せっかくアメリカに来たらいろんな州に行きたい!コストは押さえたいけど夜はそこそこ快適な場所で眠りたい!でもエアラインもホテルも情報が多すぎて、リサーチが大変ですよね。
私は現在アメリカ在住ですが、ずっと同じ州に住んでいると違った場所へ行きたくなります。そこでよく夫と一緒に、お得なエアラインとホテルを利用してアメリカ国内旅行を楽しんでいます。
様々な航空会社とホテルを試した中から、ぜひ皆さんに利用してほしいおすすめ航空会社とホテルをご紹介します。これからアメリカ旅行へ行く方、留学中の方、最近アメリカに住み始めた方、ぜひ参考にしてみてください。※1ドル=109円
鞄1つで旅行に行こう!コスパ最強のフロンティア航空
フロンティア航空はコロラド州デンバーを拠点にしている格安航空会社です。飛行機のデザインもユニークで、可愛い動物の写真が印刷された翼がトレードマークです。
おすすめポイント①とにかく安い
フロンティア航空の一番の売りは、その航空券の安さにあります。通常提供されている航空券が「これ、フラッシュセール?」と勘違いするほど安いのです。
先日アルバカーキ(ニューメキシコ州)⇒オーランド(フロリダ州)行きのチケットを購入したのですが、片道たったの28ドル(3,052円)でした。
通常、南西部から東海岸行きのチケットを代表的な航空会社で購入すると、片道300ドル(32,700円)前後かかります。それが往復で60ドル以下で購入できたので驚きました。
その他にもアルバカーキ⇒デンバー(コロラド州)行きのチケットがたった18ドル(1,962円)で購入できました。同じ距離を車で縦断すると片道10時間、ガソリン代が200ドル前後かかるので、節約&時短になりました。
おすすめポイント②シートが快適
格安航空券はシートが狭くて座り心地が悪いイメージがありますよね。ところがフロンティア航空の座席は、意外にも快適です。
広いとは言えませんが、シートが乗客の背中にフィットするような曲線で作られているので長旅でもそこまで疲れず、眠りやすかったです。
おすすめポイント③フライトミールが安い
フロンティア航空は格安航空会社なので、水以外の飲み物と食べ物はすべて有料です。ですがフライトミールをお手頃な価格で購入することができます。
例)
- 挽きたてコーヒー(おかわり自由)+選べるスナック1つ:2.99ドル(327円)
- ソフトドリンク+選べるスナック:4.99ドル(545円)
いかがでしょうか。空港で購入するよりも、断然安い値段で購入することができます。しかもコーヒーもスナックもおいしいです。
スナックの種類は、プリングルス、ジャーキー、ベルギーワッフル、ミックスナッツですが、ベルギーワッフルがコーヒーと相性が良く、おいしかったです。
ちなみに購入はクレジットカードかデビットカードのみなのでご注意ください。
フロンティア航空利用の注意点
フロンティア航空には格安航空会社ならではのデメリットもあります。それは、以下イレギュラー変更にはすべて追加料金がかかるところです。
- チェックインバッグ⇒15ドル~75ドル※重さにより異なります
- 座席の指定⇒15ドル
- 2つ以上の機内への手荷物の持ち込み⇒10ドル
また、悪天候やキャビンの緊急メンテナンス等で便がキャンセルになった時に、スターアライアンスの様な航空連合に加入していないので、別の航空会社の飛行機に無料で乗り換えができません。
あきらめてキャンセルをするか、翌日以降、出発可能な自社便に乗り換えをするしかない所は、不便な点です。
荷物の多い旅行やビジネスには少々不向きではありますが、小さいスーツケース1つで行く弾丸旅行であれば、お得に利用することができるでしょう。
格安といえども、フライトアテンダントは優しい方が多く、乗り心地も悪くないです。さらにフライトミールは値段以上の満足感を得ることができます。ぜひご利用ください。
米国No1に輝いた!サービス精神満点のサウスウェスト航空
サウスウェスト航空は米国の西海岸を中心に運営されている航空会社です。
メジャーな航空会社ではありませんが、顧客満足度で全米No1に輝いたこともあるほど、そのカスタマーサービスは素晴らしいです。快適なサービスをご希望の方にぜひおすすめしたいです。
