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中国・大連での生活は高い?安い?1ヶ月の生活費シミュレーション

大連の賃貸物件の家賃

中国・大連は日本語を話せる人材の需要も高く、日系企業も多く進出しているため、駐在や現地採用等で生活している日本人が多いです。中国は生活費が安いといわれますが、実際に暮らしてみないといくら準備しておけばいいのかわからないですよね。

大連で生活するために必要な家賃、食費、光熱費など、おおよその金額をまとめてみたのでご紹介します。(1元=約15.1円)

目次

家賃

大連の賃貸物件の家賃

中国は貧富の差が広がり続けており、ここ大連でもその傾向は変わりません。狭い1ルームに4人で共同生活している人から、150平米超えの豪華マンションに暮らしている人までさまざまです。

大連中心部に行けば行くほど高くなりますが、以下の値段からも見つかります。大連では基本的に家賃は3ヶ月分、半年分とまとめて払うので、最初に数ヶ月分のまとまった金額が必要です。

  • 1LK:月2,000元〜(約30,000円〜)※広さ約40平米
  • 2LDK:月3,000元〜(約45,000円〜)※広さ約80平米

※開発区はもう少し安くなります。

格安物件には注意が必要

1,000元(約15,000円)以下の安い物件もあるにはありますが、内装がひどかったり、廊下や階段に漬物などが置いてあったり、風呂トイレ共同だったりします。

そのような安い部屋の場合、「私人房」と呼ばれる建物が多いです。

中国では、同じアパートでも部屋ごとに大家が異なることが一般的です。

それに対して私人房は、1人の大家が建物全体を管理しています。大家も同じ建物に住んでいる場合もあります。私人房には、基本的にエレベーターはありません。階段のみです。

また、部屋の鍵も南京錠1つ、ドアや窓にすき間があるなど、外国人が住むとなると安全面で問題がある場合もあります。

実際、地元の友だちの若い女性がそのような部屋に暮らしていましたが、留守中に大家が勝手に部屋に入っていて嫌な思いをしたり、盗みに入られてパソコンを取られたりということがありました。

所得に比べて家賃が高いため、独身の中国人はルームシェアをしている人も多いです。

日本人の多く住んでいる場所

  • 友好広場(市内)
  • 港湾広場(市内)
  • 五彩城周辺(開発区)
  • ソフトウェアパーク

食費

大連での食費

我が家(家族3人暮らし)は自炊をメインにしており、買い物もローカルスーパーや市場を利用しているため、月1,000元(約15,000円)ほどで足ります。

外食の場合は、ローカル店であれば1人15元~40元(約220円~600円)、日系や欧米系のレストランなどであれば100元~200元(約1,500円~3,000円)の価格帯になります。モールなどに入っているレストランなどではそのちょうど中間くらいになります。

そのため、日系居酒屋や欧米系レストランに頻繁に行くような場合は、月4、5万円はすぐになくなってしまいます。

水道光熱費

我が家(家族3人暮らし)の場合、水道光熱費は1ヶ月205元(約3,090円)です。

  • 水道40元(約600円)
  • 電気80元(約1,200円)
  • ガス85元(約1,280円)

電気はデポジットで事前に払い、なくなったら再度近くの窓口へ払いに行っています。また、ガスはお風呂用と調理用に2本ずつ家に運んでもらっています。都市ガスを利用できるアパートも多く、その場合は電気と同様、事前にデポジットで購入します。

また、水道水についてですが、大連も多くの外国地域同様、そのまま飲むことはできません。ミネラルウォーターを買うか、ウォーターサーバーを契約するか、浄水器を使うなどして飲料水を確保します。

500mlのペットボトルで国内メーカーの場合は1元からあり、外国メーカー(エビアンやボルヴィック)などの場合はその10倍以上するでしょう。

ちなみに大連では水道水を煮沸させて飲んでいる方も多く、我が家もそれにならっています。

交通費

大連での交通費

大連の公共機関にかかる金額は以下となります。

  • バス:1元~2元 (約15円~30円)
  • タクシー 初乗り10元 (約150円~)
  • 路面電車 1元 (約15円)
  • 地下鉄:2元~6元 (約30円~90円)

自家用車用のガソリン代

大連でのガソリン代

  • 92号:5.83元/ℓ(約88円)
  • 95号:6.32元/ℓ(約95円)

※2016年6月21日時点

タクシーはたまに相乗りをさせられたりすることがあります。遠回りやぼったくりは基本的にないですが、用心に越したことはありません。

料金は四捨五入で支払う

料金はメーターを見て四捨五入で支払います。19.4元の場合には19元、19.6元の場合は20元を出します。

タクシーはドライバー交代制の場合があり、15時頃に交代することが多いようです。その場合は乗車拒否されることがあります。

教育費

幼稚園は地元大連のところでも月額2,500元(約37,700円)前後かかります。

小学校は日本人学校と現地校があります。現地校は、給食費などを除いて中国人は基本的に授業料は無償です。

外国籍の子どもは多少かかるようです。大連日本人学校は入学金+月額3,000元(変動の可能性あり)だそうです。

大連日本人学校(参考):http://www.japanda.cn

通信費

携帯電話100元/1人、インターネット50元(使用頻度によって異なる)

GoogleやYoutubeなどは閲覧制限があります。LINEやFacebook、インスタグラムも接続することができません。

VPNが必須

自宅で上記のようなサイトを閲覧したい場合は、VPNの契約も必要です。

セカイVPN

株式会社インターリンクが提供しているサービスです。

初期費用は無料で、最大2ヶ月の無料体験ができます。最低利用期間も設定されておらず違約金もかからないので、まずは気軽に試してみたいという方にもぴったりです。

無料期間以降は月額1,080円です。

接続方法は、PPTP、L2TP、OpenVPNの3種類です。Windows、Mac、iPhoneやiPad、Androidで使用でき、1つのアカウントで最大3つの機器に同時接続が可能です。

Cloud Ark VPN

iPhoneやiPad、Androidで利用できる無料のVPNアプリケーションです(無料版では広告が出てきます)。SNSを頻繁に使う方はダウンロードしておくと便利です。

接続したいエリアをチョイスし、接続ボタンを押すだけです。各エリアのサーバー速度が表示されているので、一番速いサーバーを選ぶことができます。

毎日ボーナスタイムをゲットできるので、コツコツ貯めれば無料版でもストレスなく使えます。

VPNネコ

こちらも、iPhoneやiPad、Androidで利用できる無料のVPNアプリケーションです。アプリをダウンロードすれば、登録などは一切必要なくすぐに使用できます。

接続したいエリアを選択し、接続ボタンを押すだけのシンプルな操作です。データ容量も無制限なので、ストレスフリーです。

なお、無料のVPNアプリは急に接続できなくなる場合もあるのでご注意ください。

大連で生活するには最低いくら必要?

その他、雑費や交際費なども人によって大きく違います。1人の場合、かなり節約して4,000元(約60,380円)はかかるでしょう。

よく外食や買い物をする場合などは、6,000元(約90,580円)くらいかかります。

まとめ

通勤はバスを、買い物はローカルでなどを心がければ節約はできますが、タクシーも非常に便利なため、つい乗ってしまったりします。

何かを買う際も、ものによっては日本よりも高いですが、せっかくの大連生活。うまく計画して楽しく過ごしてくださいね!

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この記事を書いた人

中国人と国際結婚した中国大連在住30代主婦。異国の地で「毎日を楽しむ」をモットーに自分探しの旅を続けています。

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