日本人が移住したい国のランキングで常に選ばれ続けているマレーシア。中でもマレー半島最南端に位置するジョホールバル(Johor Bahru)は日本でも注目されている東南アジアの移住先の一つです。
今回は、日本人が大注目のマレーシア・ジョホールバルでの1か月の生活費についてレポートしたいと思います。紹介する実例は、私の生活費です。夫と私の二人暮らし、共働きで子供はいません。
ジョホールバルと日本とを比べてどのくらい価格が異なるのか、具体例を見ながらチェックしていきましょう。※RM1(リンギット)=約27円
ジョホールバルで共働き夫婦2人の食費
食費に関しては何を食べるかによってかなりばらつきが出てくるのが正直なところです。ジョホールバルで会社員として働く私と主人の夫婦2人の食費をご紹介します。
勤務状況の兼ね合いから、1週間のうちのほとんどを外食で済ませています。「毎日外食だと高くつくのでは?」と思われる方が多いかもしれませんが、実はそうではありません。
マレーシアでは共働きの家庭が多く、朝ご飯から晩御飯までを外食で済ませる家庭が多いです。時間だけではなく、水道代、電気代も、外食によって出費が抑えられます。ジョホールバルで生活する上で、外食は節約をする1つのポイントです。
ジョホールバルの平均的な朝ご飯と平均価格
マレーシアで朝食にかかる費用は、飲み物代を含めると平均でRM10、日本円で約270円です。私がよく飲むアイスの中国茶は、一杯RM1、日本円で約27円です。
マレーシアで安く食べられる朝ごはん
マレー人の朝ご飯として有名な「ナシレマ」(Nasi Lemak)はRM1~2(日本円で約27円~54円)。「ナシレマ」はココナツミルクで炊いた白ご飯にチリソースと乾燥した魚、ピーナッツ、卵を混ぜて食べるマレー風おにぎりのような位置づけです。
Nasiはご飯、Lemakは油という意味です。油ご飯と聞くと、あまり食欲が湧きませんが、実際に食べているとココナツミルクの優しい香りとチリソースの辛みがマッチしておいしいです。
ジョホールでは出勤前の人が道路沿いにある露天のナシレマを購入している姿をよく見ます。
朝から麺を食べても安い
中華系マレーシア人が好んで食べている「ミースープ」はRM6~8(日本円で約162円~216円)。「ミー」(Mee)は麺という意味です。
ラーメンのような細麺から、ほうとうのような「ミーフンクイ」(Mee Hoon Kuey)など麺の種類だけでも様々。
店舗によって異なりますが、かなりの割合で麺の種類を選ぶことができるので、色々なタイプの麺が楽しめます。
インドの朝ごはんも安い
インド系マレーシア人が朝ご飯によく食べる「マサラ・ドーセ」はワンプレートでRM2~4(日本円で54円から108円)。
米から作られている薄いクレープのような生地に、カレー味のじゃがいもがくるまれています。プレートに載せられた3種類のカレーソースと一緒に食べます。
ジョホールバルの平均的な昼ご飯と平均価格
ジョホールバルには、ローカルフードだけではなく、日本料理店や韓国料理店、タイ料理店、台湾料理店、洋食など多国籍料理のレストランが増えています。
朝夜とローカルフードを食べることが多いので、ランチは気分を変えてみるのがおすすめです。
フルーツティーRM7、日本円で約189円とドリアRM17、日本円で約460円のセットを食べたり、RM25、日本円で約676円の石焼ビビンパなどが美味しいです。お昼ご飯の平均価格はRM24、日本円で約649円ほどです。
ジョホールバルの平均的な夜ご飯と平均価格
ジョホールバルにいる私たちは、野菜がたくさん摂りやすいことから、夕食には中華料理を食べることが多いです。
チャーハン2人前がRM14、日本円で約378円。スープ2人前がRM12、日本円で約324円。野菜炒め2人前がRM9、日本円で約243円。飲み物はビール一本がRM20、日本円で約541円です。
1か月でかかる食費の総額
