スウェーデンの通貨事情とは?両替すると損?使えるクレジットカードは?

コイン スウェーデン生活・移住

海外旅行に行く時、お金はどうしていますか?両替する方が多いかと思います。しかしスウェーデンに旅行をする場合、両替は損です。そんなばかなと思うかもしれませんが、本当の話です。

理由は現金が使えない場所が多い上、レートが良くないためです。現金が使えないって、日本では考えられないですよね。そんなスウェーデンの特殊な通貨事情をご紹介します。また物価や旅の予算についてもご紹介します。

スウェーデンの通貨概要

スウェーデンのお金

スウェーデンの通貨

スウェーデンの通貨はスウェーデンクローナ(SvenskKrona)です。SEKやKRと記載されます。スウェーデンはEU加盟国ですが、独自の通貨を持っています。ユーロは全く使えませんので、ご注意を。

レートは1SEKあたり約12円(2019年3月現在)。レートによりますが、私はだいたい 80SEKで1,000円と計算しています。

消費税

スウェーデンは消費税が高いイメージがありませんか?その通り。25%と高いです。

しかし部分的に軽減税率を導入しているので、食品は12%、公共交通機関は6%と物によって税率が異なります。何でもかんでも高税率って訳でもないんです。合理的ですよね。

旅行中によく見るのは12%です。この税率には外食や宿泊、スーパーの食材などが当てはまります。

キャッシュレス大国スウェーデン

スマホ

特徴

スウェーデンのお金事情で1番特徴的なのは、キャッシュレスです。在住者の私は普段、現金を見ることが全くありません。

実はスウェーデンは世界一キャッシュレス化が進んでいる国で、国内の97%は電子決済です。数百円でも現金は使いません。カードとアプリを使っての支払いがほとんどです。

アプリはスウィッシュ (Swish) というモバイル決済アプリの普及率が高く、国民のほとんどが所有しています。

そのため私はスウェーデンに移住してから、財布を持たなくなりました。はじめは違和感がありましたが、身軽にどこへでも行けるので、今となっては気に入っています。

スウェーデンで両替すると損をする?

金額

なぜ両替は損なのでしょうか?まずキャッシュレスが進んでいるため、カードはどこでも使えますが、現金が使えない場所がたくさんあります

例えば電車の券売機やセルフレジはカードのみです。またレストランやバーも、現金を受けつけない場所が年々増えています。使えない場所が多いなら両替してもあまり意味がないですよね。

さらに両替はカードよりもレートが悪いです。場所によっては日本円からユーロ、ユーロからスウェーデンクローナと2度替える必要があり、手数料を山盛りとられるのでもったいないのです。同じ金額を使うなら、レートが良い方が嬉しいですよね。

また、現金を持っていると盗難に合う可能性もあるので、カードの方が安心です。

スウェーデンで使えるクレジットカード

クレジットカード

おすすめクレジットカード

VisaとMasterCardは最強です。全く問題なくどこでも使えるので、どちらか1枚は持っておきましょう。JCBは残念ながら普及していません。そのほかのカードは場所によって使用できないこともあるので、サブとして使うと良いと思います。

カードの種類は、クレジット カードかデビット カードがあれば無敵です。「クレジット カードを持つのが怖い」という人には、デビット カードがおすすめです。

デビット カードは使うごとに口座からお金が引き落とされ、口座にある残金の範囲しか使えないので、クレジットカードのように「使いすぎた!」ということがありません。安心して使えますよね。

スウェーデンでは両方のカードがどこでも使えます。旅行が決まったら1枚作ってみましょう。

スウェーデンの物価は?

食事

食費

ランチで2,000円、ディナーは6,000円を目安とするといいでしょう。日本と比べて高めですよね。

予算を抑えたい人におすすめなのは、日替わりランチをやっているレストランです。日ごとに特定の料理が安くなります。だいたい1,200円ぐらいです。

ランチには食後のコーヒーやクッキーがついてくることが多いので、お見逃しなく。

宿泊費

場所や時期によってかなり左右されますが、1泊10,000円を目安にするとそれなりの場所に泊まれます

スウェーデンの中でも首都ストックホルムは高いです。少し街の中心から外れると値段を抑えられます。ストックホルムはバスや地下鉄など公共交通機関が充実しているので、中心から離れたところに宿泊しても問題ありません。

交通費

市内観光でしたら、1日1,500円ほどで考えてください。交通機関と値段は都市によって全然違いますが、共通していえるのはやっぱり値段が高めということです。

例えばストックホルムで地下鉄に1回乗ると、約550円かかります。日本の2倍以上ですね。

毎回チケットを買うと割高です。観光客向けに乗り放題チケットを販売しているので、そちらをおすすめします。販売場所や値段は都市によって異なるので、ネットで最新のものを調べましょう。

ショッピング

スウェーデンで買いたいもの1位は、北欧雑貨かと思います。色鮮やかで可愛い小物を見ると、思わず欲しくなりますよね。

値段の目安としては、日本で売っている北欧雑貨の8割程度です。私は「北欧は本場だから雑貨もかなり安いはず」と思い込んでいたので、移住当初がっかりしたのを覚えています。

日本より少し安いですが、それなりの値段です。予算の参考にしてください。

まとめ

スウェーデンの通貨事情、両替や物価についてご紹介しました。特に通貨事情は、日本と全然違ってびっくりですよね。

まだまだ日本は現金主義なので、現金を持たないことに抵抗がある方も多いと思います。でもスウェーデンでは現金に両替すると逆に損をしたり、スリにあったりして危ないので、良いことがありません。

旅行に来られる時は、思い切ってカードだけを持ってきてください。その際は暗証番号を忘れずに。決済の時に必ず聞かれます。

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スウェーデン

日本の古都京都から、スウェーデンの古都ウプサラに移住したアラサー。スウェーデン人の彼と、のんびり生活しています。
私は極度の寒がり、趣味はスキューバダイビング、つまり全くスウェーデンに適してない体質です。それなのに、移住する事を決めたのはなぜか?スウェーデンの魅力をたっぷりお伝えできればと思います!

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Guanxi Times [海外転職]