アメリカ在住になったけれど交友範囲は日本人に限られたまま。本当はもっとアメリカ人の友達を増やしたい……と思うのはあなただけではありません。
私も移住してきてからしばらくの間は日本人の友だちが中心で、ありがたいと思いながらも、もやもやした気持ちを抱えていました。
ところが意外なところにキッカケはあります。私がいつもチェックしていたアメリカのテレビ番組の話で、現地の人と意気投合。テレビがきっかけで友だちが増えたのです。
そこで今回は、特に会話が盛り上がるテレビ番組を中心に紹介します。ぜひこれをキッカケに現地の人との会話を膨らませてみてください!
アメリカのテレビ番組について
アメリカのテレビ番組には大きく2種類あります。一般のテレビ局が作っている番組と、番組の配信会社が作っている番組です。
日本でもWOWOWなどの配信会社がドラマを作っていますよね。それと同じです。アメリカでメジャーな配信会社にはNetflix(ネットフリックス)があります。日本にもサービスを提供しているので聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
アメリカのネットフリックスには面白い番組がたくさんあります。月額7.99ドルから加入できるので、興味のある方は調べてみるのをおすすめします。
起業家マインドを得たいなら:シャークタンク
1つ目の番組は「Shark Tank(シャークタンク)」です。内容は、5人の投資家に向けて、事業を拡大したい人たちが資本を得るためにプレゼンテーションをするというものです。事業内容はIT系のアプリや食品、小売と様々。
番組はプレゼンからスタートし、質疑応答を経て、さて投資家たちは出資するかしないか…?!というローテーションを繰り返していきます。
このテレビ番組をおすすめしたい人
仕事を頑張っている20歳以上の方。自己啓発やビジネスなどのジャンルに興味のある方。
おすすめポイント
この番組の面白さは、自分が投資家になったつもりで事業内容の良し悪しを考えることができるところです。テレビを観ながらビジネス感覚を養えると言えます。
5人の投資家たちは、かつて自らが起業家としてゼロから財を成した人たち。なので質問がとても鋭いんです。「そういう視点で観るのか」と勉強になるので、アメリカの起業文化を疑似体験したい方におすすめです。
また、中にはプレゼンの最中に自分の生い立ちや苦労話を語る人もいます。テレビ番組だから誇張しているのかな…と思いつつも、苦労しながら起業して奮起しているプレゼンターの話は、我が身を奮い立たせてくれます。その点では自己啓発にも役立ちます。
蛇足ですが、この番組はアメリカでの買い物のときにも役に立ちます。なぜかというと、番組中に何億〜何百などいろいろな単位の数字がでてくるからです。
アメリカと日本では数字と金額の数え方が違います。なので数字が苦手な私は未だに大きな買い物をするときに考える時間が必要になったりします。
ですがシャークタンクを観ているうちに、英語で数字を考える速度が少しずつ速くなりました。そんなおまけもついてくる番組です。
話しかける内容
番組では、プレゼンターのことを「シャーク」と呼びます。じつはこのシャークたち、ものすごく痺れるプレゼンをする人もいれば、あらら?その事業計画で大丈夫?と思うプレゼンをする人も。
「最近シャークタンク見始めたんだけど、面白いね(I watch Shark Tank recenty but it’s interesting)」と話しかければ、会話相手は「(勉強になるから)面白いよね」というinterestingの意味で返してくれるか、「(時々未完成なシャークが出てくるから)面白いよね」とfunnyの意味で返してくれるかどちらかの反応をしてくれるでしょう。
それで相手の反応を探ってから会話をすると盛り上がれますよ。
- Amazon;アマゾンプライムビデオ
- Netflix公式サイト:https://www.netflix.com
とにかく笑いたい人、英語の勉強をしたい人におすすめ:フレンズ
2つ目の番組は「Friends(フレンズ)」です。1994年から2004年にかけて放送されたテレビドラマで、シリーズは終わっています。しかし未だに再放送でよく放送されていますよ。ネットフリックスでも配信されています。
登場人物は男女3人ずつ。この6人の日常や仕事の様子、恋愛模様を面白おかしくドラマにしています。
このテレビ番組をおすすめしたい人
テレビを見ながらぼーっとしたい方、老若男女。英語がまだ苦手という方にもおすすめです。
おすすめポイント
とにかく面白い!わははと笑えるポイントがたくさんあります。考えさせられるというよりは、気晴らしにぼーっと眺めていると元気がもらえるドラマです。
英語も日常会話が中心なので、今回紹介する番組のなかで一番英語が易しいです。さらに映像もついてくるので内容も理解しやすいですよ。日本のネットフリックスでも観られるので、移住前に英語の勉強として使うものおすすめです。
話しかける内容
フレンズの話をしてほぼ確実に理解してくれるのは、30、40代の男女です。もしかするとずっと昔に観たっきりという人もいるかもしれませんので、こう話しかけてみましょう。
「実はさ、日本にいる時の英語学習法ってフレンズを観ることだったんだよね。あれ本当に面白いね!(Actyally the way I studied English was by watching Friends! It’s very funny TV show!)」
と言えば、フレンズの爆笑ポイントを共有できて話が盛り上がること間違いなしですよ。
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癖になる!:ハウス・オブ・カード
「ハウス・オブ・カード(House of card)」は政治ものの番組です。これは先ほど紹介したネットフリックスが提供している番組になります。
ハウス・オブ・カードは、オバマ前大統領が観ていたことで一気に有名になりました。それほどアメリカの政治の世界が面白く描かれているんですね。実際に私の周りでも「ハマってしまって一気に観た」という人がとても多いです。
このテレビ番組をおすすめしたい人
リアリティ番組やサスペンス番組が好きな方。
おすすめポイント
ハウス・オブ・カードは続きが気になってどうしようもなくなるタイプのドラマです。頭を働かせてしっかりと観ないと、途中で内容がわからなくなってしまいます。
その代わり、物語の展開を予測する楽しみがあります。「まさかこういう展開になるとは思わなかったよね!」といった会話のネタにもなりますよ。
話しかける内容
シンプルに、「ハウス・オブ・カード観たことある?(Have you ever seen House of card?)」と聞いてみるのはどうですか?「あるよ!面白いよね!」と返ってくれば、自分なりの感想を添えて話を膨らませてみましょう。
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テレビ番組を観ることでついてくる副産物
テレビ番組のいいところは、映像が一緒についてくるところです。多少英語が聞き取れなかったとしても視覚がカバーしてくれるので、音声だけのラジオやポッドキャストよりも理解が深まるのが早いですよ。
さらにテレビによっては字幕を出すこともできるので、耳で聞きながら目で理解するという学習法をすることもできます。
私の移民の友人で英語がとても上手な人たちは、大学で勉強を頑張ったという人も多いですが、テレビで日常会話のコツをつかんだと言う人もとても多いです。私自身も同じで、テレビを観ていると英語がスラスラ口から流れ出てくる感覚があります。
まとめ
たかがテレビ、されどテレビ。現代ではアメリカにいながら日本のテレビを観られる機会は山のようにありますが、ここでは敢えてアメリカの番組を観てみませんか?机上で英語の勉強をするよりも楽しく、そして効率よく英語が身につくこと請け合いです。
3つの中でいちばん興味がわいたものを、まずは軽い気持ちでチェックしてみてくださいね!
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