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ゴールドコーストの治安事情~安全に滞在するために気をつけるべきこと

ゴールドコースト

観光はもちろん、移住先やワーキングホリデーなど就労の場としても人気の高いオーストラリア。中でもゴールドコーストは美しい海に広大な自然を感じられる屈指のリゾート地です。

近年では、日本から直行便で9時間というアクセスの良さなどから、ハワイに変わるバケーションスポットとして需要が高まってきています。

ヨーロッパなどに比べて安全な国というイメージを持つ人が多いようですが、実際のところオーストラリアの治安事情はどうなっているのか?についてご説明していきます。

目次

ゴールドコーストの治安情報

ゴールドコースト

治安指数

オーストラリアは比較的、治安の良い国として知られており、2018年度の「世界平和指数ランキング」でも、日本が9位、オーストラリアは13位となっています。

また、オーストラリアには親日家が多く、フレンドリーな国民性と相まって、日本人が安心して滞在できる国と考えられています。

マイペースで自分の時間を大切にするオーストラリア人は、のんびりとした性格のため、他国の人からはレイジー(怠けている)と言われがちです。しかし、そのおかげで観光にきた人たちものんびりした雰囲気を味わうことができます。

ゴールドコーストの危険スポット

ゴールドコーストの夜

基本的には安全とされているゴールドコーストですが、危険なスポットも存在します。

オーキッドアベニュー

ゴールドコーストの中心地、サーファーズパラダイスにあるオーキッドアベニューは、日中はお土産ストリートとして観光客で賑わう人気エリアで、レストランやカフェなども充実しています。

夜になると多くの若者で溢れるクラブ街でもあります。この通り界隈は平日であっても深夜まで、酔っぱらった若者のお祭り騒ぎが続くことがあり、旅行者の1人歩きは危険です。暗い細道には入らずに、明るい大通りを歩くように気をつけましょう。

シェブロン・アイランド

昼間は観光地として多くの観光客が訪れるシェブロン・アイランドですが、夜はあたりも暗く、実際に暴行事件などが起きている危険地域でもあります。夕方、薄暗くなってからは、なるべく観光を避けるように注意しましょう。

「スクーリーズ」の期間は超危険!

オーストラリア人

ゴールドコーストに住んでいる日本人なら絶対に気をつけているのが、この「スクーリーズ」という期間です。意外と知らない人も多いようなので、「スクーリーズ」とは何かについて説明しましょう。

「スクーリーズ」とは?

ざっくりと簡単に説明すると、日本でいえば「修学旅行」といったところでしょうか。

毎年11月末頃から3週間ほど、オーストラリア各地の高校を卒業した生徒たちが卒業旅行としてゴールドコーストにやって来ます。東京の中・高生が沖縄などに修学旅行へ行くのと同じような感覚ですね。

高校ごとに違う色のリストバンドをしていますが、日本と大きく違うのは「引率者」がいないこと。日本で修学旅行といえば先生が引率するのが当たり前ですが、オーストラリアの高校生たちは、なんと生徒たちだけでやって来るのです。

思春期の高校生たちが一気に来るとなったら、それはもう「無法地帯化」間違いなし。

さらにオーストラリアでは18歳からの飲酒が法的に認められているので、卒業して18歳になる若者たちがお酒を飲んで酔っ払ったりと、日本の成人式の騒ぎが可愛く思えるほど昼夜問わず騒ぎ倒します。

この時期になると現地のオーストラリア人は休暇を取って旅行に出かけたり、ゴールドコーストの警察では警戒体制をとったりするほどです。

被害続出!? 日本人は要注意!

実は、日本人にとって「スクーリーズ」は最も危険なイベントです。理由はなんとも迷惑極まりないもので、「日本人に卵を当てると、幸運が起こる」「ギャンブルに勝つ」などといった都市伝説もびっくりの言い伝えのせいです。

実際にカジノの前では生卵を持った若者が待っていたり、道を歩いている日本人や信号待ちの日本人が卵を投げつけられたりする被害が後を絶ちません。

もちろん健全に卒業旅行を楽しんでいる若者たちもいますが、ゴールドコーストに行く計画がある方は、念のため「スクーリーズ」の期間を避けることを強くおすすめします

緊急時は、どこに連絡したらいい?

パソコン

さて、どんなに注意をしていても「海外」ではハプニングがつきものです。そんなときに役に立つのは知識と情報です。危険なことが起きたときには日本と同じよう、すぐに助けを求める電話をかけましょう

日本で警察といえば110番、消防・救急は119番と全て異なる番号ですよね。

オーストラリアの緊急番号

意外と知らない人も多いと思いますが、オーストラリアではその全てが「000番」で統一されています。警察・消防・救急と3種類の番号を記憶する必要はありません。いざというときのために「緊急時は000番」と覚えておいてください!

ゴールドコーストに子供を連れて行っても大丈夫?

ゴールドコースト

冒頭でもご説明したように、ゴールドコーストはハワイに変わるハネムーンスポットとして近年とても人気が高くなってきています。

ハネムーンだけでなく、年末年始を海外で過ごしたいカップルやファミリーも、ゴールドコーストを訪れており、街を歩いていると小さい子を連れたファミリー旅行者もよく目にします。

広々とした公園がたくさんあるので、子供と遊んだりピクニックなどをするのにももってこいです。ゴールドコーストは、不要な夜の外出を避ければ、子供連れでも安心して過ごせる街です。

ゴールドコーストはテロの可能性はあるの?

ゴールドコースト

2019年現在、オーストラリアのテロでの日本人への被害は確認されていませんが、テロと聞いて記憶に新しいのは2016年に起きた「メルボルン」のテロ事件です。

外務省の安全ホームページでは、オーストラリアにおけるテロの危険レベルは5段階のうち上から3番目の「Probable」「起こりそう」となっており、特に大きなイベントなどの際は注意喚起が必要とされています。

ゴールドコーストで置き引きに遭う危険

ゴールドコースト

比較的治安が良いと言っても、やはり「外国」であることに変わりはありません。

ゴールドコーストに住んでいる筆者ですが、日本人の友人で置き引きの被害にあったという話をよく聞きます。一見、安全に見えるため、つい油断をしてしまうという意味では、治安の悪い国よりも注意が必要なのかもしれませんね。

特に日本人の場合は、テーブルに荷物を置いたままオーダーに行ったり、トイレやちょっとした時間にかばんを置きっぱなしにしたりと、安全だからこその日常が習慣になっている傾向があります。

どんなに雰囲気のよさそうな国・場所であっても「ここは海外」という意識を忘れないようにしましょう。

まとめ

ゴールドコースト

ゴールドコーストは美しい海に雄大な自然、人々も穏やかでゆったりと流れる時間を存分に満喫できるリゾート地です。「スクーリーズ」の時期を除けば、海外旅行初心者さんでも安心して楽しめる旅行先と言えるでしょう。

現実世界を忘れてくつろぎたいと考える人にオーストラリアはぴったりです。もちろん海外という意識は最低限忘れずに、安全で楽しい旅にしてくださいね。

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この記事を書いた人

Be動詞ってなんだ?から始めたフィリピン留学。運と勢いに任せてオーストラリア&カナダでワーホリ生活を経験。2019年前期YMSに当選しロンドン生活中のアラサー女子です。

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