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マレーシア・ジョホールバル生活の5つの魅力とは?現地在住者がお届けします

マレーシア

最近話題の海外就職、海外移住の対象国として必ずと言っていいほど紹介されるのが、マレーシア・ジョホールバル(Johor Bahru)。ジョホールバルは、東南アジアでも将来性が見込まれている一押しのエリアです。

こちらの特集では、マレーシアでも最も成長の勢いが注目されているジョホールバルの現地生活についてご紹介します。ジョホールバルの過去から現在、そして未来を知ることで、皆様の海外移住計画がより身近なものになれば幸いです。

※1マレーシアリンギット=27.03円

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目次

ジョホールバル概要

ジョホールバル

ジョホールバルとは

ジョホールバルはマレー半島最南端に位置し、首都クアラルンプールに続く第2の都市です。

赤茶色の伝統的なマレーシアスタイルの屋根が見えたかと思えば、青空に突きあがるビル群やスタイリッシュなコンドミニアムが立ち並んでいます。

マレーシアでは最近、インターナショナルスクールの建設や大型ショッピングモールのオープンなど、経済発展が顕著です。住宅街からコンドミニアム、ショップロット(個人商店が横並びになっている建物)といった施設も年々一新されています。

イスカンダル計画

また2006年から2025年にかけて、ジョホールバルがあるジョホール州では大規模な経済都市計画が進行しています。マレーシア政府が隣国シンガポールの協力を得て勧めている「イスカンダル計画」です。

ジョホールバルはシンガポールとの国境沿いに位置することからも、その将来性が見込まれており、計画の重要拠点として投資が集中しているエリアです。

ジョホールバルの賃貸物件状況

コンドミニアムの建設が住人の移住速度より早かったこともあり、現在ジョホールバルでは新しいコンドミニアムに空きが出ている状況です。

日本の3分の1の家賃でプール、ジム、24時間の警備員パトロール付きのコンドミニアムに住める夢のような状況が存在するのです。

住民の移住が今後進むにはまだ時間がかかりそうですが、今後10年を通してもジョホールバルの様子は様変わりするでしょう。特に開発資金がつぎ込まれているヌサジャヤエリアには、ジョホールバルの中心街よりもモダンな街並みが広がっています。

ジョホールバルは食費が安い

食事

物価

ジョホールバルの物価は首都クアラルンプールよりも若干高いと言われてはいるものの、大差はありません。

そうは言っても、マレーシアの物価は日本の3分の1。お腹いっぱい食べても日本とは比べ物にならないほど安上りなのが嬉しいです。

ランチは気軽にワンプレート

ランチ

中国料理、マレー料理、インド料理のどれを選んでも、RM5~RM10(RMの読み方はリンギットマレーシア)ほど。日本円にしてわずか150円から300円でご飯とおかずのワンプレートが食べられます。

中国の福建省がルーツと言われている、滋養強壮効果のある豚肉の漢方煮込み肉骨茶(バクテー)は1人RM20ほどです。

ジョホールバルで日本料理

寿司

ジョホールバルには製造業を中心とした日系企業が多く進出しています。そのため日本人の駐在員、出張者が多く住んでいるコンドミニアム周辺を中心に、日本料理店が多数軒を連ねています

ジョホールバルへ行ってから、ゆっくりと現地の食事に慣れていきたいという方にも安心の食事環境です。最近では日本から進出している寿司屋やラーメン屋なども増えてきています。

日系デパート

日系デパートAEON(イオン)はジョホールバルだけで5店舗も出店、その快進撃が止まりません。新しく建設されたイオンでは、刺身や冷凍食品などの品ぞろえが豊富です。

日本でおなじみのイオンカードも作ることができます。残念ながら、日本で集めたイオンポイントは使用できませんが、こちらでもポイントを集めてバウチャー(割引券)をもらうことができます。

イオンのほかにも、外資系スーパー(テスコやコールドストレージ)やローカルスーパー(ジャイアント)などの選択肢もあるので、買いたいものに合わせて場所を選ぶことができます。

