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ジュネーブの生活って?在住日本人が5つの魅力を解説

スイス

スイスと聞いて思い浮かべるのは『アルプスの少女ハイジ』に出てくるような牧歌的なイメージではないでしょうか。

しかし、私が家族と住むジュネーブは、そのイメージからは遠くかけ離れたコスモポリタン都市です。かといって、東京のような忙しい町というわけではありません。

「スイスでありながらスイスではない」といわれるほどの個性を持ったジュネーブ、この町に暮らす魅力を5つご紹介します。

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目次

ジュネーブ生活の魅力1. コンパクトで便利で華やか

ジュネーブ

ジュネーブはスイスの最西端に位置し、チューリヒに次ぐスイス第二の都市です。とはいえ、面積は15.93平方キロメートル、人口は約19万人ととても小さな町です。

アルプス山脈、ジュラ山脈、レマン湖に囲まれながら、国際連合や赤十字、WHO(世界保健機関)などの国際機関が200以上もひしめく国際都市として知られており、住民の半数以上が外国人といわれています。

短時間の移動でリッチな気分が味わえる

町中には路線バスとトラムが走っており、30~40分もあればどこへでも行くことができます。

また、国際機関が集中していることなどから、大きな病院や商業施設、学校など暮らしに必要な設備が揃っているため非常に便利です。

さらに、世界的にも所得の高い人が多く住んでいるため、エルメスやシャネルなどの高級ブティックが立ち並び、高級ホテルでのアフターヌーンティーやスパを楽しむこともできます。

田舎で動きやすい規模の町でありながら華やかな魅力も持ち合わせているのがジュネーブの魅力です。

ジュネーブ生活の魅力2. 美しい自然と素晴らしい公園

ジュネーブの自然

湖と山

ジュネーブのシンボルである大噴水ジェッドーが降り注ぐレマン湖、町の背後にそびえ立つ美しい山々。

晴れた日には、湖の水は透き通り、エメラルドグリーンのような見たことのない美しい色になります。また、季節によっては真っ白な雪を頂きに冠したモンブランの姿を見ることもできます。

夏になると、海水浴ならぬ湖水浴を楽しむビーチが出現し、大人も子供も湖畔でバーベキューや日光浴を楽しみます。

公園と花

ジュネーブには美しく整備された広大な公園がそこかしこにあり、その面積はスイス随一といわれています。

春から夏にかけてはチューリップ、藤、芍薬、バラなど美しい花々を楽しめます。

公園の芝生の上でお弁当とワインを味わいながらピクニックを楽しむのは、ジュネーブ生活の醍醐味ともいえます。

ジュネーブ生活の魅力3. さまざまな国籍の人と交流できる

コンサートホール

外国人居住者の多いジュネーブ。町を歩けば、公用語のフランス語はもちろんのこと、英語、イタリア語、スペイン語、ロシア語……とさまざまな言語が聞こえてきます。

そのため、生活の中で自然といろいろな国の人と知り合うことができます。

仲良くなると、お互いの家に招き合うようになります。自国の料理をふるまったり、故郷の写真を見せ合ったりと、互いの文化を紹介しながら親睦を深めるのです。

我が家はスイス人だけでなく、インド人、ポルトガル人、ブラジル人、ドイツ人家族と親交があります。ひとつの都市で生活しながらこれだけの国の人と出会えるのはジュネーブならではの魅力でしょう。

ジュネーブ生活の魅力4. 希少なスイスワインを味わえる

ワイン

有数のワイン生産地

ジュネーブ州はスイスで3番目にワインの生産が多い土地です。町から少し車を走らせると、ブドウ畑が見えてきます。

郊外にあるサティニーやリュッサンの村には小さなワイナリーが立ち並び、毎年5月と9月に行われるオープン・カーブというイベントでは出来立てのスイスワインを味わうことができます。

また、ジュネーブの西、レマン湖の北岸にはラヴォー地区と呼ばれる世界遺産に指定されたブドウ畑があります。世界遺産で獲れたブドウを使ったワインを飲むなんて、なかなかできない経験ですよね!

外国への輸出はわずか

スイスワインは生産量が少なく、そのほとんどが国内で消費されてしまいます。外国に輸出される量はごくわずかです。現地にいるからこそ、世界的にも珍しいスイスのワインを毎日のように楽しむことができるのです。

そうそう、スイスの名産品であるチーズとワインのマリアージュも最高ですよ。

ジュネーブ生活の魅力5. ヨーロッパ旅行を気軽に楽しめる

スイスの風景

ヨーロッパの地図を見るとわかりますが、スイスはヨーロッパのほぼ中央に位置しています。そのため、他のヨーロッパの都市へのアクセスが良く、飛行機に1時間も乗れば大概の都市へ行くことができるのです。

特に、夏休みやイースター休暇のシーズンになると、格安航空会社がジュネーブからさまざまな都市への直行便を運航します。

例えば、ギリシャのサントリーニ島やクロアチアのドゥブロブニクなど、憧れるけれど日本からはなかなか行きにくい場所にも直行便でひょいっと行くことができます。

子供と夫がいる私ですが、日本と比べると学校のお休みがとても多く、企業も休暇を取ることに寛容なので、毎月のように外国旅行を楽しむことができます。

まとめ~田舎と都会、両方のいいとこ取り

豊かな自然に囲まれたスイスのジュネーブ。ここでの暮らしはのんびりとしていて、穏やかで、心がデトックスされるようです。

田舎につきものの不便さやつまらなさが国際都市という側面からうまく補われており、国際交流や国外旅行などの刺激的な経験もできます。田舎と都会の良さ、両方を享受できるのがジュネーブ生活の一番の魅力といえるでしょう。

皆さんもジュネーブで暮らしてみたくなりましたか?

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この記事を書いた人

幼少期をブラジルとフランスで過ごす。
海外旅行添乗員として10年勤務の後、夫の転勤に伴いスイス・ジュネーブへ。
スイスで2人の子供を出産。
在スイス歴2年9か月。

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