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ウィーンの物価はどれくらい?オーストリア・ウィーン長期滞在時の生活費シミュレーション

オーストリアの滞在費

 

海外に長期滞在するなら知っておきたいのが現地の物価や生活費の目安。

物価が高いイメージのあるヨーロッパですが、オーストリア・ウィーンではどうなのでしょうか。何にいくらくらいかかり、1カ月に必要な予算はどれくらいなのでしょうか。

実際にウィーンに住む私の経験をもとに、生活に必要な出費を割り出してみたいと思います。

※1ユーロ=約127円

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目次

ウィーンの家賃

ウィーンで電車に乗る

便利な立地で月約6万円

私が一人暮らしをしていた時は、50平米の部屋に共益費込で月500ユーロ(約63,500円)払っていました。

街の中心地までは地下鉄で10分程度。家から徒歩1分のところに市電の停留所があり、徒歩5分のところに地下鉄の駅があるマンションです。交通の便も良く、公園やスーパー、銀行などが徒歩圏内に全てある、大変便利な場所でした。

家賃が安かった理由の一つは、エレベーターなしだったことです。エレベーター付きの物件になると少し値段が上がります。

ルームシェアなら

1平米辺り10ユーロ(約1,270円)ほどの物件は、今でも探せば出てくるはずです。

ルームシェアをするなら、月300ユーロ(約38,100円)代くらいから部屋は見つかります。

家族で住むなら

大体月1,000ユーロ(約127,000円)くらいから、十分な広さを持つ家が見つかるでしょう。

ウィーンの光熱費

ウィーンでは、エアコンのない家がほとんどです。夏は暑いですが、日本と違って湿気がなく過ごしやすいため、エアコンがなくても生活できるのです。

そのため、夏は光熱費を抑えることができますが、冬は寒いので暖房費がかかります。私の場合はWien Energieという会社と契約して、電気とガス合わせて月々平均70ユーロ(約8,890円)ほど払っていました。

物件によっては定期的に、ガスの点検費を自分で払わなければいけないこともあります。点検費は業者によって異なりますが100ユーロ(約12,700円)前後です。

ウィーンでの食費

一人暮らしで毎日自炊をするのならば、食費はかなり安く済ませることができます。私は1週間20ユーロ(約2,540円)分もスーパーで買い物をすれば、食材を使いきれずに余らせてしまうほどです。

一方、レストランなどで食事をする場合の値段は、日本とあまり変わらない印象があります。

ランチなら7ユーロ(約900円)、カフェなら10ユーロ(約1,270円)、ディナーなら30ユーロ(約3,810円)程度かかるでしょう。

ウィーンの携帯電話代

オーストリアでは携帯電話料金はとても安いです。

私は月々24ユーロ(約3,050円)で、1,000分の通話、1,000通のSMS、インターネットのデータ使用量無制限のプランに加入しています。

データ使用無制限にこだわらないのであれば、例えばHofferというスーパーマーケットのHoTなど、月10ユーロ(約1,270円)ほどで不自由なく携帯電話を使用できる上に契約期間のしばりがないプランもあります。

ウィーンのインターネット代

色々な会社がネットサービスを提供しているので、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。

私はA1という会社と契約して、月々19.90ユーロ(約2,530円)払っていました。日本の光回線のような速さはなく、インターネットに関しては日本に比べて少し割高なイメージがあります。

回線設置の際に150ユーロ(約19,050円)程度の設置費がかかることがあるのですが、頻繁に設置費無料キャンペーンをやっているので、そういったキャンペーンに合わせて契約すると出費を抑えられます。

ウィーンの交通費

ウィーン

365ユーロ(約20,960円)の年間パスを購入していれば、ウィーン市内の公共交通機関は乗り放題です。

26歳以下の学生ならば、9月から1月と、2月から6月のそれぞれ5か月間、75ユーロ(約9,530円)で乗り放題になるSemesterkarteという定期があります。また、7月と8月の夏休み期間はFerien-Monatskarte für Studierendeという1カ月乗り放題のチケットが各月29.50ユーロ(約3,750円)で購入できます。

ウィーンでの健康保険料

ウィーンに滞在するためには(滞在許可を取得するためには)健康保険に加入している必要があります。

ウィーンに住むほとんどの人はWGKKというオーストリアの国民健康保険のようなものに入っています。働いていれば、雇用者が加入などの手配を全てしてくれ、保険料は給料から天引きされる形になります。

保険料は収入によって変わります。学生は月約50ユーロ(約6,350円)ほどと比較的安い料金で加入することができます。

これに加えて、日本の海外旅行保険に加入するなら、その保険料も払う必要があります。

ウィーンでの滞在許可申請費

滞在するには滞在許可が必要で、その滞在許可を取るにはお金が必要です。2016年1月現在、1年分で120ユーロ(約15,240円)です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

ウィーンでの1カ月の生活費合計は?

ウィーン

では、ここまでに見てきた出費を合計してみます。一人暮らしの27歳以上、自炊中心の生活と仮定します。

  • 家賃:約500ユーロ(約63,500円)
  • 光熱費:約70ユーロ(約8,890円)
  • 食費:約100ユーロ(約12,700円)
  • 携帯電話代:約24ユーロ(約3,050円)
  • インターネット代:約19.90ユーロ(約2,530円)
  • 交通費:約30ユーロ(約3,810円)

合計:約744ユーロ(約94,500円)

これは最低限の金額で、上述した健康保険料と滞在許可申請費は入れていません。また、人によってはここに交際費や洋服代、娯楽費などがプラスになります。

独身で車を持たず、贅沢しなければ、1年間150万円もあればウィーンで生活できるでしょう。

まとめ~少ない出費で飽きさせない街

もちろん生活スタイルによって必要な費用は変わりますが、うまくやりくりすればウィーンでは日本の大都市よりも出費を抑えることが可能です。

1年を通して様々なイベントが行われるウィーンは住んで飽きることがありません。また、オーストリアは7つの国に国境を接しているため、気軽にいろいろな国に旅行に行くこともできます。

もしも海外で暮らすことを考えているのであれば、ぜひウィーンも候補に入れてみてくださいね!

※この記事の内容は2016年3月現在のものです。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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