お気に入りのショッピングスポットを見つける楽しみがあるのもいいですね。

ジョホールバルは立地条件がいい

木と空

立地

ジョホールバルの魅力の一つがその立地条件です。ジョホールバルのお隣はアジア屈指の金融都市シンガポール。シンガポールの物価の高さは世界でも稀にみるほどです。

東京23区ほどの小さな土地におよそ600万人の人々がいるので、物価が高騰することは容易に想像できます。

シンガポールへ出稼ぎができる

シンガポールと陸路でつながっているジョホールバルでは、早朝からバイクに乗ってシンガポールへ向かう出稼ぎ労働者が多く見られます。

シンガポールドルのレートはマレーシアリンギット(RM)の約3倍。隣国でがっぽり稼いで裕福な暮らしをする人が多いのも、ジョホールバルならではの光景です。

渋滞を除いて考えれば、シンガポールまでの時間はジョホールバルの都市部からでも実質30分から40分ほどの短時間。

ジョホールバルにいる出稼ぎ労働者が毎日バイクで通えるほど、シンガポールとの距離が近いことがおわかりいただけると思います。これだけ隣国シンガポールと近いとなると、互いの国へ観光目的で行き来することも容易です。

シンガポールチャンギ国際空港へのアクセスが便利

飛行機

ジョホールバルはシンガポールチャンギ国際空港へもアクセスが良いです。

世界各国への乗り継ぎに利用されるチャンギ国際空港へは、ジョホールバルから陸路で2時間ほど(入管でのチェック時間や多少の渋滞を含みます)。

しかし、シンガポールとマレーシアのスクールホリデー(日本でいう夏休みなどの長期休暇)と金曜日は要注意です。互いの国を移動する人が増えるので、スクールホリデー期間はシンガポール・ジョホールバル間が非常に渋滞します。

通常、チャンギ国際空港で2時間滞在すると考えた場合、4時間前にジョホールバルを出発すれば間に合います。しかし上記の期間に当てはまる場合は、移動だけで5、6時間かかることもあるので注意が必要です。

シンガポールと陸続きであるジョホールバルならではの立地条件を活かすためにも、こちらの情報を念頭に置いておくと、事前に移動計画が立てやすいでしょう。

東南アジア旅行へはセナイ空港が便利

景色

ジョホールバルの中心地であるシティ・セントラル(City Central)から約22キロほどの距離にあるセナイ空港。

日本からの直行便はありませんが、クアラルンプール経由でセナイ空港を利用すればジョホールバルまでの移動費が節約できます。また、タイやフィリピンといった東南アジア各地への旅行の際にもおすすめの空港です。

