「オークランドって住みやすいみたいだけど、仕事ってあるのかな?」
「他の都市と比べて働きやすい町かな?」
ワーキングホリデーや移住場所を決めるときに一番先に考えるのは、働くのにベストな場所はどこか、ということだと思います。
ニュージーランド国内において一番大きい都市オークランドは、世界から来る数多くの人々が居住地として選ぶ人気がある場所です。治安や気候が良いなど理由はさまざまですが、一番は仕事のチャンスの多さとワーク・ライフ・バランスの良さがあるからです。
今回は、オークランドで10年以上働いてきた私が感じる「オークランドで働くことの魅力」について詳しくご紹介します。
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オークランドには仕事のチャンスが多い
オークランドの人口は2017年の時点でニュージーランド全体の3割を占め、経済的にも産業的にも国内で一番大きい都市です(ニュージーランド政府統計局調べ)。
一流企業はダウンタウン中心部に集中しており、また、レストラン、カフェなどの数もどこの都市よりも多いため、求人数も多く仕事のチャンスも増えます。
オークランドは観光地としても有名で、年間数多くの日本人観光客がこの地を訪れます。街中には多くの日本食レストランや土産屋があり、「Japanese speaker wanted」の貼り紙も多く目にし「日本人であること」を生かせる職場が見つかりやすい傾向にあります。
郊外ではファームで働くチャンスも
オークランド郊外にはファームが数多く点在しており、デイリーファームでは年間通して仕事の求人があります。また、夏季はストロベリーファームなどで季節労働者して働くこともできます。
オフィスワークより力仕事をしたい人、まだまだ英語には自信がない、という方にとてもお勧めな職種です。
さまざまな文化や価値観が学べるオークランド
オークランドは「人種のるつぼ」といわれるほどさまざまな人種(欧州系、アジア系、パシフィック系、マオリ系など)が住んでおり、オークランドの職場はとても国際的です。
職場では一年を通して各国の文化のイベント(例えば、中国旧正月、インドのディワリ、アイルランドのセントパトリックデーなど)がよく行われています。
職場でいろいろな文化に触れることはお互いの理解が深まることとなり、少し変だな、と思った相手の行動や意見に対しても許容ができるようになります。それは共存への第一歩でもあるわけで、私はオークランドに住んで20年になりますが、一度も人種差別を受けたことがありません。
いろいろな英語のアクセント
また、多国籍な職場ではいろいろな英語のアクセントがあり、それらはインド訛りであったり、スコットランド訛りであったりという風にさまざま。
ニュージーランド統計局によりますと、オークランド人口の40%が英語圏で生まれ育っていない人々によって占められており(2017年現在)いろいろな英語の訛りを耳にするのは当然というわけなのです。
もしも、「私バイリンガルじゃないし」「英語に自信がない」とオークランドで働くことをちゅうちょし、心配されている方でも大丈夫です!
