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アイルランドへワーキング・ホリデーへ行く前の心得

アイルランド

ワーキング・ホリデー制度を使って、外国で暮らしてみたいと思っている方はたくさんいますよね。アイルランドも2007年からワーキング・ホリデーが始まり、今や応募者は年400人の定員を越えるようになりました。

しかし、人気の国であるオーストラリア、ニュージーランド、カナダに行くような気持ちだと、アイルランド生活が楽しめない可能性があります。

そこで今回は、在住者としてワーキング・ホリデーの方たちに会って感じたことを、心得としてぜひ伝えたいと思います。

目次

アイルランドを知ろう

アイルランドをワーキング・ホリデー先として選ぶ人は、大きく分けて3タイプいます。

  1. アイルランドが好きな人
  2. イギリスのワーキング・ホリデーに行けなかった人
  3. 日本人が少ない場所へ行きたい人

1のアイルランドが好きな人は、幻想的な大自然やケルト文化に興味があったり、アイリッシュ音楽やお酒やパブ文化が好きだったりと何かしらアイルランドに興味があるので、前もってある程度アイルランドに関する知識があると思います。

アイルランドの魅力を探そう

2や3の、イギリスに行けなかったから、日本人が少ないだろうからという理由の人は、アイルランドが好きな人とはちょっと気持ちが違います。そのため、前もってアイルランドのことをあまり調べていない人もいます

その結果、ワーキング・ホリデー生活がうまくいかないときに、アイルランドがつまらないからと考えがちです。

今はインターネットで何でも調べられる時代です。日本にいる間に、ぜひアイルランドについて調べてみて下さい。

そうすれば、行ってみたい場所や食べてみたいもの、やってみたいことなど、何か興味がでてくるはずです。その方が、アイルランド生活はより楽しめると思います。

仕事探しは大変だと覚悟しておこう

挨拶

ワーキング・ホリデーで人気の国は、仕事が簡単に見つかるという大きなメリットがあります。日本食レストランも多く、日本人を雇った経験や評判を知っていたりして、受け入れてくれる場所があります。

しかし、アイルランドは日本人が少ないので、日本人に対してのイメージも評判もないに等しいです。東ヨーロッパ人もたくさん働きに来ているので、あえてあまり知らない日本人を雇おうと思う職場は少ないのが現状です。

日本食レストランも増えてきているものの、他の先進国に比べるとまだまだ少ないです。

英語が話せなくても仕事が見つけられる環境ではないので、語学学校へ行くなどして基本的な日常会話はできるようにしておいた方がいいでしょう。そして、仕事が見つかるまで時間がかかると思っておいた方が無難です。

充分に貯金をしていこう

日本円

仕事が簡単に見つからないということは、アイルランドで収入を得ることが難しいということです。

ワーキング・ホリデーや留学のホームページを見てみると、一般的にアイルランドで1年暮らすには、100万〜150万円くらいの貯金があった方がいいと言われています。

しかし、仕事がないと物価の高いアイルランドで1年暮らしていくのはかなり厳しいです。

貯金があれば、柔軟な選択ができる

アイルランドのワーキング・ホリデーは、長期間語学学校へ通うこともできます。どのような状況になっても大丈夫なようにするためには、貯金は多いに越したことはありません。

仕事が見つからないからと語学学校を延長するにも、家が見つからないからとホームステイを延長するにもお金は必要です。

アイルランドからは格安でヨーロッパ各国にも旅行に行けます。それにもやっぱりお金は必要ですしね。

理想は200万円の貯金

語学学校には1カ月7万〜15万円、ホームステイには1カ月7万〜12万円かかると言われています。どちらも延長すると一気に出費がかさむので、仕事が見つからなくても心配せずに暮らすには、200万円近くは貯金があった方がいいでしょう。

貯金も仕事もないと、予定より早く帰国しなければいけない状況になりかねません。実際、仕事がなかなか決まらず、お金が底をついてきて焦っている人にも会いました。簡単に貯金はできるものではないですが、できる範囲でがんばってみて下さい。

