海外に住むことが初めての方はもちろん、そうではない方も異国の土地で住む家を探すのって大変ですよね。私も海外移住は初めてで何もわからず、家探しに苦労しました。
そこで、夫婦2人がカナダのモントリオールでこの家を選んだ経緯と、海外の家に関しての基本情報などの紹介をしたいと思います。
記事の目次
カナダ・モントリオールに到着
我が家がカナダに到着したのは2018年1月中旬です。その日の気温はマイナス15℃!モントリオールは1月~2月が最も寒く、マイナス20℃を下回る日もある真冬にここに来ました。
最初の2週間は夫の会社が準備してくれていたホテル住まいだったのですが、それ以降は自身で住む家を探さなければなりません。2週間で見つかるのか…不安でいっぱいでした。
モントリオールでの家探しの第一歩
日本だと、大手の仲介業者さんがたくさんありますよね。こちらにも仲介業者はあるのですが、取扱物件があまり多くない様子。モントリオールでは仲介会社を通さず、大家さんと直接契約をするのが主流です。でも、どうやって?
- 実際に街を歩いて「RENT」と書いてある物件を探す
- 家探しサイトを通じて大家さんとやり取りする
- 広告(フリーペーパー)から探す
このような探し方があるようです。私たちはインターネットサイトから探すことにしました。有名な3つのサイトがあります。
- クラシファイド:http://www.e-maple.net/classified.html
- KIJIJI:https://www.kijiji.ca
- WALKSCORE:https://www.walkscore.com
サイトを見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。いろんな家を見比べることができるので、面白いです。
モントリオールの家賃の相場は?
日本とは違い、1DKや2LDKなどの表示はありません。表現は下記のようになります。
カナダの住宅金融公社(2018年)が発表した、最新の都市別の平均賃料によると
- Bachelor:ワンルーム($597)
- 1BR :1ベッドルーム+リビング($698)
- 2BR:2ベッドルーム+リビング($782)
- 3BR:3ベッドルーム+リビング($965)
日本よりもお得に見えますよね。
カナダ・モントリオールでの家探しの条件は?
家具家電付きの物件を探していました。日本だとあまり聞きなれないと思いますが、ここモントリオールでは、そういう物件があります。洗濯機、冷蔵庫、ベッド、TV、食器まで生活に必要なものがすべてそろっているんです。
ただし、その分家賃もグンとあがってしまうのですが、次の引っ越しのことも考えるとこの方がお得な場合もあります。
また、立地ですが、ダウンタウンに近ければ近いほど家賃は上がります。都心やメトロの近さ、スーパーマーケットの近さなど、生活のしやすさと家賃が比例するのは日本と同じですね。
我が家の条件としては
- 歩いて職場まで行ける距離(職場から2㎞以内程度)
- 家具家電付き
- 徒歩圏内にスーパーマーケットがある
この3つでした。
実際に家を決めるまでの道のり
カナダに来て物件探しを始めてから7日目。3件まで物件を絞ることができました。
KIJIJIのサイトから大家さんのメール・電話番号が分かるので連絡をして、内覧の予定を組んでもらいます。メールをして、すぐに返信があったので3日後には見に行くことになりました。
3件とも、大家さんとは物件の現地で待ち合せです。結局この中から1件選択するのですが、入居時期が2週間先だったため、泊っていたホテルの延長手続きをしました。
やはり2週間以内に物件を決めるのは無謀でした。
ここに決めた!立地と家賃と間取り
実際に決めた物件です。
家賃は月$1,300、間取り1+1/2、ダウンタウン中心部まで歩いて5分
探していた条件をすべてクリアしています。
気に入った点は、
- キッチンが対面式で広い!
- 1+1/2でも仕切りがあってベッドルームが独立している
- インターネット込み物件
- 徒歩圏内にスーパーが3か所ある
- 外観も室内もとてもきれい
他の2件の物件を選ばなかった理由は、
- 写真掲載と実際が違いすぎる(入った瞬間「部屋が汚い!」と思いました)
- 大きな道路沿いで騒音がすごい
- なんだか家全体が匂う
- 人気が少なく閑散とした場所で、防犯上あまり良くない立地
実際に見てみないと、やはり物件選びは難しいと思いました。
実際にモントリオールで住んでみて
海外特有の家の広さを実感しています。1BR物件なのですが、東京で住んでいた1LDKの家の狭さとはまるで違います。
ベッドはダブルベッドです。対面式のキッチンは人工大理石。海外式のオーブンでは大きなピザだって焼けちゃいます。
夢のような海外暮らしをしています。
住みにくい点は
- ホームレスが多く、夜間特に騒いでいてうるさい
- お風呂がガラス張りで、トイレから丸見え
- 家具・食器など壊すと弁償のため、割らないかヒヤヒヤする
- 電子レンジが基本1,000Wのため、感覚がつかみにくい
それ以外のデメリットは今現在感じていません。
まとめ
モントリオールは思っていた以上に住みやすい町でした。家探しは日本でも苦労しますね。特に海外では分からないことが多いので、必要な条件をしっかりとリストアップしておくと良いです。
せっかくの海外生活。気に入るお家を見つけて住んで、より素敵なものにしたいですね。
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