航空会社

現在、セナイ空港で利用できる航空会社はエアアジア、マレーシア航空、大韓航空、マリンド・エア、ファイアフライ航空。

マリンド・エアはマレーシアの航空会社であるライオン・エアが母体の格安航空会社、ファイアフライ航空はマレーシア航空です。

ジョホールバルからクアラルンプールへは車で4時間かかるのに比べ、飛行機ではたったの40分です。

ジョホールバルは新しい出会いの場

ヤシの木

在住日本人の数

外務省が2018年に発表したマレーシア在住邦人数によると、2017年でその数は24,411人にのぼります。ちなみにお隣のシンガポールは36,423人です。

日本人向けのイベント

これだけの数の日本人がいるマレーシア、実は独身者を対象にした合コンが各地で定期的に開催されています。

クアラルンプールやシンガポールといった都市部からジョホールバルへの出張者も多いので、独身の方にとっても出会いのチャンスがある場所と言えるでしょう。

盆踊り

また、元日本留学経験者が運営する協会JAGAMとジョホールバルのディベロッパー(土地開発を行う企業・団体)が主体となって開催される「盆踊り」は有名なイベント。

日本の夏祭りの雰囲気を現地のマレーシア人と一緒に楽しむことができます。毎年来場者数が現地の新聞記事になるほど、大人気のイベントです。

ジョホールバルの「盆踊り」では、ジョホールバルにある日本人会の会員を筆頭に、現地在住の日本人ボランティアが総出で餅つきを行うのが恒例となっています。

1日に5回から6回の餅がつかれ、2個入り1パックからブースで販売。餅つきを生で見られるレアな瞬間を写真に収めようと、マレーシア人の人々が続々と集まってきます。

「よいしょ!よいしょ!」の掛け声が次第に大きくなり、マレーシア人の輪の中で餅がつかれていきます。時にはマレーシア人のお客さんも一緒に杵を使って餅つき。

ジョホールバルの人たちと一緒になって作り上げられる夏祭りの空間は、子供から大人までを魅了します。

スポーツクラブで汗を流そう

スポーツ

ジョホールバルには、日本人会があります。こちらでは、現地で出会った日本人同士の親睦を深めるきっかけの一つとして、日本人会が主催しているスポーツクラブがあります。

初めてのジョホールバル生活のスタートも、スポーツクラブに入ることで一気に人の輪が広がります。

サークル

現在ではソフトボール部、サッカー部、バレーボール部があり、ジョホールバルの日本人学校のグラウンドや体育館を借りて、多くの日本人が毎週汗を流しています。

また、コンドミニアムの中でもテニス部やバトミントン部といった様々な同好会があります。

スポーツ部と言っても、週末に汗を流す同好会のようなものから、年に数回あるアジア大会やシンガポール大会などに出ることをモチベーションアップにしているチームまで様々。

未経験者であろうとも温かく迎えてもらえる雰囲気があるのもジョホールバルならではです。スポーツはあまり得意ではないけれど、一緒に飲める仲間を探したいという方にもうってつけです。

経験者も未経験者も一緒になって楽しめるので、それをきっかけに日本国内でも関係が続いている人が多いのが印象的。中にはスポーツ部をきっかけに人生のゴールインを果たした人もいるほど!それを聞いただけでも顔を出す価値ありですね。

格安でゴルフに挑戦できる

ゴルフ

ジョホールバルで楽しめるスポーツといえば、「ゴルフ」を忘れてはいけません。日本でゴルフと言えば高級なスポーツのイメージですが、マレーシアでは非常に敷居が低いのが特徴です。

料金

その理由がプレー料金の安さです。日本では平日料金で約1万円、週末で1万5千円ほどが平均価格。しかしジョホールバルでは平日料金の平均額が約2,700円から3,000円、週末でも8,000円というから驚きです。

日本でゴルフを始めたいけれどなかなか手が伸びないという方も、ジョホールバルでゴルフを始めてみてはいかがでしょうか。

ジョホールバルには将来性がある

道路

ジョホールバルの最大の魅力はなんと言ってもその将来性でしょう。2018年のマレーシア総選挙で首相が変わり、無駄をなくそうと白紙になっている建設工事もあるものの、それでもジョホールバルの躍進は止まりません。

現在はコンドミニアムの建設ラッシュが続いているため、高級コンドミニアムと言われるところにも、日本と比べて破格の値段で住むことができます。

まとめ

1杯RM0.5(日本円で13円弱)の冷たい中国茶と1杯RM7(約190円)のスープ麺でさらっと晩御飯。店を出ると常夏の心地よい夜風が体をすり抜けていきます。

日本では体験できないような東南アジアならではのゆったりとしたストレスフリーな毎日も悪くないなと感じられる瞬間です。

シンガポールやクアラルンプールほどの大都会ではありませんが、日々変わっていく景色があるジョホールバルだからこそ、今しかない静けさと賑やかさを一緒に体感できます。

都会の生活に疲れてしまった方にも、外国で一旗揚げたい方にも、まだ見ぬ未来が待っているジョホールバルの1ピースになってみませんか。

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この記事を書いた人

マレーシア・ジョホールバル在住。会社員生活を経て、単身マレーシアにて転職、結婚。体が完全にマレーシアナイズされてしまい、夏しか日本に帰れないことが悩み。

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