私は現在、ドイツで兼業主婦をしています。勤務先では正社員なので、一日出勤です。
ドイツでは、日本ではまだあまり一般的でないフレックスタイムを導入している会社が大半です。私が勤務している会社でも、朝7時に出社する人もいれば10時に出社する人もいます。
ドイツの企業で働く子育て中の私から、一日のスケジュールや休暇の過ごし方、日本との働き方の違いなどをご紹介します。
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ドイツの企業はフレックスタイムがほとんど
冒頭で述べたように、ドイツではフレックスタイムを採用する企業がほとんどです。
基本的に残業はないので、一日の勤務時間を7~8時間ほどに抑えます。7時に出社する場合は16時頃に退社し、10時に出社した日は19時頃に退社することになります(※中1時間休憩込み)。
私自身は営業事務の仕事をしているので、なるべく顧客が問い合わせをしてくるだろう時間帯に出社するようにしています。また、子どもの幼稚園の送迎もあるため、8~9時の間に出社します。
正社員としてフレックスタイムで働く私の一日
仕事がある日、起床してから寝るまでの私の一日を簡単にご紹介します。
- 6:30 起床
- 7:00 身支度を整える
- 7:30 子どもを起こして家族で一緒に朝ごはん
- 8:00 子どもを幼稚園に送った後、出勤
- 8:30 会社到着
- 12:00 ランチ休憩
- 16:30 帰宅準備
- 17:00 幼稚園へ子どものお迎え、場合によってはスーパーマーケットに買い出しへ
- 18:00 帰宅後ごはんの準備
- 19:00 晩ごはん、お風呂
- 20:00 子ども寝かしつけ
- 21:00 残った家事を終らせた後、リラックスタイム
- 22:00 就寝
出勤退社時間を自分自身で決めることができて自由度が高く、子どもを育てながら仕事をするにはとても良い環境だと感じています。
ドイツの一般的なオフィスでは基本的に残業はない
残業が基本的には発生しないことも助かっています。むしろ、ほとんどの社員が帰宅する17時以降にオフィスに残っていようものなら、早く帰宅するよう上司から指示を受けるほどです。
そんな状況なので、帰宅前のスタッフへ仕事が振られるということはほとんどありません。
ドイツでの仕事後の時間の使い方
終業後はプライベートの時間
ドイツでは仕事が終わると皆それぞれの予定が入っているため、同僚と一緒に一杯飲みに行くということはとても少ないようです。
結構な割合の人が車通勤であることがその理由の一つだとは思いますが、ドイツでは家族や自分のために仕事以外の時間を使うという考え方が浸透しているのが主な理由といえるでしょう。
ジムへ行って体を動かしたり、家の庭の手入れをしたりしながら、自分の時間や家族との時間をたっぷりと楽しみます。
買い出しも明るいうちに済ませられる
私の場合は子どもがいるので、仕事後にどこかへ遊びに行くということはめったにありません。
食品の買い出しのためにスーパーマーケットへは2日に1度は行っています。遅くても16時半には退社し、17時には子どもを迎えに行って、その後に買い出しです。つまり、明るいうちにスーパーマーケットに行けるんです。日本の正社員ではまずできないことができるのは助かります。
そして、夫と私が交互に子どもの面倒を見ることで、お互いの自由時間が確保できるようにしています。
ドイツのホリデーシーズンのオフィス内の状況
さて、1年を通して見るとドイツではホリデーシーズンが大きく分けてイースターとクリスマスの2回あります。
この時期は家族で旅行へ行こうにも飛行機は満席、国内もどこも混んでいるので、私達家族は休暇は取得せずに通常勤務をしています。
でも、子どもが小学校以上だとこの時期しか休みが取れないため、小学生以上の子どもがいる同僚はほとんど休暇でオフィスに不在です。私の勤務先も同様で、半分以上が休暇に出てしまい、オフィス内はがらがらになります。
わが家の子どもは幼稚園なので比較的休みが自由に取りやすく、ハイシーズンを避けて日本へ一時帰国したり周辺各国へ遊びに行ったりしています。
長期休暇取得は当たり前
ドイツでは有給休暇が年30日あり、同僚の中には3週間程連続してお休みを取得する人もいます。
私の場合、ここまで長い間仕事から離れてしまうと仕事関連システムのIDやパスワードを忘れそうなので、2週間を限度として年に2回ほど長期休暇を取得しています。
部署によっては休暇中のスタッフ案件をサポートする場合もありますが、それはまれなことです。こういった長期休暇の場合の対応は担当者が休暇から戻るのを待つように言われることが一般的で、ホリデーシーズンは仕事が止まります。
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まとめ〜家族との時間を大切に働き続けられることの幸せ
ドイツへ来たばかりのころは、日本とはまったく違う働き方に本当に驚きました。でも、数年経った今、これが普通なんだと感じています。なぜなら、この状態が続いてもなんだかんだで仕事はまわっているからです。
残業は基本的に禁止、土日勤務をさせられることもなく、有給休暇取得は必須。ドイツの労働法に守られ、ドイツの働き方に助けられて、家族の時間を持ちながら仕事が続けられています。
家族との時間を大切に思う方へ、ドイツをはじめとしたヨーロッパで仕事ができるチャンスがあれば、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
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