サンフランシスコは美食の街として有名ですが、その中でも特に際立っているお店があります。それが今日ご紹介する「Chez Panisse」。試しに周りのサンフランシスカンに聞くと、ほとんどの人が知っているであろうレストランです。
なぜこの「Chez Panisse」というお店がそんなに有名なのか?そして実際に行って見てどうだった?という所をまとめました。
Chez Panisse(シェ・パニーズ)とは?
Chez Panisse(シェ・パニーズ)とは、カリフォルニア州サンフランシスコから車で45分ほどの距離にある、バークレーという場所にあるレストランです。
サンフランシスコから少し離れた場所にあるにも関わらず、非常に有名なこのレストラン。サンフランシスコ近郊に住んでいる人ならシェパニーズのことを知らない人はいない、といっても過言ではありません。
なぜそこまで有名かというと、このシェパニーズのメインシェフであるアリス・ウォータースが、いわゆる「カリフォルニア料理」というスタイルを確立したカリスマとしてとても有名だからなのです。
カリフォルニア料理のスタイルを端的に表すと、オーガニック、地産地消、ヘルシー、新鮮な素材、などのキーワードが挙がります。
これが一般的なアメリカ料理とは一線を画すものなのは、一度アメリカに来たことがある人なら察しがつくところでしょう。シェパニーズのシェフ、アリス・ウォータースはそれをイチから築きあげてきたのでした。
数々のメディアにも登場
カリフォルニア料理のパイオニアと呼ばれる彼女は、いくつもの本も出版しています。そんな彼女ですが、最近では日本のメディアにも登場しました。
「人生を変える7日旅」というテレビ番組で、モデルの長谷川潤さんが彼女に会いに行くという特集があったのです。番組を見たところ、長谷川潤さんが長年憧れていたウォータースに会えたことで、感激して思わず涙を流すシーンなどもありました。
サンフランシスコの有名レストランシェフがこぞって修行
サンフランシスコにある有名星付きレストランのシェフの多くは、シェパニーズで修行をしているという話もあります。それ位、シェパニーズはカリフォルニア料理のパイオニアとして一目置かれているということですね。
Chez Panisse(シェ・パニーズ)をおすすめする理由
日本人の味覚に合う、繊細な味付け
一般的にアメリカ料理といえば、大味であまり日本人の味覚に合わない、などと言われます。しかしカリフォルニア料理は違います。素材の味を活かすシンプルな味付けが主流なので、日本人の味覚にも合うこと間違いなしですよ。
その日に採れた食材でレシピが決まる面白さ
シェパニーズにはリピーターが多いです。なぜかというと、いつ行ってもメニューが常に違うからです。毎日その日に採れた新鮮な食材を使って料理をしているんですね。
「今日はどんなお料理があるのだろう」という楽しみ方ができるのも、シェパニーズの魅力の1つです。
Chez Panisse(シェ・パニーズ)には誰と行くのがおすすめ?
オーガニックが好きな人と一緒にどうぞ
おすすめなのは、やはり「オーガニック」や「美食」、「健康」というテーマが好きな人と一緒に行くことです。そういったものに趣味がある人と一緒に行けば、カウンターに並べられた新鮮なお野菜たちを見て一興できます。
レストランの2階に行けば、シェフの料理している姿も見られるので、そこでも盛り上がれること間違いなしです。
※2階の雰囲気はこのような感じです。写真右奥でシェフ達が料理をしています。
カップルの記念日ディナーに
実はシェパニーズは1階と2階に分かれています。1階はプリフィクスのコースメニューがあり、2階はアラカルトとなっています。
2階はカジュアルな印象で、賑やかな雰囲気。対して1階は2階よりも重厚感があり、ロマンチックな雰囲気が漂います。1階なら、カップルの記念日ディナーとして行くのもおすすめですよ。
大体の相場としては、1階が1人100〜150ドル、2階が1人50〜100ドルとなります。(飲み物代は含んでいません)
Chez Panisse(シェ・パニーズ)レストランでの体験談
上で書いた通り、シェパニーズのメニューは毎日変わります。私が前回、2階に行った日のメニューはこのようなものでした。
まずアピタイザーとしてオーダーしたのは、メニューの一番上にある、レタスとビーツのサラダです。
これが最初から、「とても美味しい!」と驚いたのを今でも覚えています。さっき摘んできたのかしら、と思うような新鮮でシャキシャキなレタスと、程よくマリネされ、酸っぱさと甘さのバランスが丁度良いビーツが絶品でした。
一般的なアメリカのダイナーで出てくる、チーズとドレッシングがたっぷりかかったシーザーサラダとは一味も二味も違いました。
私がメインでいただいたのは、セロリの根を使ったピュレがかかったホタテ、それにアスパラガスとレモンのサルサがサイドで付いたもの。
これもまた、ホタテがぷりぷりでとても美味しかったです。セロリのソースもさっぱりしていて、ホタテの重さをうまく中和してくれていました。
本当はとてもお腹がいっぱいだったのですが、どのメニューもとても美味しかったので、どうしてもデザートが試したくなりました。そこで頼んだのがバターミルクのケーキです。
アメリカではお目にかかったことのないような、素朴な味のケーキでした。もちろんケーキだけで食べても美味しいのですが、ほんのり甘いクリームを添えて食べるのが絶品でしたよ。
Chez Panisse(シェ・パニーズ)の予約の際の注意点
「サンフランシスコに来たら必ず寄りたいお店」として数々の雑誌に登場しているシェパニーズです。いきなり来店して席が見つかったらかなりラッキー、予約を取ること自体がとても大変だと思っておくのがおすすめです。
参考までに私が予約を取った時の話をすると、金曜夜6時の予約のために1ヶ月半ほど待たないと空きがない状態でした。
4時半などのすごく早めのディナーか、9時以降の遅めのディナーなら直前でも空きがありました。しかし一般的なディナータイムを狙おうとすると一足先に予約をする必要があります。
予約はオンラインと電話で受け付けています。 「レストラン」と「カフェ」、2種類に予約が分かれています。これは1階のプリフィクスが「レストラン」、2階のアラカルトが「カフェ」ということなので、間違えないように注意してくださいね。
基本情報
- 名称: Chez Panisse
- 住所:1517 Shattuck Avenue Berkeley, California 94709
- レストランの予約用電話番号: 510.548.5525
- カフェの予約用電話番号:510.548.5049
- 公式サイト:http://www.chezpanisse.com/
まとめ
サンフランシスコ、いやカリフォルニアを代表とするレストランと言えるシェパニーズです。観光地としてはニッチな部類かもしれませんが、サンフランシスコの文化を感じながら美味しい食事を楽しめるという点では一石二鳥の場所です。
サンフランシスコに来たのなら、一度は足を運んでみることをご検討くださいませ。味といいレストランに流れるカルチャーといい、私たちの期待を裏切らない質が、レストラン「シェパニーズ」にはありますよ!
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