言わずと知れた美食の国、フランス。フランス料理はユネスコの無形文化遺産にも登録されている程です。でもフランスで美味しいのはフランス料理だけじゃないんです。
たくさんの国から訪れる移民の影響もあり、フランスでは美味しい異国料理がたくさんあります。
フランスに来てから、日本では知らなかったたくさんの料理に巡り合うことができました。この記事では、私が個人的におすすめする、フランスの異国料理をご紹介します。
フランス人も大好きなクスクス
フランスですっかり定着した異国料理のひとつ、クスクスが食べられるレストランはフランスの至るところにあります。
じっくり煮込まれた野菜とお肉のスープを小麦から作られたスムルという細かい粒のシリアルにかけて食べます。
スープももちろん美味しいのですが、私は特にスムルの香りと食感が大好きです。
野菜のエキスとスパイスたっぷりのスープが、粒々の食感のスムルによく絡んで、飽きない美味しさです。
スパイスといっても、全然辛くはないので子供受けもいい味だと思います。また、辛いのがお好きな方はハリッサ(唐辛子ペースト)を添えて食べるのがおすすめです。
野菜だけのクスクスもありますし、メルゲーズ(ソーセージ)やタフタ(ミートボール)などのお肉入りのクスクスを選択することができます。
いろんなものを試したいときは、たくさんの具材が一度に味わえるクスクスロワイヤルがおすすめです。
クスクスが食べられるレストランでは、たいていデザートに中東のお菓子も提供されています。
はちみつやアーモンド、ナツメなどを使った甘いお菓子は、ミントティーにとってもよく合います。
ちなみに、ボリュームたっぷりなのに値段はお手頃のところが多いです。先日行ったレストランではお昼のメニューがデザートも込みで10ユーロ以内でした。
お腹をすかせて行かれることをおすすめします。
ストリードフードの定番、ケバブ
ケバブはフランスではおなじみのストリートフードです。4、5ユーロ程度でお腹いっぱい食べることができます。
街のあらゆるところにケバブ屋さんがあるので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
私はケバブが大好きで、最近はもっぱら、近所の美味しいケバブ屋さんをインターネットで探しています。
もともとはトルコの料理で、じっくり焼かれた大きなお肉の塊をそぐようにしてスライスしたものです。これをパンに野菜などと一緒に挟んで食べます。
たっぷりお肉が入っていますが、薄切りなのでとても食べやすいです。
ソースはマヨネーズやソース・ブランシュをはじめ、サムライソース、アルジェリアンソースなどたくさんの中から選べるところが多いです。
ちなみに私のお気に入りはソース・ブランシュです。ソース・ブランシュ(英語で言うホワイトソース)は、チーズ、マヨネーズ、ヨーグルトをベースとして作ることが多いようですが、ソース自体の味は割とあっさりしていて具材の味を引きたててくれます。
野菜もたっぷり レバノン料理
レバノン料理のレストランもフランスでたくさんあります。レバノン国旗の杉のマークを目印に探してみてください。
レバノン料理はフランスで初めて食べたのですが、野菜や豆をふんだんに使ったヘルシーでボリューミーな料理です。
ひよこ豆をペースト状にしたフムスは、野菜料理なのにとっても濃厚で食べ応えがあります。ピタパンにつけて食べます。
初めて食べたときは不思議な味だと思ったのですが、食べれば食べるほど、はまる味です。
また、ひよこ豆をつぶして揚げたファラフェルもカリッとした食感と中の甘みのある味がとても美味しいです。
シナモンなどのスパイスやハーブがよいアクセントになっていて、食欲がそそられます。
小皿にたくさんの種類の料理が盛られてサーブされるところも多いので、いろんな料理を楽しめます。
チーズとヨーグルトが美味しい ギリシャ料理
フランスでギリシャ風サンドイッチを食べてから、ギリシャ料理が大好きになりました。
あまりギリシャ料理がどんなものか以前はイメージできなかったのですが、ヨーグルト、チーズ、トマト、オリーブオイル、とみんなが好きなものをふんだんに使った万人受けする料理ではないかと思います。
例えば、ムサカは、トマトやナスなどの野菜とミートソースとベシャメルソースを層にしてオーブンで焼いたものです。野菜とお肉の味がジューシーさが出ていてとっても美味しいです。
また、よく見かける定番料理のひとつがザジキというヨーグルトをベースにしてキュウリやニンニクなどを加えたペーストです。
意外な組み合わせかもしれませんが、とってもよく合います。
さっぱりしているのにパンチのある味です。ギリシャのヨーグルトは濃厚でちょうどいい酸味があり料理によく合いますし、ギリシャの羊のミルクから作られるフェタチーズも食べやすくて美味しいです。
本格派ハンバーガー
異国料理と言えるのかわかりませんが、最近の流行なのか、本格派のハンバーガー屋さんを多くみかけます。
シンプルな料理ゆえに、それぞれのお店にこだわりがあってとても手の込んだハンバーガーが多いです。
私の家の近所のハンバーガー屋さんは、お肉も新鮮なものを使用しているのでレアで注文することも可能です。
そこのハンバーガーは手が込んでいるのでそれぞれの具材だけでも美味しいのですが、ハンバーガーで食べたときのハーモニーまでも計算されている感じがしました。
フランスのハンバーガー、ぜひ機会があればお試しください。値段はファストフードのハンバーガーより高くつきますが、手軽に美味しいものを家で食べたいときにいいですね。
たっぷりのチーズがうれしい フランスピザ
本来、ピザはイタリア料理ですが、フランスのピザもとっても美味しいです。というのも、チーズが美味しいからです。
フランスでは薄めで、カリッと焼かれた生地にたっぷりのチーズがかかったピザが多い気がします。
場所によりますが、10ユーロ程度で、1~2人で食べられるサイズのピザが買えるくらいだと思います。
日本にあるようなピザのチェーン店もあるのですが、個人のピザ屋さんのピザがそれ以上に美味しいように感じます。近所にお気に入りのピザ屋さんが一件あれば便利ですね。
まとめ
美味しいものがあれば、フランスでの生活がより一層楽しくなりそうですね。
ここに挙げた料理はフランスで食べられる料理の一部に過ぎないので、どんどん新しい料理を試してみてくださいね。
ところで、どれも美味しいですが量もたっぷりなので、体型を維持されたい方はくれぐれもご注意を・・・!
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