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オークランド在住3年目の移住者が語る!ニュージーランド移住の進め方

ニュージーランドのビーチ

※ニュージーランド郊外の海の風景。大都会のオークランドでも郊外では、海や山などの自然が楽しめます。

ここ5〜10年くらいで、日本でも「海外移住」という言葉がマスメディアやインターネットなどでよく取り上げられています。また期間や方法などにも様々なパターンがあります。

海外移住というと、アメリカやカナダ、ヨーロッパなどを想像する方が多いですが、ニュージーランドは英語圏であり、自然が多い、日本からの飛行機直行便がある、アメリカやヨーロッパなどと比べて物価が比較的安い、ワーキングホリデー制度があるなどの理由から、近年移住先として注目されています。

目次

どれくらいの期間ニュージーランドへ移住したいのか

ニュージーランド移住と一言でいっても、様々な移住の方法があります。

例えば、

  • ワーキングホリデー制度
  • 1年くらいの語学留学
  • 大学留学
  • シニア留学、移住
  • 国際結婚
  • ニュージーランド永住権を取得する
  • 現地法人など日本の会社員としてニュージーランドで働く

ワーキングホリデーを使い1年間ニュージーランドで暮らしながら働いたり、語学学校に通い英語力を伸ばす、旅行するなどの目的で渡航する若者が多く、その後、ワークビザや学生ビザに切り替えているパターンも多いです。

一言で移住といっても、どれくらいの期間住みたいのか、何をしたいのかによって申請するビザの種類も変わってきます。

ニュージーランドの移住に関する情報を集める

Piha beach

※オークランド市内から車で約1時間のところにあるPiha beach。海と山が楽しめ、夏にはサーフィンやキャンプを楽しんでいる方もいます。

期間が決まったら、情報を集めます。

  • どれくらいの資金がいるか
  • 必要な英語力
  • 日本へ帰国後の就職活動方法など
  • ビザの申請方法、申請に必要な費用、書類など

日本でも、様々な留学会社がニュージーランド移住をサポートしており、ビザ手続きの手伝い、ニュージーランドで暮らすための情報を提供しています。

相談はほとんどの場合無料ですが、ビザの手続きは有料の場合もあり、各留学エージェントによって値段も異なります。

また、エージェントなどに行かなくても、インターネットを通して様々な情報が得られますし、実際にニュージーランドに移住した方のブログや、インスタグラムなどのソーシャルメディアには様々な情報が載っています。

ニュージーランド移住の目標金額

どれくらいの期間移住したいのか、何をやりたいのかによって、予算も変わってきます。

一般的に、

  • 半年以内の短期留学:50万円~80万円前後
  • ワーキングホリデー:100万円前後
  • 1年間の語学留学:150万円~250万円
  • 専門学校、大学留学:1年間250万円から300万円前後
  • 移住するための専門留学:300万円から500万円

個人のお金の使い方によっても予算は変わってきますが、家族と一緒に移住するのか、色々な場所へ旅行するのか、自炊をするのか、交際費の使い方などによっても、大きく金額が変わってきます。

また長期で移住する場合は、日本への一時帰国費用、万一病気になったときに備えての保険費用などもかかります。

ニュージーランド移住に必要な英語力

アイスクリーム

※ニュージーランド人はアイスクリームが大好きで、スーパーにも街中にも、たくさんの種類のアイスクリームがあります。

移住パターン、期間に関わらず、ニュージーランドは英語圏であるため、英語力は必要です。

ニュージーランドは移民の国と言われるほど移民が多く、特に最大の都市であるオークランドには、日本人コミュニティ、語学学校、日本食レストラン、日本食などの輸入スーパー、ダイソーなどがあり、海外にいながら日本語が通じる場面も多々あります。

しかし、どの場面においても基本的には公用語である英語が求められ、特に仕事や病院などで必要になりますし、英語が話せなければ就ける仕事も限られてきます。いざというときにも様々な場面で英語が話せる日本人に助けを求めなければいけません。

日本にいる間に英語学校へ通ったり、最近はインターネットで無料で英語の勉強をすることもできますので、可能な限り英語力を身に着けてから来ることをおすすめします。

短期留学→長期留学→ニュージーランド移住へ

最初から海外移住を視野に入れていたわけではなく、ニュージーランドへ旅行やワーキングホリデーなどで来て、ここでの生活が気に入り、移住を決めたり長期間働いている日本人もよく見かけます。

