中国の魅力って何?中国の良いところをあげてみた

中国の風景 中国生活・移住

私が中国の北京に住んでもうすぐ3年になります。来る前は絶対に1年の語学留学で日本に帰ると決めていましたが、時間が経つのは早いものです。

多くの日本人にとって中国のイメージはあまりよくないと思いますが、実際に住んでみると離れがたい不思議な魅力があるんですよね。

ここでは、北京で生活してみたからこそ分かった中国のいいところを5つお伝えしたいと思います。

中国はキャッシュレス

wechat

北京では、どんなに小さい個人経営の商店でも今では携帯電話で支払いができるようになっています。wechatというアプリで払いますが、おそらくこのアプリを持っていない中国人はいないと思います(もちろん乳幼児を除きます)。

このシステムは本当に便利で、出かけるときは携帯電話と鍵だけで十分です。ただ、携帯の充電がなくなりそうになると大勢の人が発狂しそうになります。

そのため、最近はモバイルバッテリーを持ち歩いている人が多いです。結果、かばんはより重くなります。

汚れたお金に触らなくていい

かばんが重くなるなら意味ないじゃんと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

私はこの世で一番汚いものはお金だと思っているのですが(物理的な話です)、お金に触らないだけでどれだけの細菌に触れなくてよいか!

海外旅行をしたことがある人なら分かると思いますが、海外の紙幣の中には触るのを躊躇するほど汚いものがあります。

中国は旬の野菜果物が安い

スイカ

さすが中国、価格調整など面倒くさいことはしない大雑把な国です。採れた野菜はすべて出荷されます。そのため、毎年安定の価格崩壊です。農家が泣いています。

例えば今日購入した写真のスイカ、日本円にして約160円です。もう日本でスイカが買えなくなりました。値段が高すぎるからです。

※1元=約16.38円(2018年8月)

中国ではいつでもどんなゴミでも捨てられる

ベッド

先日、台所の水道管が割れて水漏れし、寝ている間にベッドの下半分が水没していました。水道管って割れるんですね。

中国では、基本的にさまざまな物の造りが信用できません。そのため、こんなことで怒っていたらやっていけません。新しいベッドと水道管を買ったので、この写真のベッドは捨てようと思っています。

粗大ゴミですが、北京ではマンション下のゴミ捨て場の隣に適当に置いておけばOKです。いつ出してもいいし、もちろん無料です。中国人の友達には、ゴミを出すのにお金がかかる意味が分からないと言われます。

中国では電車の優先座席が必要ない

北京は地下鉄が発達していますが、日本と違い優先座席がありません。

来たばかりの時は、さすが中国、弱肉強食、席は早い者勝ち、高齢者でも立たせるのだな!と思っていましたが、実際は全く違いました。

今のところ100%の確率で、高齢者、子ども、怪我人には誰かが席を譲ります。つまり、優先座席はないのではなく必要ないんです。

譲った方も譲られた方も気持ちいい

私は日本に住んでいた時、席を譲りたくても勇気が出せないことがよくありました。もしも断られたらはずかしいと思うからです。

北京の素晴らしいところは、そんな心配はいらない点です。高齢者が電車に乗ってきたら当然のように誰かが「どうぞ」と席を立ち、相手は「ありがとう」と喜んで座るんです。一種の決められた流れになっています。

毎回それを見ると心が温かくなります。

中国人はなんだかんだ、人が好い

マーケット

これを話し出したらキリがありません。親切な中国人がたくさんいます。

自転車を見張っていてくれたおじさん

北京に来たばかりの頃、電動自転車を道路に停めようとしたら、近くのマンションの警備員のおじさんが私に向かって走って来て大声で何か言いました。

何を言っているのか聞き取れないのですが、身振りでそこに停めるなと言っているようなので、怖いし早くどかそうとしました。

そうしたらそのおじさんが、こっちに来い!と身振りで言うので仕方なく電動自転車とついて行くと、また身振りでここに停めろ!と言います。言われた通り、そこに停めました。

基本的に北京では自転車はどこに停めてもいいので、なぜおじさんが場所を指定したのか疑問でした。

盗難が多い場所を避けるため

とりあえずおじさんはすごく怒っている感じだったので、すぐに用事を済ませて自転車の場所に戻ると、何と彼は私の電動自転車のそばにずっと立っていたのです。

そして、私が戻ってきたのを確認し、自分の持ち場に帰っていきました。

後から知ったのですが、私が最初に停めようとした場所は電動自転車の盗難がよくあるところでした。しかも、私の電動自転車は新品でピカピカ。これは盗人にすぐ目をつけられるらしく、友人達からももっと汚さないと危ないと言われました。

今思い返しても、あの警備員のおじさんは怒っているようにしか見えませんでした。なのに私の自転車を見張っていてくれたようです。これがいわゆるツンデレってやつなのでしょうか。感謝しています。

親切な人々に支えられる

中国ではこういうことを何度か経験しました。バスを乗り間違えた時、路線を替えてまで私を送ってくれたバスの運転手さんもいました(乗客は私1人でした)。

振り返るとこの3年、周りの中国人の親切でなんとかやってこられたんですね。

まとめ~悪い部分以上にいい部分が見えてくる

中国や北京の魅力を挙げてみましたが、もちろん慣れない部分も多々あります。みんな声が大きく怒っているみたいで怖いし、お店の接客は全くなっていないし、道路は汚いし。

でも結論として、悪くないと思うんです。日本の常識からすると驚くことが多い国ですが、ここに住んでいる人達は案外普通で優しいのです。

実際に住んでみると、一般のイメージとは異なる面が見えてきますよ。

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