私はインドネシアに2012年~2016年まで約5年間、メーカーの営業として駐在していました。私は元々海外勤務をすることが目標で、日本で約6年間の勤務の後、ようやく目標が達成できました。
私には妻と二人の子供がおり、海外駐在に伴い家族を帯同していたので妻が働くことができず、私の収入だけで生活をしていました。
今の時代、いくらお金を貯めても安心することができないですね。また、どんなに一生懸命働いたとしても、稼げる額には限界があります。
そこで私は考えました。何か副業をすることはできないか?日本だと副業禁止だったり、時間的制約がありますが、海外勤務での副業の収入は日本の本社にばれることはありません。
また、運転手付の車での移動中や隙間時間にできるので、赴任して2年目から私は2つの副業を始めました。決して、大儲けした訳ではありませんが、お小遣い程度の収入にはなりましたし、家族との帰国費用も副業でまかなっていました。
ここでは私が行っていた副業について紹介します。
インドネシアでヤギの飼育
何故ヤギと思われるかと思いますが、インドネシアではヤギは食肉として広く流通しています。
また、毎年10月にはインドネシアで90%以上の人が属しているイスラム教のイベントで犠牲祭というものがあります。犠牲祭では、神に献上するものとして沢山の生きたウシやヤギが公衆の面前で殺生され、お肉が振舞われています。
インドネシア人の間で子ヤギを飼育して、大人になったヤギを犠牲祭や、食用として販売するビジネスをしている人がおり、私の会社の同僚もやっていたので一緒にやらせてもらいました。
1匹で1万円の利益
約50万を出資して、ヤギの小屋を建て、普段飼育してくれる農家の人に餌代と飼育代を払い、30頭近くを飼っていました。1匹売れると約1万円の利益があったので、売上げを折半すると1匹につき5000円の利益になります。
これが年間で60匹売れるので利益にすると年間30万円、4年間続けていたので120万円になりました。最初の出資金50万を引いて70万円稼ぐことができました。
駐在を終えた今も同僚が続けているので、全ての儲けは同僚にあげることにしても、次回あった時に思いっきり接待してもらおうと思います。
インドネシアの化粧品を転売
インドネシアは美容大国とも言われており、日本で販売していない美容品が沢山あります。私はこれを日本で売れないか考えていました。
インドネシアで仕入れて日本に送ることも考えましたが輸送費が高いこと、クレームがあった時に対応できないこととで諦めました。
1年のうちに私と妻がそれぞれ帰国する期間だけ日本で転売ビジネスを行っていました。私が目をつけたのは「Ellips」という、球状に入ったトリートメントです。これは以前、日本でも販売されていましたが、ドラッグストアで1980円、ネットショップで1500円+送料が相場でした。
通常、商品の流れは、メーカーから問屋に卸され、問屋からスーパーやドラッグストアに販売、個人消費者はスーパーかドラッグストアから購入します。
日本では考えられないことですが、インドネシア人の友人に頼んでみたところ、私のような一般消費者が問屋から直接購入することができました。
帰国する時期になると、スーツケースとダンボールにぎっしり商品を入れて日本に持って帰っていました。
あまりにも同一商品が多いので空港のセキュリティーチェックで何度か質問をされたことがあります。
私は送料込みで1400円程度で販売をしていたので、1つ販売すると約400円の利益がありました。これを1回の帰国で約100ケース、年2回販売していたので年間8万円の利益がありました。これは3年間続けたので24万円です。
もうインドネシアには住んでいないのでこのような副業はできないのですが、自分が目をつけたものが、瞬く間に売れていくのと、リピート購入依頼がくるのは快感でした。
まとめ
インドネシアに限らず、海外では日本ではできないような副業をすることができます。
駐在員の中で副業を行っている人は少ないと思いますが、隙間時間があるならお金を稼いだ方が、家でだらだらしたり、飲んだくれているよりよっぽど有意義です。
他にも、インドネシアでは外国人がマンションや家を持つことは禁止されていますが、信頼できる友人がいれば、友人にマンションを買ってもらったり、土地を購入してもらい、値打ちが上がったら販売する方法もあります。
冒頭にも話をしましたがサラリーマンが一生に稼ぐことができる給料は限られています。どうやって収入を増やすかは皆さんの考え方、取り組み方次第なので是非チェレンジしてみてください。
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