カナダといえば皆さん何を思い出しますか?あまりカナダの情報を知らない方でも、面積が広いということは知っているかと思います。世界地図を見るとその国土の大きさは明らかですね。あの広大な土地は日本の面積の約45倍で、その約半分が森林です。
その大自然は本当に美しく、野生動物ものびのびと暮らしています。自然遺産は全部で9箇所認定されており、観光地として人気です。
その中でも特に有名なのが「カナディアンロッキー」です。おそらく誰もが名前は聞いたことあるのではないでしょうか。4つの国立公園(ジャスパー、バンフ、ヨーホー、クートニー)からなる自然遺産をカナディアンロッキーと呼びます。
今回は自然遺産カナディアンロッキーのツアーに参加した時のことを写真とともに記述し、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。
大自然が作り出す、美しいエメラルドグリーンの湖
カナディアンロッキーのツアーではいくつかの湖に立ち寄りました。どれも美しい色をしていて、写真で見ていたエメラルドグリーンは肉眼で見ても本当に鮮やかでした。
なぜ湖の色がここまで綺麗な色をしているのかというと、もともと湖の水は氷河が溶けて蓄積したもので、その過程で削られていった岩粉が水の中に浮遊しています。
この岩粉が太陽光に当たると、青や緑のみが反射されるので綺麗なエメラルドグリーンに見えるようです。
氷河が溶け出した量によって岩粉の量も変化するので、湖の色も季節によって違って見えるとのことです。
エメラルドレイク(ヨーホー国立公園)
その名の通り、美しいエメラルドグリーンをした湖です。針葉樹林とバックの山、ロッジも魅力的な景色です。木でできた橋を歩いたりしてその景色を満喫できます。
とても透明度の高い湖で、天気が良い日は周囲の風景が水面に反射することもあるようです。
レイク・ルイーズ(バンフ国立公園)
レイク・ルイーズはロッキーの宝石とも呼ばれていて、カナディアンロッキーを代表する美しい湖です。
湖のそばにはシャトー・レイク・ルイーズという高級ホテルがあります。このあたりは高級リゾート地で、スキーやハイキングなどのアクティビティも楽しめます。
また、ここではカヌー体験もできます。大自然を満喫できる貴重な体験になりそうですね。今回はツアーなので時間がなかったのですが、時間があれば是非体験してみたかったです。
ペイト・レイク(バンフ国立公園)
このペイト・レイクは展望台から見下ろす形で観光しました。観光してきた湖の中で一番離れて見た湖なので、その色の鮮やかさがはっきりとわかりました。
ペイト・レイクは湖の形がきつねの形に似ていると言われています。冬は雪が積もるので白いホッキョクギツネのように見えます。
どの湖も写真で見た色以上に美しく、観光できて大満足です。ツアーだったのでゆっくりと眺めることはできませんでしたが、十分楽しめました。
冬には湖は凍って自然の中でのスケートも楽しめたり、氷のオブジェが飾られることもあるようです。夏とは全く違った景色が見られるので、夏と冬、両方のロッキーを体験してみたいですね。
厚さ300mの氷河の上へ
ツアーの最後に立ち寄ったのかこちらのコロンビア氷原です。なんと氷河の厚さが300mもあります。その氷河の上に降り立つというアクティビティに参加しました。
氷河の上を走ることのできる大きなタイヤのついた車で氷原まで走っていきます。道中では虹も見ることができて期待が高まります。
私は北海道出身なので地面が凍っているという状況には慣れているのですが、氷河は雪が凍った水とは全く違い、その硬さには驚きました。また色もとても綺麗でした。
この綺麗な、氷河が溶け出した水は飲むことができます。しかしかなり冷たいので注意です。ペットボトルがあれば水を汲んでも良いそうですが、普段飲んでいる水とは違い体に合わない人もいるみたいなので飲み過ぎるのも良くないとのことです。
天気が良いと氷河に光が反射して眩しいので、周囲の綺麗な景色が見えにくくはなりますのでサングラスがあると良いと思います。
氷河の上を歩くなんていう体験は中々できないと思いますのでカナディアンロッキーに行った際はここも是非立ち寄りたい観光スポットです。
野生動物について
カナディアンロッキーの旅行は、美しい湖や広大な森を体験するだけでなく、道中で野生動物に出会えることも魅力的です。
割と遭遇しやすいのはリス、ウサギ、シカあたりで運が良ければブラックベア、グリズリー・ベア、ゴート、ムース、エルクなど大型の野生動物を見ることもできます。
残念ながら私は小さなウサギしか見ることができませんでしたが、友人の中にはブラックベアやムースを見た人もいました。
バスに乗っている途中で姿を見せれば、徐行してくれるのでしっかり確認できるでしょう。しかしハイキング中などで野生動物を発見した場合、むやみに近づいたりしてはいけません。
