マレーシアの首都クアラルンプールは東南アジアで1、2位を争う大都市なので、公共の交通手段は電車やバス、モノレール、タクシー、無料巡回バスなどさまざまです。
利用方法はとっても簡単なのですが、少しの知識で「あれれ?こんなはずでは……」というようなトラブルを回避できるんです。
今回は、クアラルンプールの交通手段と移動に関する知識をご紹介します。*1RM=約25円で計算
電車
KLモノレール
KLセントラル駅からティティワングサ駅を結ぶモノレールです。街の中心を走っているので、市内を移動するときにとっても重宝します。
特にブキビンタン駅エリアはピークアワー(16時から19時)は自動車渋滞がひどく、タクシーの運転手も行きたがらないので、モノレールでの移動をおすすめします。
車内は比較的空いていますが、ピークアワーの時間帯、また土日の午後はとても混雑します。日本のラッシュアワーのように車内が混み合う時もあるので、貴重品管理には十分気をつけて下さいね。
ピークアワーの時間帯は5分に1本、その他の時間帯も最大12分に1本で次の電車が来るので、混んでいる車両には無理して乗らず、次の電車を待つことをお勧めします。
- 初乗り:1.20RMから(約30円)
- 運行時間:6時から23時30分(KLセントラルからティティワングサ駅)、6時から23時50分(ティティワングサ駅からKLセントラル)
LRT
アンパンライン/スリペタリングラインとケラナジャヤラインという2つの路線編成になっています。
こちらも街の住宅街、観光地からビジネス街まで主要な駅を走っているので、移動にとても便利な路線です。
モノレール程ではないですが、ピークアワーの時間帯は混雑します。こちらもピークアワー時には3分に1本、最大でも12分に1本の割合で走っているのでご心配なく。
- 初乗り:80セントから(約20円)
- 運行時間:6時から深夜まで
モノレールと電車の乗り方
モノレールも電車も乗り方は一緒になります。
駅の券売機、または窓口でIC入りのコイン型TOKENを購入し、改札でかざして入場します。降車の際は改札口にある回収口にTOKENを投入します。
KTMコミューター
マレー国鉄が運行する近距離路線です。KLセントラルを基点にして、イポーやポートクラン、バトーケイブ、クアラ・クブ・バル(フレイザーズヒルへの玄関口)等の郊外行の電車を運行しています。
こちらも時刻表はなく、約10~15分間隔にて運行されています。
- 初乗り:1RMから(約25円)
- 運行時間:5:25から深夜まで
- KTMウェブサイト
バス
Rapit KL
バスは市内から郊外までクアラルンプールを幅広く網羅しているので、使い方をマスターしさえすれば格安の移動手段となります。
しかし、バス停が分かりにくい、時刻表がない、車内アナウンスがないという理由から、土地勘のある人や上級者向けになります。
- 初乗り:1RMから(約25円)
- 運行時間:平日/土曜日 6時から23時 日曜日/祝日6時から24時
- バスウェブサイト:http://www.myrapid.com.my/
GOKL
クアラルンプール市内を無料循環バスが走っていることをご存知でしたか?少しでも個人の車の排気ガスを減らしたいというエコロジーの願いから作られたものです。
オフィス街や主要なショッピングモール、ホテルや駅への移動にはもちろんのこと、ツインタワーで有名なKLCCや、KLタワー、流行の発信地ブキビンタン駅、モスクにも止まるので観光にも大活躍間違いなしです。
ピークアワー(7時から10時、16時から20時)は5分に1本、その他の時間帯も10分に1本走っているので、仮に1本逃してしまっても問題なしです。
- 運行時間:平日6時から23時、土日祝日7時から23時
- GOKLウェブサイト
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Touch’nGO
Touch’nGOとは、マレーシア版Suicaのこと。まずはこれを購入しましょう。このカードで電車、バスが利用できる他、高速料金(マレーシア版ETCカード)の支払いに、また指定されたお店でも使用することができます。
このカードを使用するとKTMコミューターの運賃が最大20%割引になるサービスもあるので、賢い皆様はこれを利用する他ありませんね!
KLセントラル駅構内のTouch’nGoセンターで購入できます。
タクシー
タクシーにはエグセクティブタクシー(ブルータクシー)と通常のタクシーの2種類があり、金額が異なります。市内ではたくさんのタクシーが走っていますが、正直流しのタクシーはおすすめできません。
地元民にも法外な値段を要求してくることも多いので、外国人はなおさら注意が必要です。
タクシーを使う際には、大きい駅やショッピングモールからはカウンターでタクシークーポンを購入すること(少々割高になりますが、運転手との乗車後の現金のやり取りがないので安心です)、また大きいホテルが近くにある場合は、そちらに移動してタクシーを手配してもらうこと(こちらも割高になりますが、ホテルの信用問題にもなるので変なタクシーには当たりません)をおすすめします。
仮に道端でタクシーを拾う場合には、メーター制か値段交渉制かを確認し乗車しましょう。市内タクシーは、ピークアワーになるとメーター制から価格交渉制に替わることが多いです。
初乗り:エグゼクティブタクシー6RM(約50円)、通常のタクシー3RM(約25円)
まとめ
電車やバスには決まった時刻表はないので、利用の際には時間に余裕を持って行動しましょう。上手く使いこなせれば、格安で市内を移動できます。
またその際には忘れずにTouch’dGoを準備しておきましょうね!
タクシー利用の際にはリスク回避をしてから乗りましょう。
最後にもう一つ、マレーシアも安全な国とはいえません。夜遅くの単独での公共交通機関の利用は避けましょう。
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