おすすめポイント①2つ目チェックインバッグが無料
アメリカ国内旅行でよく皆さんのを悩ませるのが、2つ以上チェックインバッグある場合の料金の高さでしょう。荷物1つ預けるごとに100ドル以上かかる航空会社がほとんどです。
ところがサウスウェスト航空では、2つ目のチェックインバッグも無料で預けることができます。
おすすめポイント②効率と質を重視したドリンクサービス
サウスウェスト航空は格安エアラインではないので、飲み物とスナックが無料で配布されます。
一般的な航空会社だと、フライトアテンダントが前から順番にワゴンを動かしながら飲み物を提供していきますが、サウスウェスト航空の場合は、離陸前にフライトアテンダントがレストランのように飲み物のオーダーを取りに回ります。(もちろん手前のポケットシートにメニューも入っています)
その後、飛行機が上がり切ってから、それぞれのお客様にバックヤードで準備した飲み物を渡していきます。そうすると列の最後の方にいてもすぐ飲み物を受け取れます。
また、提供してくれる飲み物も工夫されています。私は炭酸水をオーダーしたのですが、中に生のライムを入れてくれました。
機内サービスの改善は些細な事かもしれませんが、少しでも早く提供して、おいしく飲んでほしいという気配りが感じられて嬉しくなりますね。
おすすめポイント③素晴らしいフライトアテンダント
サウスウェストのフライトアテンダントは、優しくフレンドリーで盛り上げ上手です。
以前、サウスウェストを利用したときに、小さな女の子が、男性フライトアテンダントのスナック配りを手伝いたいと言いだしました。彼も困惑することなく笑顔で女の子にスナック配りを手伝わせてあげていました。
可愛らしいお手伝いさんにキャビンがほほえましい雰囲気になり、配り終えたあとフライトアテンダントが「素晴らしいお手伝いをしてくれたリトル・レディに拍手を!」と声をあげ、キャビンの乗客が女の子に拍手喝采でした。
アメリカの航空会社でここまで気持ちの良い空間を共有できるとは思いませんでした。まさに「おもてなし」です。
サウスウェスト航空利用の注意点
基本は”First come, First get”。サウスウェスト航空は原則、座席の予約は受け付けません。キャビンに乗り込んだらどこでも好きな席に座ることができます。いわゆる早い者勝ちなのです。
ですので、いい席を確保したいと思ったら、早めに搭乗口へ行き、アナウンス前に並ばなければなりません。
当日頑張れば希望する席を狙えますが、予約の段階で席も確保して搭乗もゆったりとしたいとお考えの方には、あまり合わないシステムかもしれません。
米国旅行は民泊よりもホテルがおすすめな理由
フライトの次の懸念点はどこに宿泊するか、ですよね。
昨今はAirbnbを代表する民泊が流行っていますが、いざチェックインすると写真と違って意外と汚れている、ベットが固い等、当たり外れもしばしば発生します。またホストと連絡が取りづらい等不便な面もあります。
したがって、利便性、快適さ、セキュリティを考慮すると、ホテルをおすすめします。
大都市や空港付近はどうしても値段が上がってしまいますが、都市から少々外れた郊外のホテルを選ぶと、リーズナブルな値段で宿泊ができますし、質の良いベットでぐっすり寝ることができます。
おすすめホテルはアメリカ最王手マリオット・インターナショナル
マリオットは米国最大のホテルチェーンです。最大手だけあり、サービスも安定してます。米国マリオットを選んだほうが良いおすすめポイントをご紹介します。
おすすめポイント①カジュアルから高級ホテルまで種類豊富
マリオットグループが抱えているホテルの種類は実に30以上あります。客室50室程度のカジュアルなホテルからドアマン付きのリッチなホテルまで様々です。旅行のシーンに合わせてホテルを選べるところが良いですね。
マリオットグループの中で私が利用したことのあるホテルを値段でグループ分けしてみました。
グループ1、値段:手ごろ/朝食:無料/立地:郊外/おすすめ度★★★★
