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スウェーデンにはビザが必要?主なビザ解説

空港

ノーベル賞や北欧雑貨で注目を浴びているスウェーデン。日本から旅行に訪れる人は年々増えています。

海外へ行くときに気になるのがビザですが、スウェーデンへ渡航するのに、ビザは必要なのでしょうか?長期で滞在するには、どんなビザがあるのでしょうか?

ここではそんなスウェーデンのビザ情報を、在住者の私が詳しくご紹介します。ビザは一歩間違えると入国できない可能性もありますので、事前にきちんと確認しておきましょう。

目次

スウェーデンにはビザが必要か

ビザ

日本のパスポート所有者は、90日以内の滞在であれば渡航ビザは必要ありません。しかもこのルールはスウェーデン以外の国にも当てはまります。どういう意味でしょうか?

スウェーデンは、ヨーロッパ26カ国が参加している「シェンゲン協定」の加盟国です。先ほどの90日以内ルールはこの協定で定められており、加盟国内の移動であればビザが要りません。

つまりスウェーデンに限らず、協定の領域内であれば約3カ月間ビザなしで渡航できるのです。

ただし加盟国内に90日滞在して、一旦日本に帰ればまた90日行けるかというと、そうではありません。「180日の期間で最大90日」と決められているので、90日滞在後は90日空ける必要があります。

スウェーデンの主なビザの種類

スウェーデン

観光ビザ

旅行でスウェーデンに行く方のほとんどは、90日以内の滞在を予定していると思います。その場合は先ほど書いたように、ビザは不要です。面倒な手続きが要らないので楽ですよね。

スウェーデンの他にもヨーロッパ諸国に行く予定がある方は、目的地がシェンゲン協定の加盟国かどうかを確認しましょう。もし参加国の一部であれば、ビザは不要です。

学生ビザ

91日以上の留学をする場合、学生ビザが必要です。

ビザに加えて必要なのが貯金。2019年現在、月に8,200スウェーデンクローナ(日本円で約10万円)の資金を持っていることが申請の条件です。つまり1年の滞在であれば、およそ120万円が必要となります。

では、貯金はいつチェックされるのでしょうか?ビザ申請時に残額証明を提出しなければならず、そこで十分な資金を持っているか判断されます。お金は事前に貯めておきましょう。

就労ビザ

就労ビザは、あらかじめ仕事が決まっていれば申請できます。雇用主が決まっていない段階では申請さえできません。なかなか厳しいですよね。

ただネット社会のスウェーデンですので、現地にいなくても仕事探しは十分可能です。特にプログラマーなどの技術職は人不足なので、比較的簡単に仕事を見つけることができます。

サンボビザ

スウェーデン人がパートナーの場合、サンボビザを申請することができます。面白い点は、結婚していてもしていなくても同じビザという点です。

スウェーデンには「サンボ」と呼ばれる関係があります。これは「一緒に住んでいるパートナー」という意味。このビザはサンボ関係、つまり一緒に住んでいる恋人がいれば申請できるのです。

ビザを取得するには

机

取得場所とかかる時間

ビザを取得すると郵送で書類が届きますので、そこに書かれている指示に従って渡航しましょう。書類は必ずスウェーデンに持って行ってください。入国時やその後の手続きに必要です。

取得までの時間はビザによって異なります。全体的に言えることは、長期戦を覚悟した方がいいということです。とにかく時間がかかります。主な理由は、近年スウェーデンに来る移民が多く、その手続きに時間を取られているため。

私はサンボビザで移住しましたが、申請から取得まで約1年かかりました。その間は一緒に住めない決まりなので、私もパートナーも我慢の期間でした。ビザ取得を決断したら、なるべく早めに申請しましょう。

必要なもの

ビザの種類によって必要な書類、申請料は異なりますので、申請前に最新のものをチェックしておきましょう。書類によっては役所に行かないといけなかったり、英訳をする必要があったり、結構手間。時間に余裕を持って準備することが肝心です。

申請料は、うれしいことに日本人に優しい場合が多いです。私が取得したサンボビザも、日本人は無料でした。なんだか多少優遇されている感じがして、ありがたいですよね。

ビザ申請方法とその後の流れ

パソコン

申請は全て、スウェーデンの移民局ホームページから行います。郵送も可能ですが、時間がかかるのでおすすめできません。

申請後は主に、東京にあるスウェーデン大使館とやりとりをしますが、日本人の方と日本語で連絡を取るので安心です。現地の移民局と直接やり取りすることは滅多にありません。メールか電話のどちらかで連絡が来ますので、気長に待ちましょう。

スウェーデンへの入国条件

ビザ

パスポートを持っていても期限ギリギリでは入国できません。有効残存期間は、シェンゲン協定の領域より出発する日から、3カ月以上必要です。また10年以内に発行されたパスポートでないと受け付けてもらえません。

パスポートの有効期限を把握している人は多くないと思いますので、ご自分のものをしっかり確認しましょう。

薬品や食料など、基本的に滞在中に消費するものは持ち込み可能です。ここで気を付けたいのは肉の加工品の持ち込みは不可ということです。ジャーキーやハムなど、ついうっかりしがちなので注意しましょう。

まとめ

スウェーデン入国に関するビザやパスポートの条件、持ち込み品についてお伝えしました。

シェンゲン協定のおかげで、90日以内の滞在はビザが要りません。ほとんどの旅行はここに当てはまると思います。

ややこしい手続きをしなくていいのがうれしいですが、パスポートの有効期限や持ち込む品は、日本人だからといって優遇されません。規則は規則なので、事前に把握してきっちり守りましょう。

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この記事を書いた人

日本の古都京都から、スウェーデンの古都ウプサラに移住したアラサー。スウェーデン人の彼と、のんびり生活しています。
私は極度の寒がり、趣味はスキューバダイビング、つまり全くスウェーデンに適してない体質です。それなのに、移住する事を決めたのはなぜか?スウェーデンの魅力をたっぷりお伝えできればと思います!

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