私たち2人分の1か月の食費は、以下のような額になります。食事代の他に、昼ご飯にはソフトドリンク、晩ご飯にはビールを1〜2本加えたと想定して算出しました。
- 朝ご飯:約RM300(約RM10×30日)日本円で約8,083円
- 昼ご飯:約RM720 (約RM24x30日) 日本円で約19,339円
- 晩ご飯:約RM1,650(約RM55x30日) 日本円で約44,654円
1か月にかかる合計の食費は約72,076円です。
ジョホールバルで共働き夫婦2人の水道代
私たち夫婦が住んでいるコンドミニアムにはバスタブがありません。1日1回シャワーのみで入浴を済ませています。共働きの為、自炊は一週間に一回か二回です。日中は家にないので、お手洗いや皿洗いなどをしませんから、水を使いません。
このような生活スタイルの場合、1か月にかかる水道代はなんと約RM15(日本円で約402円)です。
日本に比べて安いことはもちろん、ジョホールバルのコンビニエンスストアで購入する500mlのペットボトルの水がRM2.5ですから、それに比べても破格の安さです。
ジョホールバルで共働き夫婦2人の光熱費
前述でご紹介した通り、1週間の食事のほとんどを外食で済ませているので、ほとんど自宅で料理をすることはありません。料理をするのは1週間のうちで週末の2日ぐらいです。
また、日中は2人ともが正社員として働いているため、家のエアコンを使うこともありません。夜は寝る前にタイマーをセットしているので、朝までエアコンも使いません。
このような生活スタイルでかかる光熱費は1か月で約RM80(日本円で約2,147円)です。
ジョホールバルで共働き夫婦2人の通信費
月曜日から土曜日の夕方まで働いているので、インターネットを使用するのは専ら平日の夜間と週末です。現在使用しているインターネットのパッケージは月額RM150(日本円で約4,026円)です。
ジョホールバルでは時折激しい雨によってインターネットの接続が一時的に悪くなることがあるものの、比較的ストレスのないネット環境がそろっているように感じます。また、日本のサイトにも問題なくアクセスができるので不便は感じません。
ジョホールバルで共働き夫婦2人の交通費
ジョホールバルでは、車移動が主流です。私たち夫婦は出勤にも、週末の買い物にも基本的に車を使っています。1週間のうち6日、自宅から約1キロ離れた職場へ車で往復、週末も約10キロ圏内を車で移動しています。
ジョホールバルでは、ガソリンは1リットルあたりRM2.2、日本円で約60円です。月額に換算するとガソリン代は約RM200(日本円で約5,369円)です。
ジョホールバルyで共働き夫婦2人の生活費の合計
それでは合計を換算してみましょう。ジョホールバルに住む、共働きで子供がいない夫婦2人の実際の生活費がこちらです。
- 食費:RM2,663(日本円で約72,076円)
- 水道代:RM15(日本円で約402円)
- 光熱費R:M80(日本円で約2,148円)
- 通信費:RM150(日本円で約4,029円)
- 移動費:RM200(日本円で約5,372円)
合計するとRM3,108(日本円で約84,104円)となりました。
私たち夫婦は滅多に日本料理レストランには行きません。しかし、接待や長期駐在になると日本食や日本のお酒が恋しくなるものです。ジョホールバルで日本料理を食べたり、アルコール類を注文すると食費は高くなります。
また、一日中エアコンをつけずに、備え付けのファンを上手く利用すると電気代が節約できます。
まとめ
ジョホールバルでは、駐在員か現地採用かによってもかなり出費のバランスが異なってきます。それぞれの生活スタイルによって1か月の生活費が変動する点にご注意ください。
ジョホールバルを訪れる前に、一度ジョホールライフについてイメージを膨らませておくのも楽しいですよ。読者の方々にとってこちらの記事が参考になれば幸いです。
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