成田空港からモントリオールに直行便が就航して、日本からのアクセスは格段によくなりました。
とは言え、直行便でもやはり長いフライトです。空港に到着したら、とりあえずホテルで一旦ゆっくりしたいですよね。モントリオール空港から市内までどのように行けばいいのでしょうか?
ここでは、モントリオールの空港情報、空港から市内までのアクセス方法を中心に紹介していきます。
モントリオール空港の基本情報
モントリオール空港の正式な名称は、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港といいます。この名称は、モントリール出身の政治家で元首相のピエール・エリオット・トルドーの名前にちなみ付けられました。
ちなみに今2019年現在のカナダの首相、ジャスティン・トルドーは元首相の長男にあたります。
モントリオール空港は、エア・カナダの本拠地で、ハブ空港の役割を担っています。ターミナルは1つですが、国内線、国際線、米国行きの3つのコンコースがあります。カナダの中では、4番目に搭乗者数が多い、ケベック州では1番忙しい国際空港です。
モントリオール空港から市内までのアクセス
モントリオール 空港から市内までは約20キロあります。時間帯や道路交通状況にもよりますが、車で約45分ほどかかります。
市内までのアクセス方法は、主にタクシーとバスです。それぞれ値段や所有時間など紹介していきます。
タクシー
空港からダウンタウンまでのタクシーの料金は、40カナダドルで固定されています。固定料金が設定されているので、ぼったくられるようなことはありません。
タクシーには10%〜15%のチップを払う必要があります。チップを含めると、45カナダドルほどになりますので覚えておきましょう。クレジットカード、現金どちらも使えます。
ダウンタウンまでの所要時間は、約40分〜50分ほどです。17時〜18時の時間帯は、道路が混み合うので、通常より時間がかかります。
バスに比べて値段が高めです。しかし、荷物が多いときなど目的地に直接降ろしてもらうことができるので、状況に応じてタクシーを使いましょう。
バス
モントリオール空港から747エクスプレスバスという専用のバスが出ています。ダウンタウン行きバスと、地下鉄のリオネルグル駅(Lionel-Groulx)行きバスの2種類あります。
24時間運行で、バスの本数も多く、日中は10分に1本間隔でバスが出ています。
また、チケットの値段も10カナダドルと大変リーズナブルであり、チケットを購入してから24時間有効です。地下鉄とバスが乗り放題になります。モントリオールに着いた当日から、チケット1枚ですぐに観光ができるので活用しましょう。
タクシーに比べてかなり安いのと、ダウンタウンに着いてから、そのままのチケットで地下鉄とバスが利用できるのが最大の利点です。モントリオールに訪れるほとんどの人が、バスを利用しています。
ダウンタウン行き
ダウンタウン行きは、メインストリートを中心に10ヶ所に停まります。最終地点は、1番大きい地下鉄の駅、ベリーユカム駅(Berri-UQAM)までです。ダウンタウンまでの所要時間は、約45分〜60分ほどかかります。
リオネルグル駅行き
リオネルグル駅までは直行になり、途中下車はありません。そのためダウンタウン行きのバスより所要時間は短く、20分〜30分ほどで到着します。
空港で購入したチケットで、そのまま地下鉄が使えるので、地下鉄を使って滞在先のホテルまで行くことができます。
リオネルグル駅は、よく使われている路線のオレンジライン、グリーンラインが通っている大きな駅です。ダウンタウンはもちろん、ダウンタウン以外の場所にも行けるので、バスを降りてからの移動は便利です。
747エクスプレスバスの乗り方
モントリオール 空港からは、タクシーとバスの2つの行き方がありますが、断然バスの方がおすすめです。
初めての人でも簡単に乗れますので、安心してください。チケットの買い方、乗り方など解説していきます。
チケットを買おう
空港で荷物を受け取ったあと、出口の方に向かうとバスのチケットを買う販売機があります。まずそこでチケットを購入しましょう。クレジットカード、現金でも購入できます。10カナダドルのチケットを選択します。
レシートは一応取っておきましょう。チケットのICチップの不具合等で反応しない場合など、レシートを証明に再発行できます。
バスの乗り場
出口を出ると、バス乗り場の看板がありますので、それに従って進んでいきます。747の番号が目印なので、わかりやすいと思います。747エクスプレスバス乗り場は、タクシー乗り場より奥の突き当たりにあります。
バスの乗車は、日本のバスと変わりません。乗り口は2カ所ありますが、基本的に前から乗車します。バス内にチケット読み取り機のタッチパネルがあるのでタッチしましょう。
スーツケースの収納スペースも、乗車してすぐバスの中にあります。また、バスにはフリーWi-Fiが備わっているので、乗車中インターネットが利用できます。
下車の仕方
リオネルグル駅行きのバスは直行ですが、ダウンタウン行きのバスは、下車する場所の名前を事前に確認しておきましょう。バス内の電光掲示板に表示されます。
バスを下車するときは、バスの中にあるArret(Stop)と書いてある赤いボタンを押して下車します。
モントリオール空港近くのホテル
空港周辺にはいくつかホテルがありますが、その中でもおすすめなのが、モントリオール エアポート・マリオット・イン・ターミナル・ホテルです。
モントリオール空港に直結しているホテルで、立地は最高です。ホテルのエレベーターを降りるとすぐに2階の出発ロビーがあります。
到着時に空港周辺のホテルに泊まる人はあまりいないでしょう。しかし、早朝に空港から出発するときや、待ち時間の長い乗り換え便があるときには、このホテルが1番便利です。
モントリオール空港から近隣都市へのアクセス
成田空港からモントリオールへ直行便ができたことで、他の都市へのアクセスも良くなりました。
カナダの首都のオタワと観光名所のケベックシティは直行便がないため、アメリカやトロントを経由する必要がありました。今はモントリオール経由の方が、比較的手頃で時間をかけずに行くことができます。
オタワとケベックシティはモントリオール経由で行くと、およそ120,000円〜140,000円ほどします。乗り継ぎも1回で済みます。
復路は乗り継ぎ時間がかなりある場合が多いので、上記で紹介したマリオットホテルでゆっくりするものアリでしょう。
まとめ
空港から市内までは、基本的にバスかタクシーの2択になります。断然バスがおすすめですが、荷物が多く、長いフライトの後は、バスに乗るのも大変ですよね。
ここ最近はUber(ウーバー)を利用する人も増えてきました。実はモントリオール空港にはUber専用の乗り場があります。乗り場は到着ロビーの1階ではなく、2階の出発ロビー側になります。
タクシーよりは安く、バスより快適で、旅慣れている人は、Uberを選択肢に入れてもいいですね。
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