特に注意なのは、小熊が現れた時です。小熊はかわいくてつい触れてみたくなる気持ちもわかりますが小熊のそばには親熊がいますし、子育て中の熊は特に警戒心が強いです。動物は遠くから見守って、距離をしっかりと保って楽しみましょう。
使用した旅行会社「OKツアー」について
私がカナディアンロッキーのツアーに参加したのは、カナダのバンクーバーに留学していたときのことです。カナダに来たからには有名なカナディアンロッキーには絶対行きたいと思っていました。
料金
カナディアンロッキーには電車で行くことも可能です。ゆっくりと景色を見ながらの旅にはすごく憧れるのですが料金はやはり高いです。季節や人数によりますが、例えば3泊4日で1000ドル前後します。
なので今回はバンクーバーにある「OKツアー」という韓国系の旅行会社のツアーに参加することにしました。韓国人の友人の多くがこのツアーに参加したことがあり、おすすめしてくれました。
料金も他の会社や学校のツアーよりも安かったのでここに決めました。3泊4日のツアーで二人一部屋での料金はひとり389ドルでした。三人一部屋で369ドル、四人一部屋で339でしたので、もし人数を集めれらるのなら多い方がお得です。
ツアーの雰囲気
ツアーの移動はバスで、私が参加したツアーでは2台のバスで行ったので参加者は80名ほどでした。そのほとんどが韓国人で、日本人は私と友人、他2人のみでしたが居心地は悪くなかったです。
バスガイドはほとんど韓国語を話しますが、ちょっとした情報と集合時間などの重要な事には英語も使ってくれるので心配ありません。もしバスガイドの話を聞くのが好きな方にはおすすめしませんが、とても丁寧な方でしたので私は不満はありませんでした。
移動時間
出発地点はバンクーバーでしたので移動時間がとても長いです。バンクーバーから今回のツアーで一番遠い場所のジャスパーまでは9時間ほどかかります。1日目はそこまでいきませんが、全体的にみると観光より移動時間の方が長くなります。
休憩はこまめにとってくれるので、トレイなどの心配はありませんでした。また、途中にちょっとした自然散策などもあったので気分をリフレッシュすることができました。
3泊4日でしたが、行き帰りの移動で2日はつぶれてしまいます。ツアーには2泊3日のツアーもありますが、それでは観光できる時間が少ないので3泊4日以上がおすすめです。
ホテルや食事について
食事はツアー料金に含まれていたのでレストランでの支払いがなくて楽でした。道中のレストランで韓国料理、ファストフード、日本料理を食べ、ホテルでの食事もありました。
泊まったホテルは全て綺麗で、満足でした。温泉やプール、卓球台があったので時間も十分に潰せます。おそらくツアーの時期によってホテルの場所は変更になると思いますが、他の日程で参加した友人もホテルがよかったとのことだったので心配はなさそうです。
OKツアーサイト:https://www.oktour.ca/(日本語への翻変換あり)
おしゃれな街バンフでショッピング&大人気のゴンドラを満喫
3日目に立ち寄ったのがバンフにある小さな街で、このツアーでは唯一の街観光でした。街は観光客で賑わっていて、雰囲気もおしゃれで楽しめます。お土産やさんやカフェが充実しており、小さなショップも多くて時間はあっという間に過ぎました。
この観光時間に昼ごはんを食べたのですが、たまたまみつけたお店がとても美味しかったです。GRIZZLY HOUSEという、有名なチーズフォンデュのお店でした。もし食事に迷うことがあれば、ここをおすすめします。
基本情報
- 名称:The Grizzly House
- 住所: 207 Banff Ave, Banff, AB T1L カナダ
- アクセス:バス番号1,2,4「Caribou Street East Side」で下車
- 営業時間:11:30-24:00
- 電話番号:+1 403-762-4055
- 公式サイト:banffgrizzlyhouse.com
バンフでの観光の後は、人気のゴンドラに乗りサルファー・マウンテンの頂上まで行きました。
ここからのパノラマは、カナディアンロッキーに来たことを強く感じさせるような壮大なものでした。エメラルドグリーンのレイクミネワンカとサルファー山を一望することができます。
こんな綺麗な大自然は写真では中々伝わらないので、バンフに来たら是非ゴンドラに乗ってこの景色を体感してください。
まとめ
今回はツアーに参加という形でカナディアンロッキーに行ってきましたが、移動時間の都合上、少し散策したらバスに戻らなければならないこともありました。
時間に追われずに自分のペースで観光したいという方は、個人的に車をレンタルして周るという方法もあります。
湖を中心に観光しましたが、ハイキングや公園の散策、スキーなどのウィンタースポーツも日本とはまた違った大自然の中でできるのでとても魅力的です。
カナダに来た際には、日本とは違った壮大な大自然をみなさんも是非体感してみてください。
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