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ベトナム駐在員の一人暮らし!毎月の生活費はいくら?

ベトナム

物価が日本の3分の1と言われているベトナム。実際に生活をすると月々幾らかかりどんな生活ができるのか、今回は実体験を踏まえご紹介させていただきます。

筆者は男性でベトナムで駐在を始め早1年ほどになります。旅行会社に勤務をしており、年収はだいたい日本のサラリーマンの平均と同じくらいです。

ベトナムの駐在員の平均年収は1,000万円と言われておりますので、駐在員からすると低めの部類に入る生活をしております。今回はベトナムで駐在する私の生活費をご紹介します。

※10,000VND=46円

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目次

住宅・家賃事情について

マンション

平均的な家賃

海外の住宅となると、プールやテニスコートが付いた住宅を思い浮かべる方もいるかも知れませんが、ホーチミンの住宅事情は少々そのイメージとは違います。

どんどん開発の進むホーチミンでは年々家賃相場が上がっています。日本人が住むようなマンションであれば、600USD〜1,000USDが相場となっています。

東京都内の家賃よりは安いですが、日本の地方都市と比較するとホーチミンの方が高いかもしれません。

ホーチミンで日本人が住むような住宅は、日本と同じマンションタイプと掃除や洗濯サービスが付いたサービスアパートメントタイプの2種類があります。一人暮らしの駐在員であれば、後者のタイプを利用している人が多いです。

光熱費や水道代

また光熱費については水道代は家賃込みが多く、他には電気代がかかります(ガスの設備があまり発達していないためオール電化の家がほとんどです)。

こちらが一人暮らしの場合で1ヶ月50USDほどで電気代も日本と比較して大差ありません。住宅に関しては物価の安さを感じることはあまりありません。

私の生活

筆者は上記と同じような平均的な生活をしており、家賃650USDの1ルームタイプの部屋で生活をしております。中心部からは徒歩30分程度、タクシーで10分程度の立地です。家賃とは別に発生する電気代は月に50USDほどかかります。

交通費について

バイク

ベトナムはまだまだ発展途上のため市内を走る電車や地下鉄といった公共交通機関ははなく一部でバスが走っている程度です。地下鉄は2019年1月現在建設中ですが、開業の予定は立っておりません。

そのため、市民の移動手段はバイクが中心となっています。駐在が長くなるとバイクを購入する人もいますが、生活をスタートさせたばかりでは厳しいですよね?そんな時に在住者が使っている交通手段をご紹介します。

タクシー

一番簡単に使えるのがタクシーです。ベトナム・ホーチミンで安全と言われているのは、白い車体が特徴のビナサンタクシー(VINASUN)、緑の車体が特徴のマイリンタクシー(MAILINH)の2つです。

ホーチミンの中心部や大型ホテルやショッピングセンターでは流しのタクシーが簡単に捕まります。

気になる運賃は初乗りで約10,000VND(約50円)で1キロごとに約15,000VND(約70円)ほど加算されます。

配車アプリの利用

日本でも一時期話題となったUberのように、ベトナムでは、GrabとGO-VIETと呼ばれる配車アプリが近年急速に発達してきました。Grabは車とバイク、GO-VIETはバイクを呼ぶことができます。

このアプリは現在いる場所と行きたい場所をアプリにセットするだけで、車やバイクが来てくれるサービスとなっています。料金も事前にアプリに表示がされるのでぼったくられる心配もありません。

気になる運賃ですが、市内の移動であればバイク利用で、約20,000VND(約100円)もかからないのでとってもお得となっています。

食料品について

野菜

スーパーで購入する食品について見ていきましょう。始めにわかりやすく日本にもあるコーラのお値段。こちら500mlでおよそ10,000VND(約50円)と日本の半額です。缶ビールも14,000VND(約70円)と飲料は日本の3分の1程度で購入可能です。

肉や魚に関しては、輸入品以外は日本の半額程度で購入可能です。アメリカ産牛肉などは日本と同等もしくはそれ以上の値段となっています。

ちなみにですが日清のカップラーメンはホーチミンで購入をすると、1個80,000VND(約400円)と日本で買う2倍の価格となっています。

また麺が大好きなベトナムではインスタント麺が激安で1個3,000VND(約15円)ほどから購入できます。自炊が好きな方であれば1ヶ月10,000円ほどあれば生活することができてしまいます。

筆者の場合は、外食派のためスーパーでは飲み物程度の購入しかしておりませんので月の出費としては殆どありません。

飲食店について

バー

屋台文化が根強く残るベトナムですが、近年ではきれいな飲食店や外資系(日本食も)のお店も続々と進出してきております。

平均的な価格帯ですがカフェで飲むコーヒーは1杯、30,000VND(約140円)。道沿いや公園などの屋台で食べるフォーなどのベトナム料理はランチの場合、30,000VND(約140円)ほど。

日本食レストランで1人で定食を食べた場合100,000VND〜150,000VND(約500円〜700円)。日本食店で開かれる飲み会の場合平均予算は、500,000VND(約2500円)が一般的となっています。

こちらも日本の3分の1とは言わないまでもだいぶ安く抑えることができます。一人暮らしの駐在員であれば、毎日外食という人も珍しくないのでこの価格帯の生活であれば嬉しいですね。

私の場合、朝はパン、昼屋台でベトナム料理、夜日本食の定食で過ごしていますが、1日200,000VND(約1000円)程で生活しています。1ヶ月にすると約35,000円ほどが食費の目安となります。

食費以外の物価について

服

最後に食費以外の日用品などについて見ていきましょう。まずは衣料品。ベトナムにはH&MやZARA、アディダスやナイキと言った日本でもおなじみのブランドが多数出店しております。

ここで売られているものに関しては、日本とほぼ同額で販売されベトナムの平均的物価から比べると割高となっています。

またシャンプーや化粧品といった日常使う消耗品についても日本と同額となっています。これはまだまだベトナムが発展途上で多くの品を輸入に頼らなければならず関税や運搬コストが価格に反映されるためです。

1ヶ月にかかる生活費のトータルは

コイン

  • 家賃:650USD(約72,000円)
  • 電気代:50USD(約5,500円)
  • 食費:35,000円
  • 交通費:2,000円
  • その他支出:10,000円

1ヶ月の生活費を合計するとだいたい120,000円程となります。家賃は日本と同等ですが、食費やその他の生活費がほとんど安く抑えられているので、給料の半分くらいは貯金ができる生活をすることができます。

まとめ

物価が安いと言われているベトナムですが、全てのものが安いわけではありません。そのため衣料品や消耗品は一時帰国の時にまとめ買いする人が大半です。

また、近年では生活水準の上昇により、徐々にではありますが、屋台で食べるランチも値上がりをしてきております。

今は日本とかわらぬ給料でも支出が抑えられた分貯金ができていますが、あと数十年もすれば日本と変わらぬ物価水準になる可能性もあり、そうなると毎日外食といった生活も大変になるかもしれませんね。

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この記事を書いた人

日系企業の駐在員として2018年にホーチミンへ赴任。趣味は食べ歩きと旅行です。ホーチミン市内の飲食店巡り、時間があるときはベトナムのみならず周辺国にも足を運んでいます。住んでいるからこそ分かるコアな情報を中心に皆さんにお伝えできればと思います。

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