チェンマイの最も有名な観光地、ドイステープ寺院。そのお寺からもっと山を登った先に、少数民族のモン族が住む村、ドイプイ村があります。
標高1600mのその村へ行く方法は、自分で車やバイクを運転して行く、ツアーで行く、ソンテウをチャーターして行く、乗り合いのソンテウで行く、という4つの方法があります。
今回、私は乗り合いのソンテウで行ってきましたのでご紹介します。
ドイプイ村へ行くソンテウ乗り場
ドイプイ村に行く乗り合いソンテウ乗り場は、チェンマイ大学正門前とチェンマイ動物園前にあります。今回はチェンマイ動物園前のソンテウ乗り場を利用しました。
市街地からチェンマイ動物園までは、ソンテウで20〜50THB(1THB=約3円)で行けます。
- 名称:チェンマイ動物園
- 住所:100 Huaykaew Rd, Chiang Mai, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 タイ
ソンテウ乗り場には赤いソンテウがズラリと並んでいます。
赤いソンテウは普通市街地を走る乗り合いソンテウですが、ここに停まっているソンテウはドイステープ方面(ドイステープ寺院、ブーピンパレス、ドイプイ村)の観光専門のソンテウです。
ソンテウ乗り場に着くと、プラカードを提げたおじさんたちから「ワットドイステープ?ドイプイ?」と声をかけられます。
ドイプイ村に行く場合「ドイプイ」と伝えると、ベンチで待つよう言われます。乗り合いのため、お客さんが10人ほど集まるまで待ちます。
私は土曜日の9時過ぎに行ったのですが、20分ほど待ちました。
人数が集まると出発です。出発前に運賃180THBを支払います。
ソンテウに乗るときの注意事項
急カーブが続く山道を登っていくので、車酔いをしやすい方は要注意です。
また、ソンテウの座席は2列でお客さん同士向き合って座ります。出入り口にドアはありません。
運転手さんによっては山道のカーブを曲がる際に激しく揺れますので、特に出入り口付近の方は手すりにつかまっていないと振り落とされそうになります。
車酔いや後部座席がどうしても心配という方は助手席に座ることも可能です。先着順なのでソンテウを案内される際に運転手さんに聞いてみてください。
モン族のいるドイプイ村
- 名称:Hmong Village
- 住所:Su Thep, ムアンチエンマイ チエンマイ 50200 タイ
チェンマイ動物園から40分ほどかけてドイプイ村に着きます。実際にモン族が住んでいますが、観光地化されている村です。
駐車場に降ろされて運転手さんに「1時間後出発ね!」と言われます。駐車している場所と運転手さんの顔、集合時間をしっかり覚えておきましょう。
駐車場からドイプイ村の入り口まで少し離れていますが、坂を登っていけばおみやげ屋さんがズラリと並ぶ通りに着きます。
チェンマイ市街地と同じおみやげも売っていますが、モン族の民芸品が多く売っていました。値段は市街地とさほど変わりませんでした。
ドイプイの山はコーヒーやお茶が名産ですので、おみやげにおすすめです。
おみやげ屋さんをぐんぐん奥に進むときれいなお花が咲く庭園があります。入場料は10THB。
入口を入ってすぐのところにモン族の貸し衣裳があります。たくさんの観光客がモン族の衣装を着て、庭園の中で写真を撮っていました。
庭園の中には、本当のモン族の子どもたちもいます。斜面に綺麗に作られた庭園は、どこも素敵で絵になります。
おじさんが手作りで作ったと思われるボーガンのようなおもちゃもありました。果物を的にして10THBで遊べます。
集合時間に遅れないようにソンテウに戻り、元のソンテウ乗り場に戻るのかと思ったら、次はブーピンパレスに1時間止まるとのこと。
知らずに乗ったのですが、このチェンマイ動物園からドイプイ村へ行くソンテウは、チェンマイ動物園→ドイプイ村→ブーピンパレス→ドイステープ寺院→チェンマイ動物園と停車するコースでした。
しかもそれぞれ1時間ずつ観光する時間があります。
ブーピンパレス(BHUBING PALACE)
- 名称:Bhuping Palace
- 住所:The Bhubing Palace Doi Buak Ha, Tambon Suthep, Muang District, Chiang Mai Province
- 電話:+66 53 223 065
- HP:http://www.bhubingpalace.org
次に訪れたのは王室の避暑地であり、迎賓館でもある宮殿、ブーピンパレスです。王族が使用していない時だけお庭が見学できます。
入場料は50THBです。
道はきれいに舗装され、色とりどりの花がきれいに咲いています。宮殿の前でも写真が撮れます。
ドイステープ寺院(ワットプラタートドイステープ)
- 名称:ワット プラ・タート・ドイ・ステープ・ラチャ・ウェラウィハーン
- 住所:Wat Phra That Doi Suthep Road Srivijaya Suthep Mueang Chiang Mai District Chiang Mai, Tambon Su Thep, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 タイ
最後はチェンマイに観光に来たら必ずみんな行くと言われている観光スポット、ドイステープ寺院です。ドイステープ寺院はいつも観光客で賑わっています。
乗ってきたソンテウを見失わないように気をつけましょう。
ドイステープ寺院といえば、大階段。この大階段は306段あるそうです。この階段を登るのは辛いという方は、ケーブルカーでも登れます(20THB)。
階段の途中には可愛らしいモン族の女の子が数人立っています。一緒に写真を撮ったらチップを渡すシステムになっています。
大階段を登り拝観料30THBを支払い、中に入ります。奥の方は土足厳禁です。中に入ると金色の仏塔が中央にそびえています。いろいろなところが金色で眩しいです。
タイの人たちはお祈り用のタンブンセット(お花とお線香)を購入し、願い事を心の中で唱えながら仏塔の周りを3回まわってお祈りします。
おみくじのようなものもありましたが(写真の赤い筒)、タイ語のためよくわかりませんでした。
奥には、チェンマイ一帯を見渡せる展望台もあります。最後はチェンマイ動物園で降ろしてもらいコース終了です。
運転手さんによっては、追加料金を支払えばそのまま希望する場所まで乗せて行ってくれます。
もしチェンマイ動物園で降りることになってもソンテウはたくさん走っているので、帰りも困ることはありません。
ドイプイ村へ行く際の注意事項
以前、ドイプイ村に行こうとした時、チェンマイ動物園前のソンテウ乗り場でしばらくドイプイ村へ行く人を待ったのですが集まらず、ドイステープ寺院までしか乗せてもらえないことがありました。
チェンマイ動物園前からドイプイまでのコースが運行されるならいいのですが、運行されなかった場合はソンテウをチャーターすることをおすすめします。
ドイステープ寺院からもブーピンパレスやドイプイ村へ行くソンテウはあるものの人数が集まるまで、また待たなくてはいけません。
チャーターは同じソンテウ乗り場で交渉できますし、初めからチャーターで行くつもりなら、ホテルや家の近くを走るソンテウを捕まえても大丈夫です。
(ごめんなさい、具体的な値段はわかりませんが、チャーターはソンテウ1台に対しての値段になるので、一緒に行く人数が多ければ負担は少なくなります。)
まとめ
今回私が利用した乗り合いソンテウでのドイプイ村観光は、とっても安く一度に観光名所を巡れるお得なコースですが、人が集まるかどうかということが心配な点だと思います。
エアコンのついた車で快適に確実に全てを回りたいという方は、事前に旅行会社などでツアーに申し込んで行くのが一番です。
でも本当に個人的な意見ですが、せっかくチェンマイに来たのであればチェンマイ名物の赤いソンテウで観光してほしいなと思ってこの記事を書いてみました。
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