- Marriott SPRING HILL SUITES
- Marriott COURT YARD
- Marriott FAIR FIRLD IN
グループ2、値段:普通/朝食:無料/立地:郊外/おすすめ度★★★★★
- Marriott Residence Inn
グループ3、値段: 高い/朝食:別料金/立地:都心部、空港周辺/おすすめ度★★★
- Marriott Renaissance
どれも良かったですが、中でもおすすめはResidence Innです。まず部屋が広く、キッチンも備え付けられているので、料理をすることも可能です。
また朝食以外にも、お酒(ビール、ワイン)や軽食(チーズブレッド、生ハム、ピザ、フルーツ等)が日中もロビーに準備されていて、誰でも自由に楽しむことができました。(※ホテルによっては実施していない場合もあり)
夕方になるとホテルのダイニングで小さなコンサートが開催されることもあり、そこで提供されるお酒とお菓子をつまみながら素敵な夜を過ごせます。
おすすめポイント②無料の朝食に外れが無い
Renaissance は除きますが、マリオットグループのホテルは朝食を無料で提供しています。メニューはホテルのオーナーの方針によって変わりますが、大抵、以下のメニューはカバーされています。
- フルーツ(メロン、苺、パイナップル等)
- 卵料理(オムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼き等)
- ソーセージ
- パン、マフィン、ベーグル
- ヨーグルト
- オートミール
- 飲み物(コーヒー、紅茶、牛乳、ジュース)
朝食時間平日 6:00-9:00、土日 7:00-10:00
リゾートホテルの様な豪華さは無いものの、挽きたてのコーヒーを楽しめますし、フレッシュな料理から良質なプロテインとビタミンを摂取できるので、一日の活力を得ることができます。
ホテルによってはワッフルやシナモンロールを提供するところもありますよ。
おすすめポイント③部屋料金のみ支払えばOK
日本のホテルだと、宿泊人数が増えれば増えるほど追加料金が発生しますよね。米国のホテルは少々システムが違います。
提示されている部屋料金を払えば、人数の増加は原則問われません。ツインルームだと最大5人まで収容可能です。もちろん全員朝食付きですので、かなりお得ですね。
アメリカ国内のホテル利用の注意点
マリオットのホテルに限らず、米国のホテルを利用する際のポイントをお伝えます。
部屋に備え付けられているアメニティは最低限
アメリカのホテルはタオル以外、アメニティは最小限しか設置されていません。タオル以外はシャンプー、コンディショナー、ボディローション、石鹸のみです。
それ以外は(歯ブラシや洗濯用洗剤等)はフロントで保管していることが多いので、問い合わせてみましょう。ランドリー利用のための両替も対応してくれますよ。
騒ぎすぎると隣の部屋から苦情の電話が!
各部屋に備え付けられている電話機は、部屋番号を入力すると内線電話が可能です。ですので大きな物音を立てたり、大きな声でおしゃべりをすると、近くの部屋から苦情の電話が直接掛かってくることがあります。
日本人の感覚だとフロントを通して伝えると思いますが、気質なのか直接伝える方が多いです。特に就寝前の時間は部屋で騒がないようにしましょう。
部屋に問題があればすぐに変えてもらおう
シャワーのお湯が出ない、虫がいた、部屋が汚れている等の問題が発生したら、遠慮なくフロントに申し立てて部屋を変えてもらいましょう。すぐに対応してくれます。
まとめ
米国のホテル、エアラインの数は膨大です。良いホテル、エアラインに巡り会えればより旅行が楽しくなります。
本記事が皆さんのニーズに合った、エアライン、ホテル選びの参考になれば幸いです。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
【アメリカ求人】アメリカ就職を未経験からでもねらえる!転職エージェントまとめ
アメリカで働くには?アメリカで就職・転職をしたい日本人が転職前に知っておきたい11のこと
あわせて読みたい