も大事なことは「海外で生活をしているんだ」という意識を常に持つことです。
それでもトラブルに遭ってしまった場合は、解決方法をしっかり調べ、周りに助けてもらいながら被害を最小限にすることを心がけてください。
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