いろいろなアクセントの英語が飛び交うこの土地では、日本語アクセントなんて全く気にする必要ありません。チャレンジがしやすい、働きやすい場所です。
オークランドは有給休暇が取りやすい
オークランドの人々は、仕事はもちろん一生懸命やりますが、家族との関係も大事にします。
男性がマタニティー休暇を取ることも珍しくありませんし、子どもたちが夏休みに入るとそれに合わせて親も長い有給休暇を取って、家族と一緒にホリデーを楽しみます。職場のみんなが自分たちの権利を主張し堂々と休みますので、有給休暇がとても取りやすいです。
私がこちらで働き始めて一番驚いたのが、5時を過ぎると職場のスタッフがほとんど全員あっという間に帰ることです。
私の同僚は「Time is money」というのが口癖で、残業しなければならないときは必ずどこかでその分の休みをもらったりしていましたし、5時1分には毎日オフィスから退出していました。
サービス残業は嫌われる
私が現地の会社で働いていて感じたことですが、日本人は比較的真面目なので自分の仕事にとても責任を感じ、サービス残業をする人が多いということです。しかし、そうすることで周りとの調和が崩れ、同僚からは嫌がられてしまいます。
私はオークランドで一番最初に就職した会社で、これをしてしまいました。何とか早く認められたい、という思いで頑張ってしまい、しばらくするとチーム内がギクシャクし始めたことに気付きました。
またある日、隣のオフィスで働いているご年配の方に、「あなた時給で働いているんでしょ? だったら、サービス残業はだめよ。この国ではそんな働き方はしないのよ」と言われてハッとしたのを今でも覚えています。
効率の良い仕事の仕方を学ぶ
それから周りの同僚を見渡してみると、皆がとても合理的に仕事をしていることが分かってきました。例えば、集中したいときは内線を留守番電話に切り替えて後でまとめて折り返し電話をするなど、効率化を図ることで時間内に仕事を終わらせることができていました。
そして、そういう働き方をしている同僚は上司からもとても高く評価されていたのです。
私が日本でしていた仕事のスタイルとはだいぶ違ったので初めはとても戸惑いましたが、「郷に入っては郷に従え」です。
オークランドで働くチャンスを得たら、早くオークランドスタイルの働き方に慣れていきましょう。そして、それが結果的に仕事人としての自分を成長させてくれることと思います。
オークランドはアフターファイブにいろいろ楽しめる
オークランド中心部は娯楽施設も充実していますが、少し足を延ばすだけで緑がたくさんある公園やビーチにも行くことができる、コンパクトで便利な町です。
ダウンタウンには映画館や劇場、逆バンジー、カジノなどがあるほか、おいしいカフェやレストラン、バーなども充実していて都会的な遊びが満喫できます。
一方で、オークランドは海に囲まれているという理想的な地形から、美しいビーチや大きな公園にも簡単にアクセスできてしまいます。
私のアフターファイブの過ごし方
仕事が終わった後に犬をオフリードパークへ連れて行ったり、家族でゆっくりとビーチ沿いを散歩したり、橋の欄干から釣り糸を垂らして友達とフィッシングを楽しんだり、といったアフターファイブの光景もオークランドでは珍しくありません。
ちなみに私の過ごし方は、夏の間は友人が主催するドッグウォーキンググループに参加して愛犬を散歩させたり、冬は同僚たちと定期的にワインテイスティング会を開いたりして楽しんでいます。
カジュアルなオークランドの職場
私の経験上、オークランドの職場は日本の職場と比べるといろいろな面でとてもカジュアルです。
まずは服装ですが、女性はストッキングを履かなくてもいいですし、ハイヒールではなくスニーカーで通勤する人も多いです(もちろん、職種によりますが)。男性もネクタイをしなくてもいい会社が多く、街中ではラフな服装のビジネスマンがよく見られます。
上司との垣根が低い
そして、職場の人間関係も日本のそれと比べると大変カジュアル。上司と部下の垣根が低く、お互いをファーストネームで呼び合うためコミュニケーションが取りやすいです。
私もボスとはファーストネームで呼び合っていましたし、彼はとてもフランクでした。あらたまって相談するほどではないけれど密かに悩んでいた仕事のちょっとしたことなどを気軽に上司に相談することができ、その結果仕事がスムーズに進んだように思います。
まとめ~オークランドでは人と違ってても大丈夫!
オークランドは人種が多国籍なためファッションや文化も多様化しており、個性的な人が多いのが特徴です。なので少し変な格好していたり、路上でパフォーマンスしてても誰も眉をひそめたりしません。人と違ってても大丈夫なのです。
「私はこうでなくてはいけない」という概念に囚われて自分の生き方に少し窮屈さを感じたら、まず勇気を持って一歩前に踏み出し、一度オークランドで働いてみてはいかがでしょうか? きっと、自分の世界が広がること間違いなしです!
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