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「世界幸福度ランキング」第4位!働き方から見るインドネシア5つの特徴

インドネシア人

インドネシアは南国のイメージ通りに、1年を通して温暖で、果物もお米にも困ることのない豊かな自然に恵まれた国です。そんな土地に暮らしてきた人々と、日本で生まれ育った私達とでは当然考え方は違ってくるものです。

私はインドネシアで10年暮らし、インドネシア人と共に働き、プライベートでも交流をあたためてきました。そこで今回は、私から見たインドネシアの人々の働き方、そしてちょっとユニークな仕事やお金に対しての考え方をご紹介いたします。

人生における優先順位は宗教、家族、そして…仕事

インドネシア人

宗教儀式、家族行事が最優先

私たち日本人にとって、人生の優先順位とはなんでしょうか?家庭を持つ年代の人ならば1番に「家庭」をあげる方が多いでしょう。しかし、実際の生活ではどうしても「仕事」が中心になってしまうのが現実です。

しかし、インドネシアの人々にとって人生の優先順位はまず「宗教」です。次に「家族」、そしてようやく「仕事」・「お金」です。宗教観が希薄な私たち日本人には理解しにくい部分ですが、宗教国家といわれるインドネシアでは宗教を中心に人生を考えるのが一般的なのです。

ですから、仕事のために宗教上の儀式や、家族の行事をおろそかにしたりする人は少ないです。
そして、年齢を重ねるほど、そして都市部よりも地方で暮らす方のほうがよりこの傾向が強くなります。

「人生にとって仕事というのは、魚を釣ったり、果物を集めるのと同じ程度のこと」

私達日本人にとっての仕事とは、家庭を守るためや経済的に豊かに暮らすためだけのものと割り切っている人は少ないと感じます。仕事に「生きがい」や「人生の意味」を見出そうと必死になっている。だから、その姿が「日本人は勤勉すぎる」と映るのでしょう。

日本人にとっての「仕事」を、インドネシアの人々の「宗教」に置き換えれば理解しやすいと思います。
「仕事に対して真摯に取り組むことで、経済的にも精神的にも安定し、家族も穏やかに暮らすことができる」というのが日本人です。そして、「神様が決められたルールに従って生きることで、調和が保たれて、家族や周りの仲間達も穏やかに暮らすことができる」というのがインドネシアの人々なのです。

日本人よりも根回し上手なインドネシア人

インドネシア人

多民族国家で生き抜くための強い同族意識

歴史に農耕民族とされる日本人は、調和を大切にし共同作業をして暮らす社会を形成してきました。一方でそれは、人の顔色をうかがう、目立ちすぎないようにするなど「村社会的な悪しき習慣」などを生じることにもなります。

実は、インドネシアではこういった傾向が日本よりもっと顕著です。日本人と同じく農耕民族であったインドネシア人ですが、日本と異なるのは言葉も違う多くの民族が共存してきた歴史があることです。

そのため、村や同族に対する帰属意識が強く、都市部であっても同じ島の出身者同士が集まって暮らすような地区が多くあります。

派閥、根回しがスタンダード

社内などで派閥やグループをつくりたがる傾向は、日本のそれよりもさらに明らかです。また、目立つ人への足の引っ張り合い、陰口なども多いです。

仕事上ではリーダーの指示には従順に従います。自分の意見などを公に言うような人は少ないですが、根回しが得意です。インドネシアで長く暮らしている人は、「インドネシア人は皆が政治家みたいなものだ」と揶揄したりします。

組織の指示系統がいたってシンプル

戦士の彫刻

インドネシアには300年もの間、オランダに統治されてきた歴史があります。オランダ統治時代は有名な「愚民政策」が施され、90%以上を占める労働者階級の人々には教育が施されることはありませんでした

外国人のリーダーが農地や工場ですべてを取り仕切り、現地の人々はその指示に従って黙々と働くことで生活を保障される暮らしをしてきました。 

その名残りを現代の会社組織の中でもはっきりと感じることができます。上に立ち指示を出すのはひとりのリーダー、その下で職務を遂行する労働者といういたってシンプルな組織になっています。

日本のように、係長、課長、部長といった複雑な上下の命令系統はなじめないようです。 

インドネシアの人は副業が当たり前

魚

公務員でも副業

インドネシアの人の大半は、勤めている人でも公務員でも副業をいくつか持っています。

田舎の人ならば、近くの工場に勤めながら農業をやっていたり、週末や休日には漁師であったりココナッツの実を都市に売りにいくような人もいます。

都市部の人ですと、ご主人は勤めながら奥さんと小さな食堂や雑貨店を経営するケースもあります。また、街中であっても牛や鶏などを飼い、食材生産者である人もいます。

最近ではオンライン・バイクタクシーなどの新しい副業が流行っていて、空いた時間に皆、マイペースで副収入を稼ぎます。

副業は人生を自由に生きる鍵

貧富の差が極端なこの国で平均的な暮らしというのは示しにくいのですが、平均月額賃金であれば2018年現在、日本円にして約23,000円〜33,000円です。

このデータだけでインドネシアを見ると、貧しい暮らしのように感じてしまいます。しかし、実際はどこの家庭も賃金とは別に同程度の副収入を得て暮らしています。

この働き方であるからこそインドネシアの人々は、日本のように会社に忠誠を誓う必要もなく、とても自由に生きていけるのです。

貯蓄はケチのすること、必要なお金があれば仕事はしない

インドネシアの人々

貯蓄は屈辱的行為

インドネシア人は、土地が売れたり娘がお金持ちと結婚したりすると、勤めは辞めて副業だけでのんびり暮らすというのが理想の生活のようです。

また、お金を銀行などで貯蓄する習慣も考えもありません。貯蓄はよほどのお金持ちか、ケチのすることだと思っています。

そして、インドネシア人にとって、他人からケチと思われることは、貧乏と思われるよりも屈辱です。貯め込んでいると噂されることは最も避けなければならないことなのです。

イスラム教の教え「富めるものは貧しいものに分け与える」

仕事というのはインドネシア人にとって、あくまで現金収入の手段です。ですからお金がたくさん入るようなことがあると、仕事を辞めてしまう人が多いです。

たくさんのお金が入れば貯蓄ケチと噂されないためにも、すぐにその使い方を考えて、ぱっと使ってしまいます。

その考え方や行動は、「富めるものは貧しいものに分け与える」というイスラム教の教えに沿うものとして、インドネシアの経済発展に大きく寄与しているともいわれています。

まとめ

インドネシアでは、日本のように国が最低限度の生活を保障する社会保障制度が導入されたのはつい最近です。まだすみずみまで行き渡っていない現状があります。

しかし、国民の中で幸せと思っている人と不幸と思っている人の比率「世界幸福度ランキング2017」では、インドネシアは世界で4位に入っていました。日本はその年、51位。いわゆる先進国の中で最低だったのです。

インドネシアは家族同士、村人同士がお互いに支え合って暮らしている国です。誰かひとりが競争で勝つのではなく、みんな平等に暮らしていけることこそが、この国の人々の理想なのです。

まさにそういった考え方がこの国の人々の穏やかな笑顔をつくっているのでしょう。

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投稿者プロフィール

インドネシアはバリ島へ移住して10年。妻と二人の子供と暮らしてます。

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