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オーストラリア・カナダ・ニュージーランド!ワーキングホリデー人気3カ国の特徴まとめ

世界地図

日本がワーキングホリデー協定を結んでいる国・地域は16(2019年10月現在24)あります。では、その中で人気があるのはどこでしょうか?

実はこれらの協定国中、日本人の渡航先の80%以上はオーストラリア、カナダ、ニュージーランドの3カ国です。この3つの国の何がそんなに日本人を引き付けるのでしょうか。

海外経験を経て留学カウンセラーを務める私が、上位3カ国にスポットを当てて人気の理由やそれぞれの魅力をお伝えします。

※この記事の内容は2017年4月現在のものです。

目次

ワーキングホリデーで3カ国に人気が集中する共通の理由

なぜオーストラリア、カナダ、ニュージーランドの3カ国に人気が集中しているのかと言うと、実際にワーキングホリデーで渡航した人たちからの口コミが最も大きな理由です。

では、どのような口コミが多いのでしょうか。3カ国に共通して実際によく聞くのはこのような話です。

  • 「日本人と聞いただけで好意的に思ってくれる人が多かったよ」→親日家が多い
  • 「盗難などは周りで聞いたけれど、大きな犯罪はほぼないし、気を付けていれば被害に遭うことはなかった」→比較的治安が良い
  • 「とりあえず過ごしやすかったな」→気候が良い
  • 「英語があまり話せなかったけれど、思ったより早くシェアルームや仕事が見つかったよ」→日本人向けの住居や仕事の情報量が多い
  • 「人に恵まれた。本当に優しい人が多くて、困ったら助けてくれた。友達もたくさんできた」→親切な国民性

総じて言うと、「海外初心者でも安心して滞在できる」ということに尽きます。

3カ国に共通する、知っておくべきワーホリビザの特徴とは

オーストラリア、カナダ、ニュージーランドに共通するワーキングホリデービザの特徴は以下になります(2017年4月現在)。

  • ビザ申請時に30歳以下であること
  • ビザ受理時から1年以内に入国すること

つまり、30歳11カ月で申請し、その1年後の31歳11カ月になってから入国するのもOKということになります。

32歳からでもワーキングホリデーが可能!

さらに言うと、30歳11カ月29日で申請し受理時に31歳の場合、その1年後に入国すると、理論的に32歳からのワーキングホリデーも可能なのです。

※オーストラリアのワーキングホリデービザは申請したその日か次の日には発給されることがほとんどなので、上の例の場合、1年後に入国すると実際には32歳の手前くらいになります。

しかしながら、ぎりぎりに申請すると何が起こるか分かりません。ビザ申請は余裕を持って行うことをおすすめします。

このように、3カ国共通の特徴はあるのですが、当然それぞれに異なる点もあります。ここからは、各国の特徴とそれぞれ向いている人・向いていない人をまとめてみます。

オーストラリア:ワーホリ人気ナンバーワン

コアラ

日本におけるワーキングホリデーの歴史は1980年、オーストラリアとの協定で始まりました。

最初の協定国が未だにダントツ人気である理由は「何でもできる!」「過ごしやすい!」、これに尽きるでしょう。

オーストラリアでできること

真面目に、もしくは楽しく勉強

オーストラリアには語学学校も豊富にあり、しっかりと本気で勉強したい人は日本語禁止のルールが厳しい学校、楽しく勉強したい人は毎日ビーチバレーや映画鑑賞などのアクティビティがある学校など、どんなスタイルもOKです。

資格取得

小学校の英語の先生の資格J-SHINE、カフェの民間資格バリスタ、スキューバーダイビング、サーフィンインストラクター、観光英語資格などさまざまな資格が取得できます

マリンスポーツを中心とするスポーツ

周りは美しい海に囲まれており、世界屈指のマリンスポーツのメッカです。世界中からサーファー、ボディボーダー、スキューバーダイバーが集まります。

また、カイトサーフィン、ウインドサーフィンにも適しており、各マリンスポーツのトッププロを育ててきたのもこのオーストラリアです。

過ごしやすくてストレスなし!

