韓国語の翻訳家になるには?現役翻訳家が翻訳家になる方法を解説

電子辞書 韓国での働き方

私が韓国で働き始めて7年が過ぎました。

最初は韓国アイドルのファンになり、韓国の文化や韓国語に興味を持ったのがきっかけで、今では翻訳の仕事をしています。実際に韓国に住み、働いてみると、旅行だけでは見えない魅力を発見することができました。

そんな韓国での基本的な働き方や、通訳や翻訳家になるためにはどうすればいいのかをお伝えしたいと思います。

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韓国語の翻訳家の労働条件

勤務時間

韓国で会社勤めをする場合、労働時間は8時間です。昼食の休憩1時間を除いて8時間勤務なので、会社には9時間拘束されるということになります。

出勤時間は9~10時、退勤時間は18~19時が多いです。

休暇

1年の有給休暇は15日前後で、会社や経歴によって異なります。

韓国の祝日は年間15日ほどで、日本の祝日数と比べるとやや少ないです。また、日本にはゴールデンウイークやシルバーウィークなどの大型連休がありますが、韓国には存在しません。旧暦で数えるお正月とお盆のみ3連休となります。

社会保険

韓国では正社員として働く場合、4大保険というものに加入します。健康保険、損害保険、失業保険、国民年金の4つで、会社側に金額の半分を負担してもらいます。

ちなみに、4大保険の額は月給の9%ほどです。

韓国で翻訳家の仕事を探す方法

2大求人サイトを利用する

韓国での職探しの手段として最もよく使われているのが求人サイト。韓国の2大求人サイトと呼ばれているのが、ジョブコリアとサラミンです。

ウェブサイト

ジョブコリア:http://www.jobkorea.co.kr/

 

サラミン

サラミン:www.saramin.co.kr/

利用は無料で、会員登録して履歴書を記入するだけで求人にエントリーすることができます。自分で求人を探すことができるほか、こちらの履歴書を参考にスカウト(面接の案内)が来ることもあります。

私は韓国の会社で人事も担当していましたが、その会社でもこの2つの求人サイトを利用していました。会社としても他のサイトにお金をかけるのを避け、多くの人が使うサイトに力を入れる傾向にあるようです。

在韓日本人向けサイトを利用する

さらに、在韓日本人のコミュニティーも仕事探しに役立ちます。韓国旅行サイトであるコネストの掲示板でも、求人やアルバイトの情報が入手できます。

コネスト

コネスト:https://comm.konest.com/

韓国語が得意な人は韓国のサイトを利用してもいいですが、韓国語が苦手な人や勉強中の人はコネストがいいでしょう。日本語で書かれているので見やすいです。

韓国求人を扱うおすすめ転職サイトは「【韓国求人】日本人向けのおすすめ転職サイト13選!」でまとめています。

韓国語の翻訳家になるには

韓国語と日本語

基本的に、翻訳家になるには翻訳の勉強をしなければなりません。翻訳の学校や、翻訳に関する学科に通う必要があります。学位の専攻が翻訳だと採用もされやすくなります。

翻訳専攻ではない場合、語学力と経験が必要になります。

語学力

韓国語能力試験(TOPIK)6級取得だけでなく、実際にビジネスレベル、ネイティブレベルの能力を求められます。

経験

一般的な会社での翻訳業務を指します。翻訳会社で働いたことがない場合、一般の会社で行ってきた翻訳業務をアピールするしかありません。その他にも、個人的に受けた翻訳の仕事なども経験に含めることができます。

私の場合は、友達に個人的に頼まれた翻訳についても履歴書に記載しました。翻訳したもののコピーを求められることがあるので、自分が作業したものは保存しておくと良いでしょう。

日本人が韓国語の翻訳家として働くメリット

日本人翻訳家としての最大の強みは、当然ですが日本語のネイティブスピーカーであることです。韓国語から日本語に翻訳する場合、日本語が上手な韓国人に勝てる武器は、日本人であるという点です。

どんなに日本語が上手な外国人でも、ネイティブスピーカーには劣ってしまうことがほとんどです。そのため、韓国で翻訳をするなら韓国語を日本語に翻訳する仕事を選びましょう。

韓国語→日本語の方が単価が高い

実際に、韓国では韓国語を日本語に翻訳する案件も多く存在します。また韓国では、韓国語から日本語に翻訳する方が単価が高くなります。

日本語が上手な韓国人は多いので、日本語を韓国語に訳せる人はたくさん存在します。しかし、韓国語を完璧な日本語に翻訳できる人は多くありません。したがって、韓国語から日本語に訳す方が単価が高くなるのです。

この場合、日本語の完成度が高いネイティブスピーカーである日本人の方が有利になるというわけです。

まとめ~翻訳家になるには覚悟と準備が必要

韓国の会社員の働き方についてもお伝えしましたが、翻訳の仕事は基本的にフリーランスが多いです。フリーランスは歩合制なので、自分で仕事を獲得しなければなりません。単価が高くても数をこなせなければ生活費を稼ぐことはできないのです。

翻訳家として働くには、仕事を自分で探せるだけの情報量とやる気が必要です。そして、自分をアピールできる経歴や経験も豊富な方が有利です。

翻訳家になるには、しっかりとした準備が必要なことを覚えておきましょう。

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