ワーキングホリデーで海外に出て、初めての仕事がレストランでのサーバー(ウェイター)という人は多いです。カナダにワーホリ滞在するなら知っておきたいe-mapleという情報サイトにも、サーバーの求人は常にたくさん載っています。
これからカナダでワーホリ生活を始めようとしている方に、トロントでサーバーとして働いていた私の生活費やお給料をご紹介します。どんな仕事に就こうかなと考えている方、ワーホリ生活が不安な方の参考になればうれしいです。
※1ドル=約86円
カナダ・トロントでのワーホリに必要なお金はどのくらい?
ワーキングホリデーで海外に行くためにどのくらいの資金を用意する必要があるかは人それぞれです。自由度の高いワーホリ生活では、何でもできます。自分が何をしたいかが、日本から持っていく費用を決定します。
語学学校や専門学校に通い、しっかり勉強したい人はかなり必要になりますよね。少し働いて、カナダ国内やアメリカをたくさん旅行したいという人もある程度必要です。逆に、せっかく働けるビザなのだから、目一杯仕事して経験を積みたいという方はそんなに必要ありません。
1年間のワーホリ生活をどう過ごしたいかをイメージして資金を準備しましょう。
いずれにしろ当面の生活費は必要
私の場合は、1か月のみ語学学校に通い、生活費を稼ぐ程度に働いて旅行にも行きたいと考えていました。1年間日本で貯めた70万円が私の最初の資金です(航空券代は別です)。
カナダでの最初の2か月ほどは、学校や就職活動のために働いていませんでした。すぐに仕事をしようと考えている人も、最初の2か月は収入なしで大丈夫なようにしておいた方がいいです。
1か月の生活費は1,200ドル
働くにしても遊ぶにしても、絶対に必要となるのが生活費です。 私の場合は、1か月1,200ドル(約103,200円)ほどで生活していました。
内訳は以下の通りです。
- 家賃:600ドル(約51,600円、友人とふたり暮らし、光熱費込み)
- 食費:約200ドル(約17,200円、外食も含める)
- 交通費:約150ドル(約12,900円)
- 交際費・日用品など:約250ドル(約21,500円)
最初に持って行った資金は、収入がなかった最初の2か月間で半分の35万円ほどを使っていたので、残りは旅行や緊急時のために取っておきました。1か月の語学学校費もそれで賄えましたが、毎月の生活費1,200ドルをカバーするための収入が必要でした。
カナダ・トロントでサーバーとして働いたら
給料
サーバーとしての時給は、だいたい最低賃金です。ですが、トロントがあるオンタリオ州では2017年、2018年、2019年と毎年、最低賃金が上がっています。ワーホリでトロントに行く人にとってはとてもいいニュースですよね。
私の場合、だいたい週4~5回、1日4~6時間働いて月750~850ドル(約64,500~73,100円)の収入でした。生活費1,200ドルなのにそれじゃ足りない!と思うかもしれませんが、サーバーとして働くメリットはチップがもらえることなんです。
サービス業で働く者にとって重要なチップ
カナダでは、レストランやタクシー、その他サービスなどにはチップを支払います。利用者側としては10~20%余分に支払うことは痛手ですが、サーバーとして働く側としてはかなり助かります。
基本的にチップはサーバーのものなので、担当したテーブルのチップはすべてもらうことができます。しかし、日本人オーナーのレストランやワーホリ滞在者が多く働くレストランでは、一度チップをオーナーが集めてからサーバーに割り振るところもあります。
キッチンの人とシェアする場合もあります。私の働いていたレストランでもそのようにしていましたが、チップにはかなり助けられました。
基本給と合わせれば日本より稼げる
忙しいときは1日で50ドル(約4,300円)、平均的には1日15ドル(約1,290円)チップをもらえていたので、毎月差はあるものの、1か月500ドル(約43,000円)くらいでした。レストランによっては、チップだけで1日100ドル(約8,600円)もらえるところもあります。
基本給とチップを合わせれば、サーバーの仕事は日本でやるより割が良いです。
手当
ワーキングホリデービザでレストランサーバーとして働いている分には、特に大きな手当はありません。
一番嫌だったのは、交通費が出なかったこと。約140ドル(約12,040円)のマンスリーパスを利用していましたが、日本であればたいていバイトにも交通費は出るのでかなりの負担になります。
この、日本では当たり前の「交通費支給」というのは、カナダではサーバーだけでなく会社員の求人欄でもあまり見かけることはありません。
ですが、レストランで働く良い面もありました。カナダでは「まかない」は結構珍しいのですが、日本食レストランではよく提供されます。私が働いていたところでは、持ち帰り用のまかないをもらえたので、毎回とても楽しみにしていました。
大切なのは待遇よりも経験
ワーホリの1年間はとても速く過ぎていきます。手当などを気にするよりも、色んなことを経験することを大事に仕事を探した方がいいです。
カナダでのお給料の受け取り方
カナダでは、基本的に小切手で2週間に1回、お給料が支払われます。
2週間ごとに給料日があるのは日本人にとって不思議な感じがしますが、これはサーバーだけというわけではなく会社員も医者もみんな同じです。
その理由について語学学校の先生は、カナダ人は1か月に1回だと一気に使ってしまい月の半分生活できなくなるからだ、と言っていました。
小切手になじみがない人も多いと思いますが、自分が口座開設した銀行へ持っていけば入金してもらえます。大手の会社などは日本のように口座振込が多いですが、レストランはだいたい小切手です。
まとめ~安心して過ごすためにお金の管理はきっちりと
海外で生活する人にとって、お金は大きな不安材料ですよね。ワーキングホリデーで海外に行くなら、どのくらい資金が必要なのか事前にある程度考えておきましょう。日本に住んでいても同じですが、安全に暮らすためには事前準備も必要です。
今回はサーバーとしてのお給料をご紹介しましたが、どんな仕事に就いたとしてもお金の管理は怠らず、ぜひ楽しいワーホリ生活を送ってくださいね!
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