インドネシアで旅のコーディネーターとして働くメリット

バリ島 インドネシアでの働き方

最近、昔の会社の同期に会った時、「仕事楽しい?」と聞かれました。ほんの少し考えたけれど、楽しいか、楽しくないかの2択を迫られたら、私の答えは「楽しい!」でした。

そんな質問をした彼女は、会社で責任ある役職を与えられ、給料だって同じ年代の働く女性と比べたらかなりの高収入のはず。それでも彼女は今の仕事が楽しくないのだと言います。

そんな彼女との会話が、どうして私は仕事が楽しいんだ?と考えるきっかけになったのでした。今回はインドネシアで旅のコーディネーターとして働くメリットをご紹介します。

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旅やロングステイをコーディネート

バリ島

私は現在インドネシアはバリ島の、現地法人の旅行会社で仕事をしています。お客さまの旅行予定立案のお手伝い、スケジューリングと各手配など旅行準備から帰国まで、一切をやります

長期滞在希望の方には、レンタルハウス探しやビザの手続き、滞在中のサポートに至るまで、要はバリ島何でも屋といっても過言ではありません。

この仕事を始めて早16年。ぽちっとやれば、チケットもホテルもすぐに手配できてしまう世の中、あえて古臭いやり方にこだわっています。

リピーター率の高いこの島に、何度も来てくれるお客さまが飽きてしまわないよう、変わらないバリ島と新しくなるバリ島と、どうやって見せるか、楽しみながら考えています。

自分の経験を生かす仕事

パスポート

前々職はオーストラリアでインターンシッププログラムのコーディネーターでした。扱う商品(プログラム)は違うものの、「すてきな経験を与える」という意味では今の仕事も同じ

自分自身、海外でさまざまなこと ― 楽しいことも、つらいことも、騙されたことも、犯罪に巻き込まれたことも ー を経験したことが、旅のお世話をする今の仕事で、私の一番の強みかもしれません。

どんな経験でも無駄になることはない!ということで、結果私は、意図せずオーストラリアとインドネシアで、同じうような仕事に携わっています。

コーディネーター業はお客さまの希望をどれだけかなえることができるかですから、無理なリクエストが多いほど、実は燃えます。

海外で働くことのメリット

サーフィン

日本でまともに社会人をしていたのが3年しかないため、比較できるほど材料も持ち合わせていませんが、メリットと感じるのは、海外の方が自分の時間を大切にできることです。

特にバリ島で感じるのは、ここでは宗教行事が何より一番。お寺の行事や冠婚葬祭があれば、仕事は二の次。

多分彼らにとって、仕事はシンプルにお金を得る手段だし、少しでもいい生活を手に入れるための手段であり、それは宗教行事に勝るものではないのです。

昔、新卒で就職活動していたり会社勤めしていた時に、「やりがい」とか小難しく考えていた自分が懐かしい。仕事が何より一番でももちろん構わない。ただ、そうじゃない生き方もあるとしたら、海外のほうが生きやすいはずです。

この仕事のメリット

ビーチ

いろいろな人に会える!

日本にいたら知り合わないような人たちに、たくさん出会えること。

医者、会社の社長、まぐろ漁師、海猿の仕事の人、テレビドラマを作る人、テレビに出ている人、エアラインの地上スタッフ、質屋など……もうとにかく、いろいろな職業の人に会うことができます

いつも、日本で会社員をしていたら知り合わないよなーと思いながら、お話させてもらっています。

自分の知らない世界の話は、何を聞いても面白い!非日常にいるせいでしょう、皆さんよくお話してくれるのです。仕事では厳しい方かもしれない人たちが、開放的になっているのを見るのはうれしくもあります。

いろいろな場所に行ける!

まだまだ日本では知られていない、インドネシアの観光スポットを探すべく、下調べの旅に行くことがあります。また、お客さまのリクエストで、ツアーに同行することもあります。

何度行っても楽しいのは、コモド国立公園を回る船の旅。船に寝泊まりしながらシュノーケリングしたり、ハイキングしたりするのですが、仕事なのか遊びなのか分からないくらいに楽しんでしまいます。

新しいホテルやヴィラ、レストランなどの下見もかなりの頻度で行きます。これも仕事とはいえ、楽しいです。

「ありがとう」を言われることが多い!

旅の終わり、お見送りの時の「ありがとう」、メールでいただく「ありがとう」。こちらこそ、ご利用いただいて「ありがとう」なのに、お客さまから「ありがとう」という言葉をいただくと、旅行を楽しんでくれたと、安心します

また、旅にはトラブルがつきもの。パスポートをなくした、おなかが痛い、携帯が盗まれた、などの対応ももちろん私たちがします。警察に一緒に行くこともあるし、病院に付き添うこともありますが、そんな時にも言われる「ありがとう」。

言葉の通じない国で不安なお客様のお手伝いするのは当たり前ですが、海外だから余計に感謝されるのでしょうか。

「ありがとう」は、一仕事した後の一杯のビールと同じくらいおいしいです。

この仕事に必要な能力

本

インドネシアなので、インドネシア語は話せた方がいいです。英語が話せるなら、それでも仕事はできますが、インドネシア語と英語で接するのとでは、インドネシア人との距離感が違います。

インドネシア語で話すほど距離感が縮まり、距離感が近いほど仕事はやりやすいでしょう。

また、車の免許はあった方がいいです。最悪のケースですが、ドライバーが急にキャンセルしたときに、次のドライバーまでのつなぎで私が運転したこともあります。

ピンチは突然やってきます。冷静な判断能力、柔軟性、情報収集能力などは不可欠。偉そうに書きましたが、これってどんな仕事にも重要なことですよね。でも、一番必要なのは体力かも?

まとめ

これを書いていて気が付きました。私の仕事って、遊びが仕事、仕事が遊び!なのです。だから「楽しい!」。

もちろん事務処理やトラブル対応など遊びではない部分もたくさんあります。でも、この仕事の一番大切な部分は、お客さまを安全に楽しませ、リクエストにどう満足してもらうかを考えること。頭の中が楽しいことでいっぱいになるわけです。

仕事場がオフィスの中だけじゃないのもまた楽しい。でも多分……、こんな仕事滅多にないですね!

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記事を書いた人

インドネシア・バリ島在住。
オーストラリアのシドニーにて日本語教師、インターンシップ派遣会社勤務、自然食品テレホンセールスなど。
インドネシアのバリ島にて日本食レストランマネージャー、旅行会社勤務

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