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アメリカ系航空会社の客室乗務員の生活費とは?日本からアメリカへ通勤するって本当?

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空

私は現在、アメリカ系航空会社のCA=客室乗務員として勤務しています。というと、どんな風にイメージされるでしょうか?

免税店でブランド品を爆買い、全身をそのブランド品で包み時計はダイヤの入ったROLEX、リムジンで通勤……さすがに今では、そんな風に思っている人はいないと思います。

同僚には日本から、またヨーロッパやタイなどから通勤している人もいます。これは、特にめずらしいことではありません。えっ?通勤費はどうなるの?どうやって生活しているの?きっと不思議に思われたと思います。

そこで今回は、アメリカ系の航空会社で働くCAの生活費についてご紹介します。

※1米ドル=約111円(2018年6月15日現在)

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アメリカ系航空会社CAの家賃は?

ベッド

乗務員は所属地に自宅があることが少ない

操縦士や客室乗務員はそれぞれベースに所属していることをご存知でしょうか?

例えば、自衛隊の隊員はそれぞれ横田基地や三沢基地などの基地に所属しています。同じように操縦士、乗務員もニューヨークベース、ロサンゼルスベースなどに所属して、勤務する時は自分の所属するベースから飛ぶのが基本です。

そのベースシティーに自宅があればいいのですが、なかなかそうはいきません。操縦士や乗務員には家族を連れての所属地への引っ越しは避け、飛行機で通勤することを選ぶ人が多いです。

乗務員の共同宿泊先クラッシュパッド(Crashpad)

そんな通勤事情なので、その日のうちに自宅へ帰れないことが多く、乗務員仲間で共同の宿泊先を借ります。その宿泊先がクラッシュパッド(Crashpad)。スポーツのボルダリングで使用するマットのことではありません。

3ベッドルームのアパートに10人以上が居住すると聞くと驚くかもしれませんが、ここを使うのは仕事と仕事の合間に寝る時だけ。仕事が終わったらさっさと自宅に帰ります。

私もクラッシュパッドを使用するのは月に4〜5日くらい。他の日は自宅にいるか仕事で飛んでいるかです。シェアメイトと数カ月顔を合わさない……ということはよくあります。

ソファ

自宅とクラッシュパッド、家賃は合計約11万円

クラッシュパッドの相場は月250〜300ドル(約28,000~33,000円)くらい。水道光熱費、インターネットなど全部含まれています。

一方、一人暮らしの私のホームタウンの自宅はワンベッドルームのアパートメントで、駐車場込で月700ドル(約78,000円)です。ニューヨークやサンフランシスコなどがホームタウンの人は、これよりさらに高いことは間違いないです。

  • 1カ月の家賃(アパートとクラッシュパッド合計):約1,000ドル(約110,000円)

アメリカ系航空会社CAの食費は?

レストラン

家にいるのが少ない仕事、自炊ってできるの?

自炊の可否はその乗務員の情熱次第です。国内線の客室乗務員は1〜2日のトリップも多いので、2日分くらいの食事を持ち歩くこともあります。

常温でも保存しやすい野菜や果物、パン、肉類は保冷バッグに入れ、氷を小まめに交換したりします。カップラーメン、インスタントスープなどを非常食として持ち歩く人も多いです。

国際線は所持品チェックでひっかかる

国際線の場合はそれが少し難しくなります。入国の際に外国からの食品、特に肉や野菜は受け入れない国もあります。こっそり持ち込んだのがバレた場合、罰金の対象になったり、ブラックリストに載ると5年間税関で鞄開けが義務付けられたりします。

私も経験があります。レタスやほうれん草の入ったサラダミックスを食物検疫で没収されました。

ただ、国際線の場合は乗務員にも食事が出ます。機内食ばかりで飽きること、塩分が気になることを除けば、食事は持ち歩かなくても大丈夫ですね。

自炊分の食費はひと月2万円ちょっと

自宅で連続して過ごせるのは長くて2日間のことが多く、野菜、肉、魚などすでに小分けになって冷凍されているものを買うのでかなり不経済です。1カ月に200ドル(約22,000円)くらいかかっています。

これを頑張って、食料をまとめ買いして自分で小分け冷凍すれば食費はもっと抑えられるかもしれません。でも、自宅にいる時は疲れて寝ているのでなかなか難しいです。

外食費はやっぱりかかる?

お店

毎日家で夕食を食べられるわけではない客室乗務員。外食費はそれなりにかかり、月に200ドル(約22,000円)ほどです。

仕事の間に空港やホテルで食事をすることが多いのは仕方がないのですが、どちらも値段が普通のお店より高めです。空港になると、同じチェーン店でも値段が2割増しくらいのところも多いです。

それに仕事の時間が不規則なので、空港で眠気覚ましのコーヒーを買うのが習慣になっています。その空港のコーヒーがまた高いんです。日本のコンビニのように100円で買えるわけではないので、コーヒー代だけで1日20ドル(約2,200円)を超えることもあります。

  • 1カ月の食費(自炊費と外食費合計):400ドル(約44,000円)

アメリカ系航空会社CAの日本やヨーロッパからの通勤費は?

電車

通勤のフライトは無料か割引価格

ベースシティーに自宅がない乗務員は、ホームタウンからベースシティーまでどうやって通勤しているのでしょうか?

