海外移住には苦労がつきもの!プーケットでの長期滞在・移住について感じること

プーケットの子供達 東南アジア

「将来は日本ではなく、どこか他の国でのんびり過ごしたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。私の住むタイ・プーケットにも定年退職や早期退職などを機に日本を離れ、長期滞在をされている方々が増えてきています。

中にはプーケットへの移住を決めて来られている方もいらっしゃるでしょう。そこで、これからどこか海外への移住を計画されている方向けに、プーケットでの生活の中で、私が実際に感じる事を、少しでも参考になればと思いご紹介します。

日本と全く同じ水準の生活はお金がかかる

日本食

プーケットで日本と同じような環境でしかも、安く生活できるかといえば、そうではありません。例えば最も重要といってもいい食事については、日本レベルの和食を求めると割高です。

和食レストラン、日本の調味料や食材、お酒、どれをとってもタイ料理やタイ産のものに比べると2倍から3倍の価格、または、それ以上となることもあります。そして日本で購入するよりも、価格は高くなって店頭に並んでいます。

また、以前に比べてプーケットにも日本食材が増えてきていますが、どこのスーパー、コンビニでも扱っているわけではありませんので、日本のように「ちょっと、納豆買ってきます」ということは難しいのです。

日本語だけでは生活が難しい

会話

もちろん、海外で長期滞在や移住をするということは、日本語ではない言語を使って暮らすということになります。プーケットはバンコクに比べ、在住日本人者数も少ないため、日本人向けのサービスはバンコクほど充実していません。

例えばバンコクには、日本人街、日本村と言われる場所がありますが、プーケットにはありませんし、日本人学校、日本人向けのアパート・コンドミニアムなどもありません。

そのため、ほとんどの場合英語での対応で、日本語は通じませんし、中にはタイ語のみというところもあります

プーケットにも日本人スタッフ常駐の病院、ホテルなどはありますが、24時間対応ではありませんので日本人スタッフ不在の場合には、英語やタイ語などで自分自身で対応する必要があります。

病気や何かトラブルにあった時に、英語やタイ語で説明や交渉することはとても難しく、私自身も急病で夜間に病院に行ったことがあるので、苦しい中、英語やタイ語で症状を説明することの大変さが身に染みています。

診察が終われば、保険などの手続、薬の受け取りや支払いなどもしなければならないのも本当に大変です。

新築は避けるべき?プーケットの住宅事情

コンドミニアム

日本だと新築のマンションや家は、人気がありますね。すべてが新しくて清々しい気持ちで新生活がスタートできます。プーケットでも近年は建設ラッシュでコンドミニアムなどが新しく建てられています。

プーケットでは1ベッドルーム・エアコン・家具付きで敷地内に共用のプールがあるコンドミニアムのお部屋は、大体日本円で1か月5万円程度から借りることができます

しかし、新築の場合、水回りや雨漏り、窓が閉まらない、電気がつかないなどのトラブルがとても多く、私の周りの知人などからも聞いたことがあります。

やっつけ仕事で電気や配管工事をしたという感じでしょうか。

新築で入居したものの、すぐに排水溝が詰まったり、窓が開かなくなったりということがあり、大家さんや管理会社へ連絡、修理の手配をしてもらうも、なかなか来てくれない、ようやく来てくれても部品がない等、修理らしい修理はしてもらえず、また、数日待ってようやく直ったという話を聞いたことがあります。

せっかく新築のコンドミニアムを借りても、トラブルばかりではストレスが溜まる一方です。

これはコンドミニアムだけでなく一軒家の場合も同じで、お部屋や家を借りる場合は新築ではなく、できれば築1年以上で、一通りトラブルが解消されたであろうお部屋を借りたほうがいいのでは?と個人的に感じています。

私は築10年以上の中古のお家を借りていますが、引っ越し当初も特に不具合はなく、最近は老朽化で故障や破損がありますが、あまり気にならない程度です。

広い選択肢をもつこと

選択肢

移住をお考えの方は、事前に下見をしたり、しばらく滞在し、じっくりと検討されてから、決められると思います。初めから「もう、日本には帰らない」ということは考えない方がいいのではないかと思います。

実は私は、当初、プーケットでの生活は1年と決めていました。そのためいつでも、すぐに日本へ戻れるようなスタンスで滞在していました。

既に10年以上住んでいますが、今でも「ずっと、ここにいる」とはあまり考えておらず、漠然とですが何かあれば日本へ帰国、または、プーケット以外、タイ以外の場所で生活するのも、ありかもしれないとも思っています。

一生プーケットに住むと考えてしまうと、もし、何か問題が起こった場合やプーケットにいることが辛くなった時などに逃げ場がなくなり、気持ち的に余裕もなくなっってしまうかもしれません。

また、移住することを決めてプーケットへ来たとしても、定期的に日本へ帰国したり、どこか別の国へ旅をしたりとリフレッシュする機会も大事だと思います。

まとめ

これらは、私の個人的意見ですし、プーケットに滞在して感じたことを少しだけ厳しい目線で書いています。そして受ける印象は個人差や住む国・地域で異なってくるかと思います。

また、上述以外にもプーケットで生活する上で必要なビザ取得・更新、そして交通事情のあまりよくない中での車やバイクの運転、免許証取得・更新、銀行での手続なども必要になるでしょう。

実際に住んでみて「こんなはずじゃなかった」とならないように、長期滞在や移住をお考えの方は、じっくりと検討されることをおすすめします。

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