こんにちは。台湾在住ライターのMoanaです。先日、海外に住む台湾人の友人と食事をする機会があり、和食が大好きだというその夫婦をホテルのレストランに招きました。
美味しいものがたくさんある台湾と言えども、やはり外国。私は普段から決して食べ物の味にうるさい方ではありませんが、食事に招く側の日本人として和食の味は気になります。
そこで今回は、台湾で食べられる和食の味について「シェラトングランド台北ホテル」を例にあげて皆さんにご紹介したいと思います。台湾で急に和食が恋しくなったり、接待をする必要がある人は必見です!※1TWD=約3.69円(2018年現在)
私がシェラトングランド台北ホテルのレストランを選んだ理由
今回、私が友人夫婦との会食で和食を選んだのは、彼らが住んでいるところでは和食があまり食べられないと聞いていたからです。せっかくなので美味しい和食を食べさせてあげましょう!
台北には和食が食べられる所がたくさんあるのですが、中には「和食っぽいレストラン」というところも結構あります。そのため「どこで食べようか?」とレストランを決める前に私は色々と頭を悩ませました。
そして最終的に選らんだのは「シェラトングランド台北ホテル」の中にある「桃山(タオ・サン)」というレストランです。単純な理由ですが、有名なホテルに入っているお店であれば、味や雰囲気は心配することがないだろうと思ったからです。
その他にも、ホテルのすぐ目の前にMRTという市内を走る電車の駅があるので、友人夫婦がアクセスしやすいだろうというのが決め手でした。
シェラトングランド台北ホテルの場所と行き方
MRTを利用してホテルへ行く場合、最寄駅は「善導寺(サン・ダオ・スー)」という台北駅から1つ離れたところにある駅です。
2番出口を出て真っ直ぐ歩くと、1分もかからないうちに左手にホテルの入り口が見えてきます。MRTの駅からとても近いので非常に便利です!
ホテルは忠孝東路(ヂョン・シャオ・ドゥオン・ルゥー)という大きな通りに面してはいるものの、台北駅周辺ほど賑やかな雰囲気ではなく少し落ち着いた感じの場所です。
シェラトングランド台北ホテルのロビーの様子
ホテルのロビーはとても明るく広々としていて「さすが世界的に有名なシェラトンホテル!」と、私はテンションが上がりました。食事をする予定のレストラン「桃山」は2階にあります。
左手にあるエレベーターまで歩いて行く途中、とても大人の雰囲気がするバーがありました。
そして、その先で多くの人が列を作って並んでいたのはビュッフェスタイルのレストラン。そういえば以前、台湾ではどこのビュッフェスタイルのレストランも大人気とニュースで聞いたことがあるのですが、どうやら本当だったようですね。
台北にある高級感あふれる和食レストラン「桃山」
レストランに到着して中に入ってみると、まず見えたのはお寿司のカウンター。カメラを向けたら職人さんが隠れてしまいました。お仕事の邪魔をしてすみません!
まるで料亭のような雰囲気(実際の料亭はテレビで観たことがあるだけで行ったことはありませんが……)。廊下には所々に、入り口にあったものと同じシンプルで素敵な電燈が置いてありました。
レストランの奥には畳と洋風の個室がそれぞれ4部屋あり、この日係りの人に案内されたのは「桜」という札が掛けられたお部屋です。
お部屋の中はこの通り。洋風のお部屋でも落ち着いた感じがするので、ゆっくりとお食事ができそうな予感がします!
台北の和食レストラン「桃山」のメニュー
レストランのメニューは日本語、中国語、英語で書いてありました。コース料理にはベジタリアンが多い台湾らしく「素套餐(スゥ・タオ・ツァン)=精進コース」というものもあります。
また、台湾には牛を飼って農業をやっていたなどの理由から牛肉を食べない人が意外と多いので、こちらのレストランのコース料理のメニューに牛肉が使われている場合は、他のお肉に変更ができるとのことでした。
今回私がオーダーしたのは「花套餐(ホワー・タオ・ツァン)=花コース」。友人夫婦とのおしゃべりを楽しみながら、ゆっくりと食事をしたかったのでコース料理にしました。お値段は1,880TWD(約6,937円)です。
「前菜」
盛り付けが見た目にとても涼しい感じのゴマ豆腐です。器の下の氷で冷やされているプルプルの食感のゴマ豆腐を、たっぷりかかったダシと一緒に頂きます。1口食べて「日本で食べるような、ちゃんとした和食だ!」と思いました。
「刺身」
4種類のお刺身の盛り合わせです。小さな器に入っているのは柚子味噌に和えてあるイカ。旬なのか、とても柔らかい歯ごたえでした。
お刺身と言えば、台湾の結婚式などで出されるお刺身は日本で食べるものに比べて2倍くらい「厚い」です。
なので初めて見た時は「これが台湾式か……」と、そのあまりにも大胆な切り方に少しびっくりしましたが、とても食べ応えがあるので、それはそれで良いかも知れません。
ちなみに、こちらのレストランのお刺身の厚さは日本のものと同じくらいでした。
「焼物」
アユの塩焼きです。子どもの頃にしか食べたことがなかったので「懐かしいなぁ……」と思いながら頂きました。箸休めの茶色くて丸いイチジクのドライフルーツも美味しかったです。
「揚物」
私が特に楽しんだのが衣がサクサクの天ぷら。お恥ずかしいことに家で作らないメニューの1つで、しかも、プロの職人さんが作ってくれたということだけあって味は格別でした!
「酢物」
もずく酢がここで出されました。甘みが少ないお酢の味付けです(実は大好物なので、写真を撮る前にうっかり食べてしまいました……)。
「鍋物」と「食事」
すき焼き、ご飯、お味噌汁、お漬物です。お肉が柔らかいすき焼きをしゃぶしゃぶに変更することもできます。そして、ご飯が台湾で食べる白米らしからぬ美味しさでした。さすがホテル内にあるレストラン。
「甘味」
デザートは小豆、緑豆、紫米が入ったお汁粉と果物です。以上の品を全部食べたら、とてもお腹がいっぱいになりました。
そして何よりも、食事に招いた友人夫婦も「美味しい!」と喜んで食べてくれたので私も嬉しかったです。こちらのレストランを選んで大正解でした!
基本情報
- 名称:桃山(シェラトングランド台北ホテル内)
- 住所:台北市忠孝東路一段12號2樓
- アクセス:MRT「善導寺」駅下車、2番出口を出て徒歩約1分
- 営業時間:11:30~14:30、18:00~21:30
- 電話番号:02 2321 1818
- 日本語の公式サイト:http://www.starwoodhotels.com/
まとめ
今回は、台湾で食べることができる和食レストランの例として、シェラトングランド台北ホテルの中にある「桃山」の店内と、コースメニューをご覧頂きました。
大切な友人を食事に招く側として心配していた「和食っぽいレストラン」ではなく、日本の本物の味が頂ける和食のお店です。
ホテルの中にあるレストランなので、残念ながら庶民はお値段的にも頻繁に利用するというわけにはいかなさそうですが、場所、雰囲気、味の全てがおすすめのレストランです。
ぜひ皆さんも、台北で訪れる和食レストランの選択肢の1つに入れてみてくださいね。
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