ワーキングホリデーや留学生、就職した日本人がよく利用するカナダの銀行は、TD Bankです。公式の日本語サイトや日本語デスクがあることで好評を得ており、いろいろなメディアで取り上げられています。
みんなTD Bankを使っているから、とりあえずTD Bankが安心だ、という心理で選んだ方も少なくないでしょう。(私がそうでした)
しかし、本当にベストな銀行なのでしょうか?ここでは、ワーキングホリデーや留学生、現地就職者の方向けに、カナダ・モントリオールでおすすめの銀行(BMO)と銀行口座の開設方法を紹介していきます。
カナダの銀行とは
カナダの5大銀行
カナダの代表的な銀行は、
- RBC(Royal Bank Of Canada)
- TD(TD Canada Trust)
- BMO(Bank Of Montreal)
- Scotia Bank(Bank of Nova Scotia)
- CIBI(Canadian Imperial Bank of Commerce)
の5つで、カナダ5大銀行といわれています。
カナダの銀行では口座を持っているだけで、口座維持費がかかります。その費用はそれぞれの銀行やプランによって異なりますが、だいたい月に5ドル〜30ドル程度かかります。
日本人に人気の銀行
その中でも、カナダに初めて来た日本人の方がよく利用するのがTD Bankです。
バンクーバーとトロントに日本語対応デスクがあり、やはりまだ英語に不慣れな方、特にお金に関わる話だとやはり、こちらのサービスを利用する日本人の方が多いようです。また、学生用のプランを利用すれば半年間口座の維持費が無料になります。
このような利点があるため、日本の各留学エージェントも、TD Bankを推奨銀行として紹介していることが多いのですが、現在、モントリオールのTD Bankでは日本語サポートは存在しません。
モントリオールで銀行口座を開くならおすすめはBMO
ワーホリや留学で短期間モントリオールに滞在する場合は、BMO(Bank Of Montreal)が大変おすすめです。BMOは、その名の通りモントリオール銀行で、モントリオールで設立されたカナダで最も古い銀行です。
今現在は、本社機能をトロントに移してしまったものの、モントリオールの本社ビルも残っており、綺麗な外観で銀行とは思えないほどです。大手の銀行で、モントリオール市内に支店やATMもたくさんあるので大変便利です。
口座維持費が無料
BMOには、移民や外国人労働者向けのプランがあり、これはワーホリの方にも当てはまります。このプランを利用すれば、最初の1年間口座維持費が無料ですので、ちょうど1年間滞在するワーキングホリデーの方にはピッタリのプランです。
また学生に関しては、期間を問わず維持費が無料ですし、卒業してから1年間も維持費がかかりません。
さらにこのプランの利用者向けに、新しく口座を開設するにあたって、100ドルもらえるキャンペーンや学生向けには50ドルのAmazonギフト券がついてくることもあります。
詳しくは、BMOのウェブサイトや窓口でチェックしてみましょう。このように、BMOは他の銀行と比べてもお得な点がたくさんあります。
BMO銀行口座の開設方法
予約
銀行口座を開くためには予約を取ることが必須です。予約はBMOのウェブサイトまたは電話で受け付けています。直接支店に出向いて、窓口でも予約は取れますが、ウェブで簡単にできるので、インターネットからがおすすめです。
希望の支店や時間帯も簡単に選べるので便利です。予約をした後はその支店の窓口に直接出向き、予約してある旨を伝えて口座を開きます。
必要な書類
銀行口座開設の際に必要な書類は、ID、VISA関係の書類、そして住所が確認できる書類の3点です。
BMOのプランは移民や外国人労働者向けのプランのため、VISAの確認が必須です。ワーホリの方はパスポートがIDとVISA関係の書類を兼ねるので、これをひとつ持参すれば問題ありません。
住所が確認できる書類は、住所宛に送られてくる請求書や部屋を借りる際の契約書などになります。学生プランを利用する場合は、学生のステイタスや卒業予定日が確認できる書類として、入学許可証や学生証が必須です。
デビットカードを受け取る
銀行口座を開いたら、デビットの機能が付いているキャッシュカードが渡されます。カナダでは現金よりもカードが主流で、小さな買い物から大きな買い物まで、ほとんどの場合カードでの支払いが普通です。
普通口座開設時にデビットカードはついてきますが、これとは別に新規のクレジットカードはほとんどの場合作れません。ワーキングホリデーや学生だと安定した職業に就いている方は少ないですし、給料明細の提示も難しいためです。
BMOならクレジットカードも作れる
これに対して、BMOでは、ワーキングホリデーや学生でもクレジットカードを作ることができます。この場合の年会費は無料で、支払いに対して1%のキャッシュバックがあります。
正直、短期滞在であればデビットカードだけで事足りますが、ワーキングホリデー後に本格的に移住を考えているのであれば、クレジットカードを1枚持っておくと便利です。
カナダはカード社会で、クレジットはその人の信頼を表すものでもあるので、契約やローンの際に必要になります。
カナダでは小切手が主流?
ワーホリや学生ビザで来た方の中には、カナダで働くことを考えている方も多いと思います。カナダでの給料は、小切手で支払われることがあります。小切手はCheque(チェック)と呼ばれ、これを銀行の窓口やATMで入金します。
また、今どきは、スマホアプリで簡単に入金ができるので、各銀行のアプリをダウンロードしておくといいでしょう。しかし、今は給料に関しては銀行振込の会社が多いです。
まとめ
モントリオールのおすすめの銀行はBMO(まさにモントリオール銀行 Bank Of Montreal)でした。といっても、これはモントリオールだけに限った話ではなく、カナダ全土でもおすすめできる銀行です。
ワーキングホリデーの方は、薦められたTD Bankで口座を開設するケースがほとんどのようですが(確かにBMOは日本語のサポートがありませんが)、ここはあえてサポートに頼らずに自力で頑張ってみるのはどうでしょうか。
ちゃんと必要書類を事前に準備しておけば何ら問題はありません。
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