「海外で働くチャンスを手に入れた!ローカルジョブにチャレンジしてみたい!」
ワーキングホリデービザを取得した私は、そんな強い思いを持ってカナダへ渡りました。現在はトロントのお菓子屋さんで毎日楽しく働いています。
海外に何を求めるのか、どんな仕事をしたいのかなどは人それぞれ違うとは思います。ですが、私と同じ思いを持ちワーホリ先へ向かう人にとって少しでも参考になるよう、私が日本を出てトロントで今の職場に出会うまでの体験談をご紹介します。
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ワーキングホリデーを考えたきっかけ
日本から飛び出すということ自体、日本人である私たちにとってなかなか勇気のいることだと思います。私もそうでした。
大学卒業後からトロントに来るまではOLでしたが、その間ずっと、学生の頃に植え付けられた英語コンプレックスを持ち続け、「いつか海外に行ってみたい」という思いと「勇気が出ない」というジレンマをずっと抱えた状態でした。
何年もの間、なかなかきっかけもなくズルズルと過ごしていたのです。
部署異動が引き金に
そんな中、部署異動になり運悪く?幸運にも?「とんでもなくひどい上司」の下で働くことになりました。
皮肉にも、これがきっかけで6年半勤めた職場を退社し、その後自分はどうしていきたいかを考え、結果ずっと夢見ていた海外での生活をスタートするため動き始めることになったのです。
トロントに来てかけがえのないものを得られたので、このタイミングでも良かったのだと思っていますが、正直なところもっと早く来れば良かったと思うこともあります。
今より若い時はないのです。渡航について悩んでいる方は、ぜひ前向きに検討することをおすすめします。
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[/col][col][/col][/2col]ワーホリ先としてなぜカナダ・トロントを選んだのか
ワーキングホリデービザを取得すると決めたら、行き先選びに迷うと思います。人気の渡航先はオーストラリア、カナダ、ニュージーランド……。
そんな中から行きたいところを選ぶ方法として私はまず、ワーホリ経験者のブログや記事をひたすら読みまくりました。どんな人がなぜその国を選び、実際にはどんな雰囲気でどんな仕事をしたのか、当人たちの生の声を聞くのが一番だと思ったからです。
次に、自分のやりたいことや興味を持ったことを明確にするために、紙に書き出してみました。とっても単純な理由ばかりですが……決め手となったのは以下の点です。
- カナダのワーホリビザには人数制限があるので、他国よりも日本人留学生が少ない可能性がある
- カナダはアメリカと陸続き(旅行に行きたい!)
- 雨よりも雪が好き(バンクーバーは雨が多い)
- 気が合う人が多そう(主観ですが……)
実際トロントに来て、これらすべてがビンゴ!想像もあながち間違ってはいなかったと思います。
なお、最初に挙げた日本人留学生の数についてですが、自分の行動次第で英語環境はつくれるので関係ないと思われるかもしれません。でも、少しでも英語に触れる機会を多くしたいと思っていたため、個人的にこの点も重視しました。
些細なことでも自分の興味関心のある国に行くのが一番だと思うので、渡航前にぜひいろいろと調べてみてください。
ワーホリ中にどんな仕事をする?街を歩いてヒントを探そう
ワーキングホリデービザで渡航して最初の数カ月間は語学学校に行く人が多いと思います。私もその1人でした。
学校で英語を学びながらトロントの街を知ろうと思い、ダウンタウンを中心に歩いて回りました。ダウンタウンにはオシャレなカフェが至るところにあり、興味津々でお店めぐりをしました。これがとても楽しかったです!
メニューもお店の内装もそれぞれに個性があり、しかもとてもおいしい!そして何より店員さんたちがとてもステキでした。
目標となる仕事に出会う
たまに「日本人かな?」と思う店員さんも見かけました。どの人もカナディアンに交じってしっかりと英語で接客していて、素直にカッコいいな!と思ったんです。
その姿を見て、自分もあんな風にお客さんと話したり、オシャレなカフェで働いたりしたいなぁという思いが芽生え、トロントでどんな風に仕事をしていきたいかという目標を持つきっかけになりました。
トロントに来たばかりでどんな仕事をしたいか明確でないという方は、まず街を歩いてみてはどうでしょうか?きっとたくさんの発見があります。何かを始めるきっかけが生まれるかもしれません!
