バンコクから約1時間、隣の県のナコンパトムの運河沿いには、農村で暮らす人々の昔ながらの生活風景が広がります。
目立つ観光地は少ないナコンパトム県ですが、まだ観光客にはあまり知られていない、タイの農村でグリーンツーリズムを体験できる穴場スポットをご紹介します。
路線バス515番で隣町へ
BTSビクトリーモニュメント駅3番出口を降りて記念塔方面へ歩いて間もなく、路線バスのバス停があります。オレンジの515番バスが来たら乗り込みましょう。
目的のバス停「マクロー」までは約40分ほどで23バーツ。車掌が回ってきたら払います。バスは西へ進み、チャオプラヤー川を渡ります。マヒドン大学を通り過ぎて5分ほどで見えてくる業務用スーパー「マクロー」が目印ですので、そこでおります。
目の前にバイクタクシー乗り場があるので、そこからバイクタクシーに10分弱(25バーツ)乗ってワットスワンナラームというお寺へ到着します。お寺のすぐ脇の駐車場の奥に、船着き場があります。
ボートに乗って、アグロツーリズムツアーに出発
船着き場の目印は「Agro Tourism Service Centre」と書かれたこの緑の看板です。運河ボートツアーの料金は大人一人70バーツ、5歳以下の子供50バーツ、プラスでボート代が1台(定員6名)350バーツかかります。
船着き場にいる係員のおじさんにお金を払うと、ボートを呼んでくれます。
船が到着しました。ガイド兼漕ぎ手のおばちゃんと一緒に運河ツアーに出発です。
のどかな田舎の街並み、水辺で休憩する水鳥を眺めながら、まずは1か所目の目的地へ向かいます。
一面に広がる蓮の葉の中へ
最初の目的地は、このツアーの中でも一番のメインの「蓮池」。2万4千平米もある大きな池一面に広がる蓮の葉は圧巻の風景です。ガイドのおばちゃんが手漕ぎボートに乗り換え、蓮の葉の中をぐるりと回ってくれます。
この時の時刻は10時半過ぎでしたが、少し時間が遅かったようで、開いていた蓮の花はまばら。でもキラキラした水面に咲くピンクの花はとても綺麗です。
花があんまり開いてないねと残念な顔をする私たちに、ガイドのおばちゃんが花を綺麗に手で開いてプレゼントしてくれました。
名物のせんべい屋さんでせんべい作り見学
2か所目の立ち寄りポイントは、お米を叩いて干して作るタイのおせんべい「カオタン」屋さん。出来上がった素揚げのせんべいを、自分で味付けして試食することができます。
いくらでも食べていいよ、と勧められてパクパク食べていたら止まらなくなってしまいました。トムヤム味がおすすめです。味付けをした後の完成品が袋詰めされて売っていますので、お土産にも最適です。
ガックフルーツ園の限定タイヌードル
3か所目の立ち寄りポイントはファッカーオ(日本語でガックフルーツ)園です。到着するなりガックフルーツのなる木の下で、フルーツの試食をさせてもらえます。
ガックフルーツを使ったジュース、クッキー、石鹸なども販売されています。ガックフルーツにはβカロチンやリコピンが豊富に含まれていてアンチエイジング効果があるそうです。
お昼近くでお腹もすいてきたので、ガックフルーツ入りのタイヌードル、クイッティアオ(35バーツ)をいただきました。お話好きなかわいいおばあちゃんに別れをつげ、次の目的地へ。
フルーツ試食と果樹園見学
4か所目の立ち寄りポイントは果樹園。到着するとまず入口の売店スペースで、バナナ、ジャックフルーツ、グアバなど数種類のフルーツ盛りを試食します。食後のデザートにぴったりです。
1グループ100バーツで、農作用の耕運機に乗って、果樹園の奥まで見学できます。スピードを出してガタガタ揺れる荷台はまるでアトラクションです。
色とりどりの綺麗で珍しい蘭の花がずらり
さて、次は最後の立ち寄りポイント、蘭園です。ビニールハウスの中で色とりどりの蘭が大事に育てられています。珍しい蘭の種類もあるそうで、ここからタイ国内だけでなく海外にも出荷されるそうです。
まとめ
ボートはグループで貸し切りなので、時間に制限なく楽しめるのも魅力の農園ツアー。時間がゆっくり流れるのどかな自然に癒され、田舎の人々の温かさに触れることができますよ。
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