航空会社間で契約があり、通勤の際に乗務員は他の航空会社の便に無料で乗れます。一応、国内線、国際線とも無料で乗れることにはなっていますが、さすがに国際線は気が引けるので他社の場合はチケットを買います。それでも航空会社職員の割引が使えるので、破格の値段で飛ぶことができます。

こうしてホームタウンからベースシティまで通勤しているのです。中にはロサンゼルス・ニューヨーク間というアメリカ横断通勤をしている人もいます。

空港までの交通費支給はなし

飛行機通勤は基本的に無料ですが、アメリカの会社は交通費支給はほとんどありません。したがって、空港までの電車代、ガソリン代などは自腹です。

私はクラッシュパッドから空港までは電車通勤で、毎月20ドル(約2,200円)くらいかかっています。また、自宅から空港まで近いので、ガソリン代は月々20ドル(約2,200円)くらいです。

アメリカは高速道路料金が無料(実は税金に含まれている)なので助かります。でも、ガソリン代の高騰は生活費を直接的に圧迫しますよね。

ベースシティーでクラッシュパッドを借りない人はホテルに滞在し、これも自腹。1泊70ドル(7,700円)前後かかるようですね。

  • 1カ月の交通費:20ドル(約2,200円)
  • 1カ月のガソリン代:20ドル(約2,200円)

アメリカ系航空会社CAの携帯電話・インターネット料金は?

携帯料金は自腹

移動するのが仕事なので、会社からの連絡は自宅ではなく携帯電話にかかってきます。天候や機材の不具合によるスケジュールの変更などは日常茶飯事、スマホは肌身離さずです。

最近ではスマホのWi-Fi Callingという機能のおかげで、国際通話もお金がかからなくなって助かっています。Wi-Fi環境なら、通話やSMSの受発信が無料でできますからね。

というのも、携帯電話の料金は自腹なんです。

プライベート兼用なので仕方ない

携帯に関しては、私用で使うことも多いので仕方ないと諦めています。

アメリカの航空会社では飛行中に無料でSMSにつながるサービスを実施していることも多く、飛行中でも家族や友人と連絡を取ることができます(もちろん、仕事中に私用で使うのは禁止です)。

携帯電話の料金はLTEのデータ無制限、話し放題のパッケージで月に80ドル(約8,800円)くらいです。私はグローバルのプランに加入していて海外でも2GB分使えます。

ネットはテレビとのセット料金

今、アメリカはケーブルに入っていないと無料チャンネルも見られない仕組みになっています。

なかなかテレビを見る時間もないのですが、インターネットなしで生活もできないので、インターネットとケーブルのパッケージに入っています。インターネットとケーブル合わせて75ドル(約8,300円)のプランです。

  • 1カ月のスマホ料金:80ドル(約8,800円)
  • 1カ月のインターネット料金:75ドル(約8,300円)

アメリカ系航空会社CAの制服など仕事必需品のための支出は?

バッグ

乗務員の制服や鞄は、原則は会社からの支給です。ただし、無制限ではありません。毎年与えられるポイントがあり、そのポイント内でしか無料になりません。ポイント以上の場合は自費購入です。私は最近トートバッグを紛失し、自腹で新しいものを買いました。

ストッキング、靴下、靴なども会社の規定のものがありますが、こちらは自費です。

女性の場合、ストッキングは1日で伝線することもあり、かなり痛い出費です。ただし、制服で出勤できるので普段の服にお金がかからないのはありがたいです。

  • 1カ月の被服費:約50ドル(約5,500円)

アメリカ系航空会社CAの身体づくりへの投資は?

SPA

客室乗務員の仕事は空の上での肉体労働です。普段から体力づくりのウオーキングをしたり、けがをしない身体づくりのためにヨガに通ったりしています。仕事の合間にマッサージなどのメインテナンスも欠かせません。

  • 1カ月のジム代:40ドル(約4,400円)
  • 1カ月のマッサージ代:100ドル(約11,000円)

アメリカ系航空会社CA、自宅は留守が多いけど光熱費は?

ここではシングルの私の水道光熱費について説明します。

基本的に、アメリカのアパートに住んでいると水道代は家賃に含まれています。そして、私のアパートはガスがなくすべてが電気。毎月の使用量で請求されます。クーラーを使う夏や暖房を入れる冬は高くなり、春と秋は低くなります。

私の場合、アパートにいる日が月に10日もないので、電気代が50ドル(約5,500円)を超えたことはまだありません。

  • 1カ月の光熱費:50ドル(約5,500円)

アメリカ系航空会社CAの1カ月の生活費概算

  • 家賃:1,000ドル(約110,000円)
  • 食費:400ドル(44,000円)
  • 交通費:20ドル(2,200円)
  • ガソリン代:20ドル(2,200円)
  • 携帯料金:80ドル(約8,800円)
  • インターネット料金:75ドル(約8,300円)
  • 衣類代:50ドル(約5,500円)
  • 光熱費:50ドル(約5,500円)
  • 交際費(お土産):100ドル(約11,000円)

合計1,795ドル(約199,000円)

この他に健康保険、自動車保険、住居保険などの保険料やジム代などの雑費があります。

お給料は、税金を差し引いた手取りが月に3,500ドル(約38万円)ほど。ということは、かなり貯金できるはずなのですが……。

日本に月に1度は帰国して、実家に飛行機や新幹線で帰ったり温泉に行ったりするのでなかなか貯まりません。そして、お土産をついつい買ってしまうのも問題です。

まとめ〜物価が高いアメリカでは生活も質素に

GAP

よく日本の人が「日本は物価が高い」と嘆いているのを聞きます。でも、アメリカに住んでいると日本の物価がそれほど高いとは感じられません。レストランなどもチップを払わなくていい分、安く感じられます。

ファストファッションも充実していますよね。アメリカで同じようなクオリティの服を購入すればかなり高いです。

ただし、野菜や肉などは圧倒的にアメリカの方が安く、自炊をしていればかなりコストを抑えられるでしょう。でも、魚は一般的に種類が少ないです。それに値段も高く新鮮ではないので、肉が食べられない人はツライところですね。

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