在住者が教えるインドネシアに行くなら気をつけたい5つの習慣!

インドネシア 東南アジア

インドネシアには様々な宗教、そして文化や習慣があります。日本との大きな違いに最初は戸惑いを隠せない人も多いでしょう。

相手に敬意を示したり、相手の気分を害したりしないためにも、インドネシアの宗教や礼儀など人々が大切にしていることを調べることはとても役立ちます。人々と良い関係を築くことができるからです。

それで、今回はインドネシアで気をつけたい5つの習慣についてお話します!

インドネシアでは様々な宗教を背景に持つ人たちを尊重する

本

インドネシアの主な宗教はイスラム教です。しかし、バリ島に行くとほとんどの人々はヒンズー教を信仰しています。他にも、場所によって、仏教やキリスト教といった宗教を背景に持つ人たちがいます。

宗教が違えば、その教えにより生活や習慣も変わってきます。インドネシアの人々はお互いの信仰を尊重しながら平和に暮らしています

イスラム教

例えば、ラマダンと呼ばれるイスラム教の断食の期間(5月中旬から6月中旬)に入ると、彼らは早朝から夕方まで飲食をしません。

学校や職場でキリスト教徒や仏教徒が、彼らの目の前で普通に食事をすると、「尊重されていない、失礼だ」と感じる人もいます。

「外国人にはわからないことだから仕方ない、あなたたちは気にせず食べて」と言ってくださる優しい方もいます。

ですが、私たちの方から進んで彼らを尊重し、イスラム教徒のいない場所で食事をするなら、彼らも尊重されている、と感じ喜んで受け入れてくれるでしょう。

他にも、イスラム教徒は豚肉を食べません。間違ってイスラム教徒に豚肉を出すことのないように気をつける必要もあります。

ヒンズー教徒やイスラム教徒に何か物を手渡しするときは、右手を使って渡す必要があります。左手で物を渡すと失礼にあたります。インドやネパールなどのヒンズー教国でも気をつけるべき点なので、覚えておくと役立つでしょう。

キリスト教

キリスト教徒はどうでしょうか?

キリスト教徒の中にも、カトリック、プロテスタントなど様々な宗派があり教えも異なります。ある宗派に属する人たちは、コーヒーなどのカフェインやアルコールなどを一切飲まないといった、食事に関するかなりの制限を持っています。

全てを事前に知ることは出来なくても、少しでも調べておくと、現地の人たちの様々な宗教背景に合わせて失礼のない態度で接することができます。

インドネシアの祝日や祭日に注意!

パスポート

たくさんの宗教がある、ということはそれだけたくさんの祝日や祭日もある、ということです。日本の祝日や祭日と比べると、インドネシアの祝祭日の多さは倍以上です!

しかも、クリスマスや断食明けなど、国民の休みの期間に入ると、1週間から2週間、全てのお店や会社が閉まることさえあります。

このことを知らないと、ビザの更新をしたいと思っても、ビザを更新する場所が閉まっていて更新ができずオーバーステイになり罰金を払わされることも……。

インドネシアのカレンダーを買っておく

私の知り合いにも、毎月更新する必要のあるビザを使って滞在している人がいました。しかし祝祭日に伴う2週間もの休みについて知らされてなかった為、更新ができずかなり高い金額の罰金を払わされていました。

「ビザを更新する場所が2週間も休んだらだめでしょ!」と怒る外国人も当然います。

インドネシア人の側からしたら、もちろんそれが普通のことです。「昔からそうなってるんだから仕方ない。あなたが調べなかったから悪い」と言われてしまうだけです。

インドネシアの祝日や祭日が書かれてあるカレンダーを買っておくことや、現地の人から情報を聞いておくことがとっても役立ちます。スムーズに用事を済ませることができます。

休みが明けたと思ったら、次はどこもかしこも人で溢れかえっていて、ガソリンスタンドは、1時間も待たなければいけないほどの混雑具合。祝祭日の前に、買い出しやガソリンの補充など済ませておくと良いでしょう。

猛スピードで走るインドネシアの車に気をつけて!

車

インドネシア人というと、穏やかな人々というイメージを持つ人が多いようです。確かに、インドネシア人はよく笑い、先のことをあまり心配せず、せかせかしていません。

ただ、運転となると変わります!車やバイクの運転が荒く、かなりスピードを出します!そのため交通事故で亡くなる人も毎年大勢います。

現地の人も笑いながら「インドネシアは法律があって、ないようなもの」と言っていました。

最近は定着してきたものの、田舎の方ではまだまだヘルメットをかぶる人が少ないですし、信号もありません。信号がある場所でも、交通ルールを守らない人がたくさんいます。

そして1番怖いのが、前を走る車のスピードが少しでも遅ければ、すぐさま猛スピードで追い越してしまうことです。

今、日本ではあおり運転がかなり問題視されていますが、インドネシアではよく見られる光景です。自分の身は自分で守る必要があります!

車やバイクを現地で運転しないとしても、町を歩く際や道を横切るときは、 本当に気をつけなければなりません。

インドネシア人の時間の感覚の違い

時計

日本でも「沖縄時間」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。インドネシアにも「インドネシア時間」があります。

ジャカルタなどの大都市では日系企業も多いせいか、そんなに感じられないそうですが、基本的にインドネシアは、時間の流れがゆっくりです。

現地の人と何か約束をしても、約束の場所に1、2時間遅れて現れるということはよくあります。

現地の人を観察していると、彼らは「何時に」という約束の仕方をあまりせず、「昼に」とか「夕方頃」といった約束の仕方をします。

それで成り立っているからすごいと思いますが、日本だと時間を守ることは信頼問題ですのでかなり大切です。でも日本の感覚でいると、イライラしたり自分が苦しくなったりするだけです。

「なんで時間を守らないの?」と聞いても、彼らはあまり問題だと思っていないので全く響きません。インドネシア人の習慣に合わせて心に余裕を持つことが、彼らと上手くやっていくために必要です。

インドネシアで攻撃的と捉えられかねないポーズを避ける

ポーズ

インドネシアでは、肘をついて相手の話を聞くこと、そして腰に手を当てて立つことは攻撃的なポーズと受け取られてしまいます。

日本でも、目上の人と接する時にこのようなポーズをとることはあまりないと思います。ただ、無意識にしてしまう方も多いのではないでしょうか?

インドネシア人はこれらのポーズにかなりネガティブな印象を持っていて、センシティブですので気をつけましょう。

まとめ

様々な宗教の背景を持つ人たちと交流したり、新しい文化や習慣を学んだりすると、自分の視野を広げることができます。

私も初めは、日本と比べてしまい、習慣や考え方の違いに苦しみました。自分を合わせることは難しいと思いました。とくに、車の運転の荒さや交通ルールが取り締まられていないのを見た時は、道を歩く時の危険レベルの高さに驚愕しました。

でも、新しいことを学んで行くにつれ、それは自分を守ってくれることにも気づきました。現地の人と仲良くなるための秘訣でもあります。

気をつけなきゃと四苦八苦していたことも、時がたてば自分の習慣になることさえあります。時間が必要なだけなのです。

インドネシアに来る際は、ここであげた「気をつけたい5つのこと」を少しでも覚えて当てはめてみるなら、さらに興味深い滞在になること間違いなしです!

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