トロントでの仕事探しのコツ
どんな仕事をしたいかが明確になった後は、いよいよ仕事探しです。
添削を受けながらレジュメ作成
自分で作ったレジュメを学校の先生に添削してもらい、ひたすら修正……。慣れない英語の履歴書は作成するのに時間がかかり、「これで合ってるの?」と、とても不安でした。
第三者、それもネイティブに添削してもらうことはおすすめしたいです。周囲にお願いできる人がいなければ、レジュメ講座を受講するのもいいと思います。現地エージェントが無料で開催していることもあるので積極的に利用しましょう。
希望の職場に配ってまわる
レジュメができたら、その後はひたすら希望する職場へ渡しに行きます。これにつきます。インターネット上でも募集はありますが、日本人向けサイトだとあまり良いローカルジョブの求人はありません。
ローカルジョブを探したいなら、私のおすすめはとにかく街を歩くこと。働きたい!と思ったお店にレジュメを直接渡す方が、断然効果があります。
私はトロント中のカフェを歩いてまわり、30軒近くのお店にレジュメを渡しました。そしてその内の何軒かから連絡を受け、面接を受けることができました。
イリーガルな職場に注意
いざ仕事を決めるときには、こちら側にも「選ぶ」権利があることを忘れないでください。私の場合、仕事探しを始めて1カ月後、イタリアンカフェで採用され働き始めました。ここは日本語サイトで見つけたものでした。
しかし、このお店はまさにワーホリ滞在者をいいように使うイリーガルな職場でした。
なんとかこの職場から抜け出したいと思い、仕事の合間に継続してお店を探してはレジュメを渡してまわりました。結果、理想とする現在の職場に採用され、抜け出すことができました。もし妥協してあきらめていたら、違法な働き方をそのまま続けていたかもしれません。
きちんとした職場でチャンスを生かす
ワーホリビザや学生ビザで仕事をする場合、ビザの期限や知識不足・英語力不足が原因で仕事を見つけるのが難しいこともあります。
でも、イリーガルなお店で不当な扱いを受けるのは非常にもったいないです!海外で働けるチャンスをぜひ無駄にしないでほしいと思います。
あきらめずに粘ること
現在の職場にレジュメを渡してから返答と面接までは1カ月ほど。前職場で働いていた期間も合わせると、全体では約2カ月かけて仕事探しをしたことになります。
繰り返しになりますが、そして時間はかかるかもしれませんが、「働いてみたい」と思う職場にはとにかくレジュメを渡すことです。渡さなければチャンスさえも生まれないわけですから。
うまくいかずつらいときもありましたが、あきらめずに探し続けてよかった。今、私はそう思っています。
トロントで見つけた理想の職場とは
最終的に働くことになったお店は、カフェ併設の少し高級なお菓子屋さんです。
カナディアンオーナーのお店で、お客さんとはもちろん、同僚たちとも常に英語で会話します。スタッフの中で一番英語が下手な私はとにかく覚えるのに必死で、初めのうちは失敗もたくさんしました。
でも、同僚たちも優しく、ちょっとした高級店だけあって客層も良く、本当にありがたい環境。ここで仕事を始めてから確実にリスニング力もスピーキング力も向上したと思います。
何よりお店の商品が大好きになり、仕事をしていて本当に楽しい毎日です。これも、自分で歩いて探したからこそ得られたもの。自信にもなりました。
まとめ〜行動すればやりたいことにつながっていく
正直なところ、カナダであっても仕事は選ばなければいくらでも見つかると思います。
海外滞在中の過ごし方は、自分の気持ちや行動次第で変わってくるはずです。もし何もやりたいことが見つかっていないという場合は、まず興味のあることを探してみてはどうでしょうか?些細なことでも何かにつながる可能性があります。
せっかく海外に出たのであれば、思い切ってやりたいことにチャレンジしてみてください。
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