アイルランドでの市バスの乗り方、マナー、お得に乗るには？

アイルランドの首都であるダブリンは人口の4分の1にあたる110万人以上が住む、アイルランド最大の都市です。働いている人達は車を持っている人も多く、自転車の交通量も多い為、シティセンター内は常に混雑しています。

そんなダブリン市内で、私達が使用できる公共交通機関は市バス、路面電車、電車の三種類。中でも市バスは路線も本数も多く、市内のほとんどの町に行くことができますので大変便利です。ぜひこちらを参考に利用して下さい。

お得なICカード（Leap Card）

ダブリンに着いたら、まずはLeap Cardを作りましょう。こちらはアイルランド主要都市のバス、電車両方で利用できるICカードです。現金より20％以上お得な上、1日と1週間での運賃上限が決まっているので、毎日利用する人にとっては必要不可欠です。

残金が少なくなったらオンラインやコンビニでもチャージができるので大変便利。

留学生の方にはさらにお得なStudent Leap Card、滞在期間が短い人向けに24時間/72時間/１週間乗り放題のVisitor Cardもありますので、到着後すぐのご購入をおすすめします。

アイルランドのバス停

アイルランドのバス停は路線ごとに異なります。各バス停に停車するバスの番号が書いてありますので、自分が乗るバスの番号が記載されているバス停で待ちましょう。

シティセンターの大通りにはいくつものバス停があります。「25x」「66x」といった数字がバスの路線番号です。

バス停によってはリアルタイムで待ち時間がわかる電光掲示板があり、自分の乗るバスが何分後に来るかがわかります。

ゲール語と英語とで交互に掲示される電光掲示板。

そして、乗りたいバスが来たら手をあげてバスに合図しましょう。そうしないと通り過ぎてしまいますので要注意！

バス停や路線を調べるのに便利なアプリはこちらのサイトからダウンロードできます。

バスの乗り方

アイルランドのバスは前払い制です。乗る際に運転手さんの横にあるカード読み取り機に自分のカードを置き、降りたいバス停名を伝えて下さい。その分の運賃を引いてくれます。

来たばかりの時やカードを忘れた際はもちろん現金でも乗車できます。運転手さんに行き先を伝えて直接払いましょう。大きいお札だとお釣りがないこともありますので、小銭の用意をお忘れなく！

また、降りるバス停の読み方がわからない場合などは紙に書いたり、スマホの画面で降りたい場所を運転手さんに見せてあげるとスムーズです。

乗り放題のカードをお持ちの方や、1週間に上限額以上の乗車をする方は車内の乗車口のすぐ右手にある機械にカードをかざして運賃を支払って下さい。

直接運転手さんに払う人は左へ、機械に通す人は右へ。

1週間に上限額以上の乗車をする人はこちらの自動読み取り機で乗車します。ちなみに1週間の上限額は大人€27.5、学生€20。どれだけ乗ってもそれ以上は引かれません。

バスの降り方

日本のバス同様、車内の電光掲示板には次の停車地が掲示され、アナウンスも流れます。

降りるバス停の一つ前のバス停を過ぎたら降車ボタンを押して下さい。乗車時に運賃は払っているので後は降りるだけなのですが、できたらバス停に着くまでに車内の降車口まで移動しておくといいでしょう。

ですが、アイルランドのバスは2階建で揺れやすいですし、運転もかなりアグレッシブです。信号で止まっている間などに移動すると安全です。

混雑時には中央部の扉が開くこともありますが、基本は乗車口から降りますので、運転手さんへの「Thank you！」をお忘れなく。

赤いボタンを押すと「Stopping」ランプが点灯し、みんな降りるバス停に着くまでに乗車口近くに移動します。

バス内でのマナー

基本的には日本と同じですが、日本以上に乳母車や車椅子の方も多く利用されます。どのバスにもスペースが設けてありますので、混雑時には譲り合いながら乗車しましょう。

そして、アイルランドのバスには吊革がありません。すごく揺れるので座れない時にはしっかり手すりを持っておいて下さい。また、2階席に立って乗車するのはNGです。

携帯電話は、多くの人が車内でも利用しているので通話自体は問題ありません。ですが、道中ウトウトしそうな時のスマホと貴重品の管理はしっかりしておいて下さい。こちらの人ってあまりバス内で寝ないんですよね……。危機管理意識が高いのでしょうか。

どうしても帰りのバスでうたた寝してしまう私は、しっかり胸元にバッグを抱えています。

まとめ

土地勘がない中での路線バス利用はとても難しく感じますが、すぐに慣れますので心配する必要はありません。

まずは通勤通学のルートから徐々に行動範囲を広げていきましょう。郊外の大型ショッピングセンターに行くのにも、必ず近くにバス停があるので大変便利です。ただ、時刻表は全くあてにならない事と、土日祝は極端に本数が減る事を心得ておいて下さい。

リアルタイム情報を上手く取り入れて利用しましょう。

乗り換え案内とリアルタイム情報は別アプリになっており、私はこの2つを併用してます。

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