部屋探しに苦労することを覚悟しておこう

アイルランド

仕事探し同様に大変なのが部屋探しです。物価の高いアイルランドは家賃も高いです。そのうえ、景気回復に伴い移民が増えているため、家不足で家賃も高騰しています。

特にダブリンは競争率も激しいので、想像以上に部屋が見つかるまでに時間がかかり、家賃出費がかさむかもしれまん。

ホームステイなら1カ月〜3カ月、ホステルなら1週間〜1カ月の滞在を予定している方が多いと思いますが、予定よりも1カ月ほど余裕をもって早めに部屋探しをすることをおすすめします。

ダブリンでは家をシェアするのではなく、部屋をシェアする人も多くいます。その方が家賃も抑えられるので、選択肢も広げて探すのもポイントです。

もちろん、ダブリン以外の選択肢もありますよ。コークやリムリック、ゴールウェイなどの都市はダブリンよりも家賃も安く、競争率も低いです。

ちなみに、1カ月のホームステイの料金は7〜12万円、ホステルは安いところなら1日2000円弱で泊まれます。部屋を借りる目安は、ダブリンなら安い所で約6万円〜です。お金と相談してプランを考えてみてくださいね。

自然を楽しもう

アイルランド

日本は大きな都市がたくさんあり、娯楽にあふれた国です。私達はそれに慣れているので、アイルランドに来ると首都ダブリンでさえ小さな都市に感じてしまうかもしれません。

その代わり、アイルランドの大自然は素晴らしく綺麗で壮大です。都会にばかり目を向けず、せっかくなのでぜひ自然を楽しんでほしいと思います。

日本の自然も素敵ですが、あまり手の加えられていない草原が広がる風景は、違う魅力があります。海に囲まれた国でもあるため、ビーチも綺麗です。

都会の楽しみだけを求めていると、ロンドンやパリと違ってつまらないと感じる人もいます。今まで自然に興味がなかった人も、ちょっとだけ田舎に目を向けてみませんか?

日本人のコネクションも大事にしよう

友人

ワーキング・ホリデー中に、英語力を身につけたいと思っている人は大勢いますよね。アイルランドは日本人が少ないのでもってこいの環境です。外国人の中で楽しんで英語を身につけられる人もいるでしょう。

しかし、やはり何も知らない異国の地で頑張っていくには、時には理不尽なことに苛立ったり、不安や寂しさに押しつぶされそうになったりして、母国語で自分の気持ちを伝えたいときがあります。

そんなとき、思いっきり愚痴ったりわからないことを聞いたり、外国に住む日本人同士だからこそ得られるものがあります。

私は絶対日本人とはつるまない!と片意地を張らず、柔軟な気持ちで日本人のコネクションも大事にしましょう。アイルランドでは日本人だらけで日本語漬けになってしまう心配はありませんよ。

日本人と知り合うには

では実際に、どうやって知り合えばいいのでしょう。私の場合は、通っていた語学学校の日本人の事務員と親しくなり、そこから友達の和を広げました。その他にも、カフェで一人でランチをしていたときに、話しかけられて友達になったこともあります。

友人は、スーパーマーケットで買い物中に話しかけられたことも。とにかく日本人を見かけたら声をかけてみるといいでしょう。

突然声をかけるのは恥ずかしい方は、インターネットを利用するのも手です。アイルランドの情報サイト「Mix B」のサークルや「アイルランド掲示板」の仲間募集という項目を閲覧すると、友達募集があります。

ダブリンなら、Meet upという集まりが日本食レストラン「Yamamori」で毎週水曜日の7時からあるので、参加するのも1つの方法です。予約もいらないので、直接お店に行くだけです。

参考ウェブサイト

まとめ

アイルランド

アイルランドへワーキング・ホリデーに行く前に、ほんのちょっとの心構えと準備をすれば、アイルランドでの生活はきっと楽しく充実するはずです。

仕事や部屋探しが難しかったり、田舎ばっかりだなとがっかりしたり、外食はお金がかかるなとマイナスに思うこともありますが、最初から知っていればガッカリすることも減ります。

貯金が少しでも余分にあれば、心にも余裕ができます。できる範囲で準備をして、有意義なワーキング・ホリデーが送れるといいですね。

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この記事を書いた人

アイルランド/ゴールウェイ在住。ゴールウェイにて留学経験後、
アイルランドへ移住。
アイルランドにて日本食屋台やアニメフェスティバルでお仕事をする。

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