タイの休日まとめ!タイへ行くなら知っておきたい祝日・祭日一覧と特徴

タイの国旗 東南アジア

タイの休日は、日本に比べるとかなり少ないです。また日本とは気候・季節も違うため、それを反映した休日もあります。さらにタイの休日は、日にちが固定されていないことも……?

それらの休日と祝祭日について、2018年を例に挙げてまとめました。タイ人の生活習慣にも関わるので、参考程度にでも理解しておくと役に立つこともあるのではないでしょうか。

タイの休日・祝日とは

バンコク

タイは王室と仏教がとても重んじられている国です。祝祭日にもその影響はよく出ていて、それがタイ独特の休日となっています。

特に現国王と前国王、そして歴代の国王のうち国への貢献が大きかった国王の誕生日や記念日は盛大に祝われます。タイ人のお祭り好きな気質のせいもあるでしょうが、全国で国民が地域ごとの広場に集まり、セレモニーを行うのです。

そしてもう1つ、日本にはないタイの国民の休日の大きな特徴は、禁酒日に設定されていることです。いくつかの祝祭日は全国的にアルコールの販売が禁止となり、飲食店などでもアルコールの提供がなされません。

外国人が自宅などで飲む分には構わないのですが、酔っぱらって外出するのは控えた方がいいでしょう。

タイの1月~3月の祝祭日

新年

タイの1月~3月の休日は、2日あります。

  • 1月1日:新暦新年(ワン・ピー・マイ)/新暦のお正月です。日本と同じですね。ちなみにタイではタイの旧暦のお正月も祝います。
  • 3月1日:万仏祭(マカ・ブーチャ)/仏教の祭日の1つ。旧暦に合わせて設定されるため、毎年日にちは変わります。※禁酒日

その他、2018年は1月2日が大晦日の振り替え休日になっています。こういった振り替え措置は、日本と同じですね。

タイの4月~6月の祝祭日

小物

4月と5月はタイでは休日が多い月です。

  • 4月6日:チャクリー王朝記念日/チャクリー王朝とは現在のタイ王朝のこと。ラーマ1世(プラヤー・チャクリー)が王朝を開いた記念日です。
  • 4月13~15日:ソンクラーン(旧正月)/タイ歴のお正月であり、タイで最も重要な休日とされています。水掛け祭りの期間として有名ですが、タイ人にとっては故郷に帰省する日という意味合いが強いです。
  • 5月1日:レイバーデイ/いわゆるメーデー。民間企業の休日。
  • 5月14日:農耕祭/官公庁の休日。タイ国王室による田植えの儀式が行われることから、この名がついたようです。
  • 5月29日:仏誕節(ヴィサカ・ブーチャ)/お釈迦様の生誕祭。日本では4月8日ですが、旧暦に基づくため年によって日付が違います。※禁酒日

2018年はソンクラーンが土日に重なったため、振り替え休日がありました。

タイの7月~9月の祝祭日

タイの雨

本格的な雨季に入るこの時期、一部のみに適用される休業日も含めて休日は5日あります。

  • 7月1日:銀行休業日/金融機関のみの休業日です。
  • 7月27日:三宝節(アサラハ・ブーチャ)/仏教でいう「三宝」がそろった記念日。旧暦準拠なので毎年変更。※禁酒日
  • 7月28日:入安吾(カオ・パンサー)/僧侶が雨季の休みに入る日で、官公庁のみの休業日。旧暦に合わせて毎年変更。※禁酒日
  • 7月28日:ワチラロンコン国王誕生日/現国王の誕生日。
  • 8月12日:シリキット王妃記念日/前国王の王妃の誕生日であり、母の日でもあります。

2018年は入安吾と国王の誕生日が重なるため、国王の誕生日が振り替えとなります。またタイの休日の特徴として、国王・王妃の誕生日を父の日・母の日としても祝います

タイの10月~12月の祝祭日

王冠

雨季から乾季に移行するこの時期には、王室関連の休日が集中しています。

  • 10月13日:ラーマ9世記念日/プミポン前国王(ラーマ9世)の命日。2017年に新たに制定された休日です。
  • 10月23日:チュラロコーン大王記念日/タイの近代化に功績のあったチュラロコーン大王の命日。
  • 12月5日:ラーマ9世誕生日/前国王の誕生日兼父の日。
  • 12月10日:憲法記念日/1932年にタイで初めて憲法が公布された日
  • 12月31日:大晦日/新暦の大晦日。

タイ人のミーハーな気質ゆえか、この時期多くの企業ではクリスマスパーティと忘年会が行われます。

日本人にとって不思議なのは、忘年会も新年会も、下手をするとクリスマスパーティまで「ニューイヤーパーティ」と呼ぶことです。楽しめれば何でもいいのかもしれませんね。

まとめ

カレンダー

こうしてまとめてみると、王室関係の休日が本当に多いですね。どうやら国王の誕生日は直近の2代分祝うのが通例のようですが、国民に特別愛されていたプミポン前国王の誕生日も、もしかすると今後ずっと祝日として残るかもしれません。

そしてもう1つ気づいたのは、マイナスの意味合いを持つ休日がないことです。その場その場を楽しむタイ人にとって、過去の辛いことなんて残しておかないという考えからでしょうか?それも結構素敵ですね!

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