私が住むスコットランドには、観光地としてよく知られる2つの街があります。
1つは首都エジンバラ。1年を通してフェスティバルの街として賑わい、毎年夏には世界中から観光客が訪れます。もう1つはグラスゴー。芸術が盛んで、古い街並みにモダンが調和した独特の雰囲気を持っています。
ここでは、2つの街で行われるイベントを紹介しながら、1年を通してお祭り好きなスコットランドの魅力をお伝えします。
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スコットランドの魅力:エジンバラ
旧市街・新市街とも世界遺産に登録されている首都エジンバラは、中世の世界に迷い込んだような気にさせる美しい景色が広がります。
歴史的建造物が数多く立ち並び、石畳の道にはスコットランドの民族衣装「キルト」を着てバグパイプを弾く人たち。そして、街のシンボル的存在の「エジンバラ城」は高台にあり、街中からその壮大な姿を眺めることができます。
そんなエジンバラの夏は、賑やかなフェスティバルの毎日となります。
夏のお祭り1
毎年「国際芸術エジンバラ・フェスティバル」が3週間開催され、オペラ、オーケストラ、ミュージカル、バレエなどの世界の一流芸術家がエジンバラで公演を行います。
夏のお祭り2
同じ時期にエジンバラで3週間ほど開催される「エジンバラ・フリンジ・フェスティバル」では、アマチュアの方などが披露する手品や一発芸などが人気を集めます。
登録料を払い、ストリートでパフォーマンスする場所さえ見つかれば誰でも参加できるフェスティバルなのです!ストリート・パフォーマンスをみんなで見て、面白いと思ったら「チップ」を渡すという、とてもラフなものです。
イギリスの有名なコメディアンMr.ビーン(ローワン・アトキンソン)も、このフリンジ出身です。
夏のお祭り3
スコットランドの夏の一大イベントとして特に注目なのが、8月に3週間にわたってエジンバラ城で開催される「エジンバラ・ロイヤル・ミリタリー・タトゥー」。
スコットランドの民族衣装キルトを着た軍楽隊によるバグパイプのパフォーマンスには圧倒されます。
また、世界中からの参加者が演奏をします。2017年には日本からも「陸上自衛隊中央音楽隊」が参加して、和太鼓などの「和のパフォーマンス」披露し外国人を魅了しました。
このイベントは50年もの歴史を持ち、毎年チケットは即日完売になるほどの人気です。エジンバラ城に音楽が鳴り響き、感動のあまり鳥肌が立ちます!
スコットランドの魅力:グラスゴー
スコットランド第2の都市グラスゴーは芸術と音楽の街といわれています。
グラスゴー出身のバンドも多く、毎年2月には「ケルティック・コネクション」が1か月にわたり開催されます。スコットランドで有名なアーティストと、世界から集まるアーティストによる冬の音楽フェスティバルとして人気です。
なお、ライブのことをグラスゴーでは「gig(ギグ)」といいます。パブやライブハウスで毎日のようにお酒とギグを楽しむグラスゴーの人がたくさんいます。
夏には野外フェスティバルも開催され、音楽の街グラスゴーはますます盛り上がります!
スコットランドの魅力 番外編:パブ
スコットランドの生活と密接しているパブは、どんな小さな田舎町にもあり、賑わっています。
パブとは「Public House(パブリック・ハウス)」の略語。友だちや恋人とおしゃべりしたり、スポーツ観戦したりと、みんなが思いのままに楽しむ憩いの場です。
キッズフレンドリー(家族歓迎)なパブが多く、子連れでランチを食べに行く人もたくさんいます。ただし、子どもは夜8時まで、それ以降は夜12時まで大人が集う場になります。
週末にはライブ演奏があり、ケルト音楽で踊り出す人が多いです。
まとめ~明るくておおらかな人々にも魅了される
北国で寒く天気も悪いため鬱々とした人が多いと思われているスコットランドですが、みんな陽気で開放的です。おおらかな人たちに助けられることがよくあります。
ピクニックの文化が根強く、太陽が出ると芝生の上でランチをしたり、読書や日光浴を楽しんだりする会社員や学生たち、家族連れなどで公園がとても賑わいます。
日本の卒業式などで歌われる「蛍の光」は実はスコットランドの民謡で、意外なところで日本とのつながりもあるんですよ。
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