日本にも、海の日、緑の日など1年を通して様々な祝日がありますよね。オーストラリアにも1月26日にオーストラリアデイ(オーストラリア建国記念日)という国全体が盛り上がりをみせる祝日があります!
この日はもちろん学校も、会社もお休み。ゆっくり家族と過ごしたり、朝から市内で開催されているイベントに参加したり、この日の過ごし方は様々です。
今回は「オーストラリアデイとはなんなのか」「どういうイベントがあるのか」「その日の楽しみ方」などを皆さんにシェアしていきたいと思います!
オーストラリアデイとは?
オーストラリアデイとは毎年1月26日に「オーストラリアは偉大な国だ!」「オーストラリア人に生まれてよかった」という、とにかくオーストラリアへの愛をみんなで再確認する日です。
オーストラリアは移民国家なのでオーストラリアに住んでる人みんなウェルカムというのが風習になっています。
オーストラリアデイは元々ちゃんとした日にちはなく「第2週の土曜日」というように、大まかに日にちが決められていたそうです。
そこでオーストラリア政府が「日にちを決めようじゃないか!」と立ち上がり、イギリス人がオーストラリアという国を見つけた1月26日がオーストラリア建国日に設定されました。特に日にちが決まってなかった、というところがオーストラリア人っぽいですね。
オーストラリアデイの日付が変わる?理由はなぜ?
「オーストラリアがイギリス人に発見された日を建国記念日に定めた」と先ほど説明しました。しかしイギリス人が見つけるその前から、その土地には住んでいた人がいます。それが先住民のアボリジニの人たちです。
イギリス人にとっては、「やったー!新しい領土だ!」となったかもしれませんが、先住民からしてみれば「ここは元々私達の領土だ!」となりますよね。それにより毎年1月26日は「インベンションデイ(侵略された日)」とも呼ばれています。
みんなでお祝いしよう!と政府は言っているのに、この日に悲しい気持ちになる人もいるじゃないか!という声から毎年「日にちを変えるべきだ!」という反対運動が各州の市内で行われています。
前まで日にちを気にしなかった政府が、なぜ今は断固として日にちを変えようとしないのか……それは威厳を保つため。政府の弱い所を見せない為に国民の声に耳を貸さない、という状況が続いています。
オーストラリアデイが近づく頃になるとFacebook上で「あなたは日にちを変えることに賛成ですか?」という質問が多くの人に問いかけられています。オーストラリアデイの日にちが変わるのも近いかもしれませんね!
開催イベント
パースでは毎年エンターテイメントゾーンというのが設けられます。そこではお子さんが楽しめるウォータースライダーなどのイベントや、多国籍料理が楽しめる屋台などが出ています。
スワンリバー沿いでは多くの人が楽しみにしているエアフォースによるショーが開催されます。また先住民アボリジニの文化に触れるイベントなども毎年行われています。
しかしなんと言ってもメインイベントはFire Work(花火)です!ニューイヤー花火より盛大で、光と花火が融合されて美しいショーになっています!見る価値ありですよ!
花火を見るおすすめポイント
花火鑑賞の有名なポイントは
- Kings Park(キングス・パーク)
- Swan River(スワン・リバー)
- Elizabeth Quay(エリザベス・キー)
- South Perth(サウス・パース)
などが挙げられます。
今年(2018年)私はエリザベス・キーで花火を見ることにしました。花火は8PM開始なのですが、ゆっくりディナーをしていたら7時50分を既に回っていて急いで鑑賞ポイントへ……。
目当ての場所に着いた時はすでに人で溢れていて、残念ながら目の前に大きな木がある場所でしか花火を観ることができませんでした。途切れ途切れで綺麗に見れない!!!という事で、帰宅ラッシュになる前に家に帰ることにしました。
ただ、家に帰る途中のビルに花火が反射していたのが綺麗でした。違った角度からの花火を見ることができたので、早く帰ってラッキーでしたね。
有名ポイント以外でも花火が綺麗に見える場所はたくさんあります。現地の人は横断橋に椅子を置いて花火を鑑賞したりと、見る場所は人によって様々。ぜひ皆さんも自分のお気に入りの鑑賞ポイントを見つけてみてくださいね!
まとめ
先住民族アボリジニの方達の独自の国旗(赤・黒・黄色)は日本の日の丸国旗とよく似ています。黒色はアボリジニの人々、赤色は大地と民族の血、そして真ん中の黄色は太陽を表しているそうです。
アボリジニの方の中にも「オーストラリアの住民みんなで祝おう!」とオーストラリアの旗を持ちこの日をお祝いする方もいます。
先住民の方達だけが寄り添うのではなく、私たち移民やオーストラリア人がもっとアボリジニの方達に寄り添うべきなんだと、改めて考えさせられる日ですね。
この日を1日楽しむのはもちろんですが、オーストラリアデイを通して少しオーストラリアの歴史に触れてみるのもいいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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