「英語を使って働いてみたい」という思いのある方の中で就職先として注目度が急激にアップしているのは、経済成長を遂げている東南アジアではないでしょうか。
その東南アジアの中でも、世界屈指のメガシティであるインドネシアの首都ジャカルタを就職地に選ぶ人も増えてきました。
ここでは、ジャカルタ現地の人材会社に赴任した筆者の経験から、海外、特にジャカルタでの仕事の探し方や求人事情などをご紹介します。
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記事の目次
ジャカルタでの雇用形態
ジャカルタ(インドネシア)で働く場合には、「駐在員」「現地採用社員」の2パターンがあります。
このいずれを選ぶかで、現地で働き始める時期やどんな待遇になるかが大きく変わってきます。
駐在員
日本本社採用でジャカルタの現地法人に派遣されるパターンです。一般的には日本国内で経験を積んだ後に派遣され、派遣先は会社により決定されます。
給与や待遇は日本で仕事をする場合とほぼ変わらず、現地採用社員よりも良いものになります。例えば給料は、日本でもらえる給料+現地での駐在手当になるので月給50万円以上になることも多いです。
現地採用社員
ジャカルタの現地法人に直接雇用される形です。自分で応募先を選び、現地の会社と直接コンタクトを取って採用されることになります。
給与や待遇は会社によって決定されますが、ジャカルタの場合、例えば業務経験が2〜5年、営業職であれば、一般的には下記のようになります。
- 給与
月20万~25万円(現地通貨ルピア払い)
- 福利厚生
・社有車あり
・家賃手当あり(月3万~5万円)
・海外保険加入あり
企業によっては、赴任時の航空券、年1回の帰国費用を支給する場合もあります。
ジャカルタの求人を探すには転職エージェントを利用
ジャカルタ(海外)で就職・転職をめざすなら、就職・転職エージェントを利用するのが一般的です。
東南アジア各国にはさまざまな就職支援エージェントがあります。ジャカルタでは日系の人材会社が年々増えており、現在は10社以上利用することができます。
また、わざわざ現地に行ってエージェントに登録しなくても、日本で現地求人を扱っているエージェントも数多くあります。求人の業界や内容、必要条件、採用条件はさまざまですが、共通している内容も多いです。
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ジャカルタで働くための就労ビザ取得条件
ジャカルタで働くには就労ビザを取得しなくてはなりません。そのための条件は以下の通りです。
- 大学卒業
- 同職種での業務経験(新卒は法律上ビザが下りない)
- ビジネスレベルの英語またはインドネシア語
ジャカルタでは年々ビザの条件が厳しくなっており、基本的には大卒で業務経験がなければビザの取得が難しい状況です。
また、ほとんどの日系企業では社内コミュニケーションの手段として英語またはインドネシア語が使用されます。業務上いずれかの言語が必要になり、どちらの言語も習得している場合は就職活動でかなり有利になります。
ジャカルタで求人の多い業種や職種
工業化が進むジャカルタではメーカー業界での求人募集が多いですが、最近はサービス業界も活況です。例えばホテル業界、広告業界、飲食業界も増えてきています。
職種としては営業職が圧倒的に多く、その次が経理など専門性のある職種です。
日系メーカー
ジャカルタには約1,500社ほどの日系企業が進出し、その半数以上であるメーカーはジャカルタから車で2時間程度の工業団地に密集しています。自動車部品メーカー、食品メーカー、化学や建材などジャンルは実にさまざまです。
工場を持ち、社員100名以上の規模の企業が数多く存在します。
日系メーカーの主な求人職種
- 営業(日系企業相手に新規・フォロー営業)
- エンジニア(工場にてローカル社員に指導、管理など)
- 工場長(工場にて全体管理、ローカルマネージャー管理など)
- 品質管理(製品の製造工程の管理)
上から順に上記のような職種が多く、そして頻繁に求人されています。日本で工場での経験や業界経験があれば、比較的スムーズに仕事を見つけることができるでしょう。
ホテル・サービスアパートメント
ジャカルタやジャカルタ周辺の工業団地には、日本人向けのホテルやサービスアパートメント(掃除・洗濯など家事サービスが付いたマンション)がますます増えています。
こういった業界では主に、日本人顧客対応・顧客開拓をする営業担当の募集が多いです。ホテルなどで開催する顧客開拓イベントの企画・運営なども発生します。
日本人向けサービス
ジャカルタのサービス業界の中で求人が多いのは、広告業、コンサルティング業、セキュリティ関係、人材業、不動産業などです。こちらの業界においても頻繁に募集される職種は営業です。
経験よりも顧客との関係が重視される
日本では同業界経験者などが優遇されることの多い営業職ですが、ジャカルタでは経験がマストではないという点が少し違います。
それは、 日系企業という限られたネットワーク相手に営業を行う企業が多く、顧客といかに緊密につながることができるかが最重要視されるためです。
また、社内の現地社員と協力し日系企業向けのサービスを作り上げる協働力、それを顧客に納得してもらえる提案力も大切になってきます。
なお、インドネシア語ができる場合はインドネシア市場開拓業務の担当になることもあります。
日本食レストランなど
ジャカルタも他の東南アジア諸国と同様、日系飲食店の進出が激化しています。
頻繁ではありませんが、そんな飲食業界でも求人募集はあります。内容としては、店舗運営業務全般です。店内業務の管理から、調理指導、インドネシア人社員の労務管理まで多岐にわたります。
料理人としてだけではなく、将来的に自分のお店を持ちたい方には店全体の管理などを実地で経験するいい修行の場となりそうです。
エンジニアや品質管理など専門職
営業職が募集されることが多いジャカルタの人材募集状況ですが、エンジニアや工場管理、経理・税務、施工管理、ITエンジニアなど専門性の高い職種の募集も随時あります。
こういった職種の場合も、やはり英語かインドネシア語の日常会話以上もしくはビジネスレベルが求められます。
ジャカルタの税金
ジャカルタで働くなら知っておきたいのが税金のこと。消費税や所得税などインドネシアにも税金は存在します。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ~熱気を感じながら働きたいならジャカルタへ
ジャカルタでは、製造業に加え消費市場も急成長しているため、需要に応えるだけの供給が求められています。人材急募の状況の中、数年の業務経験と日常会話以上の英語やインドネシア語のスキルがあれば非常に採用されやすいです。
人材エージェントは東南アジア各国に展開しているため、例えばタイやベトナム、シンガポールなどでの求職活動を同時並行で進めながら比較することも可能です。
新興国の熱気を肌で感じられるジャカルタ。海外就職希望地のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?
ジャカルタ就職・ジャカルタ転職するには
ジャカルタ就職の状況は絶えず変化しています。効率よく就職・転職活動を進めるには、転職エージェントの利用がおすすめです。
ジャカルタへの就職・転職を進める上で大事なことは「情報収集」と「行動力」です。そのため、転職エージェントを使い気になる求人情報をストックしておくことが大事です。情報収集が進めば、より具体的にジャカルタで働く自分をイメージできるでしょう。
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