就職や留学、ワーキングホリデーなどで海外にしばらく拠点を移すことが決まったあなた。海外旅行とは違い、航空券を取って、旅行保険に入って、荷造りして、「さぁ出発!」とはならないんです。面倒ですが、あとあと困ることがないように、日本でやっておくべきことがあります。
ここでは、カナダにワーホリで1年間滞在した私が、渡航前にやっていて助かった7つのことをご紹介します。
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歯医者で治療してもらう
これは場合により、一番早く取り掛からなければならないことかもしれませんね。
皆さんも海外に長期滞在する際は海外旅行保険に加入されると思います。カナダの場合、保険に入っていなければまずワーホリなどのビザが下りないため、加入は必須です。
しかし、プランにもよるのですが、海外旅行保険にはたいてい歯の治療は含まれていないか、または含まれていない方が断然お得という場合が多いです。
実は、海外での歯の治療はものすごく費用がかかります。現地の方でも一度の診察で1万円かかることもあるそうなので、日本で保険が効くうちに治療を受けておきましょう。
持病の薬を大量に入手する
アレルギーなどの持病がある方が海外で安心して暮らすために欠かせないのが常備薬ですよね。市販のもので済むのならば直前に購入しても構いませんが、処方せんが必要なものは、計画的に入手しなくてはなりません。
お医者さんによっては、一度に大量の薬を処方してくれないこともあるので、なるべく数ヶ月前から相談し、少し多めに処方していただくのがいいでしょう。
風邪薬や整腸剤を携帯しておくと便利
普段、滅多に風邪なんて引かない!という方も、風邪薬は持っていくとかなり重宝します。慣れない環境下で身体は知らぬ間にストレスを感じているもの。丈夫な人でも最初は体調をくずしがちです。
また、食生活が変わるためか下痢にもなりやすいので、整腸剤や正露丸なども持っていくといいですね。
薬の備えも大切ですが、少し調子が悪いなと思ったら、無理をせずゆっくり休むことも必要です。免疫力が弱ると病気にもかかりやすくなるので、食事と休養はしっかり取って、できるだけ病院にかからないで過ごせるようにしましょう!
住民票を抜くかどうか検討する
海外での長期滞在の際に日本の住民票を抜くか抜かないかは、役所に尋ねたりネットなどで調べたりして検討することが必要です。
簡単に言うと、住民票を抜くことで国民年金や健康保険料、住民税といった、日本にいれば払わなければならないお金がその期間、免除されます。
一方で、もしも現地で住民票を提示しなければならない際に困ったり、帰国後に健康保険に再度加入しなければならなかったりするなどのデメリットもあります。
国保に加入したままなら日本で治療費の払い戻しが受けられる
海外で治療を受けた場合でも、日本の国民健康保険に加入したままにしておくと、帰国時に市役所で治療費の払い戻しの申請をすることができます。その場合は病院で、申請用に書類を書いてもらう必要があります。
なお、海外旅行保険で払い、国民健康保険でも申請することはできません。どちらか一方です。
そのあたりを考慮の上で、もし住民票を抜くと決めた際の手続きはお忘れなく。
海外旅行保険に入る
1、2週間ほどの旅行や90日までの滞在なら、クレジットカードに付帯している海外旅行保険でもよいかもしれませんが、長期滞在となると病気になったり、事故に遭ったりする可能性が高まるので、保険がないのは不安です。
大きな病気になると近くの病院では対処できないことがあり、別の都市や隣国の設備が整った病院に搬送されることになります。搬送の飛行機代として数百万円かかってしまうこともあるのです。
国や滞在地域によっては、万が一を考えて搬送費用も保障してくれる海外旅行保険が安心と言えます。
病気や怪我がなければただの安心料になるけれど…
とはいえ1年間の海外旅行保険に入るとなると、安くても10万円程度はかかります。何もなければ、これはただの安心料となってしまいます。
しかし、万が一を考えると、十数万円で安全が買えるなら決して高くはないと言えると思います。
海外旅行保険はどんなものがおすすめ?
せっかくならキャッシュレスで、24時間日本語でも対応してくれる保険を選びたいですよね。
そのような保険だと、病院側で内容の確認をしてくれて、支払いも自分ではしなくてよいので、体調がものすごく悪いときやすぐに現金を用意できないときにも助かります。近くの病院がどの海外旅行保険対応かも調べておくと安心です。
プランによっては、疾病だけにして死亡保障は外すなど自分で選んで保険料を抑えることができるものもあるので、事前によく調べておきましょう。
なお、保険の加入は海外へ到着してからはできません。必ず出発する前に済ませておく必要があります。
重要書類を自分用と家族用に分け、場所を特定しておく
どれだけ準備万端で旅立っても、海外生活にトラブルは付き物です。紛失したら困る書類は必ず自分用と家族用を用意し、海外から連絡しても家族がスムーズに対応できるよう、しっかり情報共有しましょう。
以下に、重要書類の例を挙げておきます。
- 海外旅行保険の控え(プラン名、連絡先、自分の登録ナンバーなど)
- 航空券Eチケットの控え(特に復路の券を購入している場合)
- 海外送金のための銀行情報
- クレジットカード情報など
保険プランの冊子などは、自分で携帯しなくてもネットで確認できる場合もありますが、ご自身が登録した証明としての情報がなければ保険会社としても対応に困るため、しっかり把握しておくことをおすすめします。
携帯電話の購入や解約・契約手続きをする
これは比較的すぐにできると思いますが、もし海外でも使えるようにSIMフリーの携帯端末を安く購入することなどを考えている場合は、早めに行動するのがベターでしょう。
また、これまでの契約を解約する、海外プランに加入するなど、いろいろな選択肢があるので、出発前にちゃんと手続きを済ませておきましょう。
現在、スマートフォンを使ってSNSを楽しんでいる方は、そのスマートフォンを解約した場合でも別の機器でアカウントを引き継げるように、事前に設定しておく必要があります。
予防接種を受ける
渡航する地域にもよりますが、もしもその地域で予防接種が必要ならば、期間をおいて数回に分けて受けなければないけないものもあるため、あらかじめ情報を取得し、適切な処置を受ける必要があります。
一般にA型肝炎、B型肝炎、腸チフス、破傷風、狂犬病の予防接種を受けておくとよいですが、海外の病院で受けることもできます。予防接種の料金は場所にもよりますが、海外で受ける方が少し安いことが多いです。
A型肝炎、狂犬病
それぞれ2回受けないといけないので、日本で受けていく場合は1回目と2回目の間隔を1週間ぐらいあけることを考えて予定を立てる必要があります。
海外では野良犬のような犬がそこら辺にたくさんいますが、犬を刺激したりして脅かさなければ噛まれることは少ないです。実際に噛まれたら、予防接種を受けていても狂犬病の注射を打つ必要があります。
破傷風、腸チフス
海外では衛生環境がよくないところも多いので、怪我をした傷口から変な菌に感染してしまう恐れもあります。破傷風の予防接種もしておくようにしましょう。
また、生ものや水から感染するので、腸チフスの予防接種も受けておくと安心です。
まとめ~自分自身で早めにしっかり確認を
海外生活に想いを馳せ期待に胸が高まる中、面倒なことは後回しにしがちですが、ここでご紹介したことは渡航先で自分の身を守るためにも重要なことばかりです。スムーズに新生活のスタートを切るためにも、必要な手続きは早めに確認しておくようにしましょう。
慣れない土地でご家族の助けを借りることも重要ですが、日本にいるうちに自分でできることは自分でやることが、海外での自立した生活につながりますよ。
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