海外旅行先として人気のタイは、多くの外資系企業や日系企業が拠点を置く国でもあります。インフラも整備され、続々と企業が進出することで現在も発展し続けています。
タイでは仕事も比較的見つかりやすく、職場環境も快適です。でも、実際に就職して暮らすとなると、プラス面とともにどんなマイナス面があるのかも知っておきたいところ。
タイの日系企業に現地採用社員として勤める私から、タイで働くメリットとデメリットをご紹介します。
※1バーツ=約3.3円
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タイで働くメリット1. 仕事のしやすい職場環境
温厚な性格のタイ人
微笑みの国と呼ばれているタイ。その名の通り、タイの人々はとても温厚な性格で、笑顔を絶やしません。
タイの人々は怒りの感情を表に出すことを嫌います。そのため、タイでは人前で誰かを怒るという行為をしません。
仕事のやり方やタイ語でわからないことがあれば、どんなことでもタイ人は親切に教えてくれます。
運転手付き社用車がある
外出の際は運転手付きの社用車を使用します。タイは道路事情がよくないため、大手日系企業では会社が運転手付きの車を手配してくれるのが一般的です。
ただし、運転手とのコミュニケーションはタイ語となるため、簡単なタイ語を覚えておく必要があります。
タイで働くメリット2. 英語が苦手でも大丈夫
日本人が話す英語は「カタカナ英語」と言われることがあります。日本人はRの発音が苦手なため、たとえばRoadを「ロード」と、抑揚なくカタカナと同様の発音をしてしまいがちです。
一方、タイの人々も言葉の語尾を上げるくせがあります。英語でもそのくせが出るため、タイでは「タイグリッシュ」と呼ばれています。タイグリッシュは会話のスピードも速くないため、発音のアクセントにさえ慣れてしまえばとても聞き取りやすい英語です。
また、大手日系企業で働いているタイ人であれば、日本人が使うカタカナ英語にも慣れています。ネイティブのように流暢に英語が話せない人でもタイでは問題なく働くことができます。
タイで働くメリット3. 週末はゴルフ三昧
タイ国内には多くのゴルフ場が点在し、「ゴルフ天国」とも呼ばれているのをご存知ですか。
タイはゴルフのプレー料金が安いことでも有名で、休日は多くの人たちがゴルフを楽しんでいます。日本では10,000円以上かかるプレー料金が、タイでは1,000~2,500バーツ(約3,300~8,250円)程度で楽しめます。
日本と違うのは、プレー料金にキャディー料金が含まれていること。タイのゴルフ場では必ずプレーヤー1人につき1人キャディーがつきます。クラブを持ってきてくれたり、残りヤードを教えてくれたりと、日本では味わえない楽しみの1つです。
タイで働くデメリット1. 家賃が高い
日本よりも物価が安いタイ。食べ物の価格は安いのですが、バンコク市内の家賃は現地採用社員の給料水準に対して高めの設定です。
もちろん、立地や設備(シャワーや洗濯機などの基本的なもの)などは何も気にしなくていいということであれば、家賃の安い物件もあります。
一般に、家賃は給料の3分の1以内が目安と言われていますが、駅周辺のコンドミニアムの家賃相場は月々20,000バーツ(約66,000円、現地採用社員の給料の約半月分)以上となります。
安い物件は他の費用がかかる
現地採用で1人暮らしの場合、1ヶ月の家賃相場は10,000~12,000バーツ(約33,000~39,600円)程度です。
ただし、この金額だと駅前から少し離れた場所で暮らすことになります。駅から離れるとバイクタクシーやタクシーなどで帰宅することになるので、出費もややかさみます。
タイで働くデメリット2. 日本の常識は通用しない
「郷に入っては郷に従う」と昔から言われたものですが、海外生活では言語や食べ物、宗教・生活習慣などが異なるため、当然、日本での生活とは異なります。
タイで生活する中で、なぜタイの人たちがこの作法や習慣を理解できないのか?という疑問はいくつかあります。
よくある不可解なシチュエーション
レストランでよく起きる出来事を例に挙げたいと思います。
席につき注文をします。料理を3品頼みましたが、2品しかテーブルに届きません。「もう1品頼んだのですが」と店員に伝えると、「オーダーが通っていない」と言われました。
そのため、再度同じものを注文します。料理がテーブルに置かれましたが、注文したのと違うものが運ばれてきました。
このような場合、日本のレストランであれば、レストラン側がまずお客さまにお詫びの言葉を伝えるのが一般的ではないでしょうか。しかしタイのレストランでは、料理を届けるのが遅くても、注文を間違えたとしても、店員は一切謝りません。
文化の違いと割り切る
なぜこうなるのか正確にはわかりませんが、日本とは異なる教育のようです。
慣れるまでに時間はかかりましたが、文化・習慣の相違と理解し気にしないことにしています。
タイで働くデメリット3. 毎日渋滞が多い
世界の中でも渋滞の多い国として有名なタイ。旧正月(ソンクラーン)の時期を除き、バンコク市内で渋滞が発生しない日はありません。特に渋滞の多い時間帯は午後5時以降です。
そして、雨が降るとさらに渋滞は悪化します。毎週金曜日の夕方や給料日(毎月25日)は交通量が増えるため、通常よりも2倍以上時間がかかることもあります。
外出先での会議や急ぎの案件がある場合は、時間通りに目的地に着けるか毎回ハラハラしています。
公共交通機関の利用が無難
また、タイは交通事故発生件数が世界トップクラスでもあります。現地での運転マナーは決してよくありません。2車線の道路を3車線で走り、走行速度も速い傾向にあります。
事故に巻き込まれないためにも、バンコク市内へ出かける場合はBTSやMRTなど電車を利用して行くことをおすすめします。
まとめ~メリットをいかに楽しむかがポイント
海外で働くということは、日本とは違う文化の中で仕事や生活をするということです。当然、日本の職場環境や生活環境とは異なります。
どんなことにもメリットがあれば必ずデメリットもあります。デメリットだけに注目するのではなく、メリットをいかに楽しむかが海外生活を楽しむポイントだと思います。
私の場合、年間を通して温暖な気候の中、休日は楽しくゴルフができるのでとても満足していますよ!
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