気候に恵まれ湿度も低いため、カラッとした気持ちの良い日が多く、非常に過ごしやすいです。

日本との時差は地域により異なりますが、最大1時間(サマータイム時は2時間)しかないため、日本の家族や友人との連絡も取りやすいです。

オーストラリア人は良くも悪くもおおらか

オーストラリアの国民性は非常に明るくおおらかです。ある意味、適当でもあります。この国民性は恵まれた気候が影響していると言われています。

私もある日、たまたま下を向きながら歩いていると、「どうしたんだ?何を悩んでいるんだ?明日はいいことがあるよ!Let it be alright!(なるようになるさ!)」と声をかけられたり、町を歩いていると、「コニチハ!」と覚えたての日本語で話しかけたりしたことがありました。

半面、待ち合わせをしても遅刻は当たり前です(人によりますが、ほとんどのオーストラリア人はそうだと思っておいた方が良いです……)。待ち合わせ時間に30分~1時間くらい遅刻しても、ほとんど気にしません。

オーストラリアに向いている人

  • とにかくいろいろなことにチャレンジしたい好奇心旺盛な人
  • おおらかで明るくなりたい!と思う人、もしくはそのような環境にいたい人
  • 過ごしやすい気候で伸び伸びと生活したい人
  • 日本の友人や家族と頻繁に連絡を取りたい人

オーストラリアに向いていない人

  • 神経質な人
  • 英語の勉強だけに集中したい人

カナダ:ワーホリで英語を学ぶのに最適

カナダ

カナダと日本の時差は、住む地域にもよりますが、11時間30分から最大17時間あります。また、北米に位置するため、気候としてはオーストラリアやニュージーランドに比べると寒いです。

しかしながら、西側のバンクーバーなどは暖流の影響であまり寒くはならず、最低気温も最高気温も東京と比較すると5度程度しか差がありません。

逆に、東側のトロントは寒流の影響で非常に寒く、冬は-20度を下回る日もあります。日本でイメージするなら北海道に近いと言えます。

バラエティー豊富な語学学校

英語の勉強をするならカナダと言われる理由は、語学学校の数がワーキングホリデー協定を結ぶ16カ国中最も多く、その特色もバラエティー豊富で自分に合った学校が選びやすいためです。

例えば、17レベルまで細かくレベル分けされた学校や、常に60以上の国からの生徒が在籍している多国籍な学校、オーストラリア以上に厳しく3回日本語を話すと退学もしくは停学になる学校などがあります。

さらに、1クラス10名前後で学校全体で100名にも満たない小規模校、英語力が上がればCAやビジネス、通訳翻訳などの専門分野を学べる学校など多種多様です。

また、カナダ人は私たちが習ってきたアメリカ英語を話し、その発音も非常にきれいで聞きやすいです。

授業料も安く、しっかり勉強できる

オーストラリア、ニュージーランドと比較すると、授業料は少し安めに設定され、授業時間も長いです。

オーストラリア、ニュージーランドは最大でも週25時間という学校がほとんどですが、カナダでは週30時間程勉強できる学校もあるため、長時間勉強したい方にも良いでしょう。

気軽に行けるアメリカ旅行

カナダはアメリカと陸続きのため、アメリカ旅行にも気軽に行けます。住む都市にもよりますが、トロントからニューヨークへバスで旅行した場合、片道5,000~8,000円程度で行くことができます。※時期により異なります。

東京~大阪間を移動する感覚でカナダからアメリカに遊びに行けてしまうのも魅力の一つですね。

カナダに向いている人

  • 語学学校で集中的に英語を勉強したい方
  • きれいな英語を勉強したい方
  • アメリカへの憧れが強い方
  • 多少寒くても平気な方

カナダに向いていない人

  • 日本へ頻繁に連絡を取りたい方
  • 寒さに弱い方

ニュージーランド:治安の良さは英語圏でダントツ

ニュージーランドの動物

自然と平和と優しさの国、ニュージーランド。ニュージーランドと言えば大自然、羊、ラグビー大国などのイメージがあると思います。

ワーキングホリデー先としては、同じオセアニア地域のオーストラリアの陰に隠れている印象もあり、その特徴がぼんやりしている人も多いのではないでしょうか?