特に、「海外へ移住してみたいけど実際は行ってみないと分からない」と不安な方や、移住とまでは最初から踏み切れない方には、まずは短期間の英語留学を試してみたり、特に30歳以下におすすめなワーキングホリデー制度などを使い、まずはニュージーランドに来て、実際に暮らしてみてから考えるのもありだと思います。

実際にニュージーランドへ移住している日本人はどのようにして移住したのか

夏のクリスマス

※南半球にあるニュージーランドでは、夏のクリスマスを楽しめます

ニュージーランドに来てから、長期在住者、移住者などたくさんの日本人に会いました。

例えば、

  • 国際結婚

ニュージーランド留学中、旅行中に、ニュージーランド人、またはニュージーランドで永住権を持っている外国籍の方と出会い結婚

  • 日本からの出向(海外駐在員)、現地法人勤務など

日本の会社員として2~3年、またはそれ以上の長期で海外勤務している方

  • ワーキングホリデー→長期滞在へ

ワーキングホリデーでニュージーランドへ来て、気に入り、勤務先からの推薦でワークビザを取得し、長期で働いている方

主に、日本食レストランの調理師などレストラン勤務が多いです

  • 留学→ワークビザ

ニュージーランドの大学、専門学校へ留学し、その間にアルバイトとして働き、卒業後にワークビザへ切り替え長期滞在

  • シニア留学、長期移住

日本の会社をリタイア後、長期での英語留学、ニュージーランドの夏に当たる時期のみ毎年来ている方、ニュージーランドの永住権を取得し住んでいる方

  • 語学学校→専門学校→ワークビザ→永住権取得

日本から永住権取得を目指し、ニュージーランドへ来ている方はこの例が多いです。年代も幅広く、20代、30代、40代と様々です。

留学資金、年数はかかりますが、英語力や専門的な資格がなくても、英語学校で半年~1年程で専門学校へ入学できる英語力を身に着け(アイエルツ5.5~6.5前後)、1年から2年専門学校へ通い、ニュージーランドで働くための技術を身に着けます。

学校卒業後は、1年間、雇用主のサポートなしに働けるビザが取得できるので、そのビザを使い雇用主を探したり、仕事先でワークビザを取得できるようにスキルをさらに上げる方が多いです。

そして、その後、ワークビザで数年間経験を積み、永住権を取得している方。

一言に専門学校といっても、調理師、ビジネス系、パソコン系、ホスピタリティー、保育士、介護士など様々な専門学校があります。特にオークランドにはたくさんあります。

日本人は、比較的、調理師の専門学校に通っている人が多く、専門学校へ通いながら日本食レストランや他のレストランなどでアルバイトをし、ワークビザ→永住権申請をしている方が多いです。

数年前までニュージーランドにおいては調理師が不足しており、比較的永住権が取りやすかったため、日本人を含め多くの外国人がこのパターンで移住を目指していました。

しかし現在ニュージーランドにおいて永住権を申請するためには、仕事での高いレベルのスキルや英語力、最低年収などの設定があり、そこをクリアしなければ申請できないため、どの分野においても難しくなっています。

  • 永住権取得

5~10年以上前、もしくはそれ以上前にニュージーランドへ来て、特に調理師などの分野で永住権を取得し、現在もニュージーランドに住んでいる方。

その後は、永住権を取得した時と同じ分野で働いている方や、別の職業に就いている方、日本食レストラン経営者など様々です。

まとめ

移住パターンは、家族と一緒に、子どもの教育のため、東日本大震災後日本の将来を不安に思い移住を決意、日本を飛び出して世界で活躍したい若者など様々ですが、特に1年以上の長期滞在、移住の場合、家族や周りの理解、経済面でのサポートなど協力が必要です。

また、移住を目指して来ている本人も海外での滞在が長ければ長いほど、資金、仕事面、英語面での不安、帰国後の不安、孤独感などに苛まれ、日本で生活している同世代の友人や家族から、どんどん取り残されている感じがする場合もあります。

私自身、ニュージーランドで3年以上生活していても、仕事に対する不安、ビザや経済面、将来への不安、英語力、日本とは違う環境で生活しているための孤独感などに苛まれることが多々あります。

しかし、ニュージーランドにいる友人や日本の家族のサポートがあるからこそ日々生活できているので、海外移住においては「常に目標を高く持ち、それに向けての努力、家族や友人の支え」が重要だと考えています。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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