しかしニュージーランドは、一見屈強な男たちが家事、育児を行う「キウィハズバンド」という言葉があるくらい優しい国民性で平和な国として知られています。

豊かな自然の中でアクティビティを満喫

シドニーのような大都会はありませんが、オーストラリアやカナダに負けない大自然があります。羊の数は人口の4倍なので、少し郊外に行くと羊と触れ合うこともできるでしょう。

バンジージャンプ発祥の地で本場のバンジーを楽しんだり、夏はスキューバーダイビングやサーフィン、冬はスキーやスノーボードだってできます。

世界でもめずらしく、星空を世界遺産に登録申請している町テカポ、天然温泉都市ロトルア、リアルニュージーランドと言われる自然都市クィーンズタウン、映画ロード・オブ・ザ・リングの舞台になったホビット村。

その全てが自然と隣合わせでアクティビティ満載の魅力的な国です。

多くの人のイメージよりも寒い

気候は思ったよりも寒いと言う人が多いです。オセアニア地域はオーストラリアやフィジーのような南国のイメージが強いのですが、南へ下るとその分、赤道から離れることになります。つまり、寒くなるのです。

ニュージーランドは日本と同様に四季があり、冬になるとほとんどの日本人が「思っていたより断然寒い!」と言います

寒がりな方はニュージーランドの冬の時期(6~8月)はコートを用意した方がいいでしょう。寒さに強い人であっても、ジャンバーや薄手のコートなどの防寒着は必要です。

なお、日本との時差は3時間(サマータイム時は4時間)です。

ニュージーランドは平和大国

イギリスの経済平和研究所という専門団体が、治安・軍事・平和維持などの独自の指標により平和度を算出する「世界平和度ランキング」というものがあります。

2016年のこのランキングでは、8位カナダ、9位日本、15位がオーストラリアですが、ニュージーランドは2016年まで毎年、英語圏の中で1位です(全体では4位)。実際私もニュージーランドに住んでいましたが、本当に治安は良く、優しい人が多い印象でした。

オークランドで道に迷い、地図を見ていたら、ニュージーランド人が3人も声をかけてくれました。ニュージーランド最大の都市でも、人々の優しさは変わりません。

一方で、ニュージーランド人は比較的日本人に性格が似ていると言われ、時間をきっちり守る真面目な面もあります。

自主性を尊重する語学学校

カナダ、オーストラリアでは、「English Only(英語以外の言語禁止)」の学校がほとんどですが、ニュージーランドではそのルールを設けていない学校も多いです。

自主性を重視し、勉強にストレスを与えないニュージーランドならではの考え方で、オーストラリアと違う意味でマイペースです。

ニュージーランドに向いている人

  • 治安が良い国で過ごしたい人
  • マイペースに滞在したい人

ニュージーランドに向いていない人

  • 都心部への憧れが強い人
  • 広く浅くいろいろなことをしてみたい人

まとめ〜この3カ国の中から選べば間違いなし!

3カ国に共通する特徴とそれぞれの魅力をお伝えしましたが、人気の秘密は分かりましたか?英語圏希望で特定の国にこだわりのない方は、この3カ国に絞ってまず間違いないでしょう。

何でもできるオーストラリア、英語の勉強に集中できるカナダ、治安が良くマイペースに過ごせるニュージーランド。あなたに合う国はどれでしょうか。

それぞれの国の特徴をしっかりつかんで、最高のワーキングホリデーを目指しましょうね!

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この記事を書いた人

10数ヶ国の海外経験と留学カウンセラーとして約9年勤務しております。 うち半分は海外で現地カウンセラーをしておりました。私の経験が、何かのお役に立てると 嬉しいです。

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