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カンボジアで生活するに前に知っておくと良い「あるある」10選

カンボジアの停電

この記事を読んでいる皆さんは、これから実際にカンボジアで生活を始めるか、もしくはこちらでの暮らすことに興味がある、という方たちではないでしょうか。

シェムリアップは住みやすい町ながら、やはり私たちにとっては異国の地ですから、日常生活を送るだけでも、始めは驚きの連続かもしれません。

外国で暮らしてみると、観光で訪れたときには知らなかったことがわかってくることがあります。

今回は「カンボジアで生活するなら、知っておくといいかも?」という点を生活のさまざまなシーンから集めてみました。

目次

カンボジアでは停電がほぼ日常茶飯事

カンボジアは電気をタイやベトナムから購入して送電されるものを使っているようで、供給状態が安定していません。

さすがに毎日停電が起こるわけではないですが、強めのスコールが数時間続いたり、クメール正月前後にはアンコールワットでのイベントで大量の電力使用に備えて、計画停電が行われたり、と停電が起こる理由に事欠きません。

筆者は今まで日本で停電を経験したのはたった二度ですが、ここでは年に何度起こっているか数えられないくらいです。ホテルや会社のオフィスなどには自家発電機があり、停電と同時に発動するようになっています。

一般家庭で発電機を保有しているところはほとんどないので、基本的には、停電になったら復旧するのをひたすら待つのみなのです。

仕事が進まない!度重なる停電

カンボジアの停電

お客様から頼まれた急ぎの資料。メールの本文も締めくくってあとは「送信」をクリックするだけ….ブツッ!

……といった感じで、ここでは停電が日常的に起こります。ため息をつきつつ、復旧をおとなしく待つしかないのですが。

信じられないかもしれませんが、私が経験した停電最長日数は4日でした。

ちなみに、ホテルやレストランなどの観光客を抱えるところはジェネレーター(自家発電機)を所有しているところがほとんど。

停電のたびに途切れては話にならないので、ジェネレーターを設置している会社もあります。

ちなみに、昼間自宅にいるときに停電したら、私はカフェに駆け込んでいます。

カンボジアの電気代はあまり安くなく、日本と同じくらい

物価が安いと思われがちなカンボジア。確かに、安い食事を探せば1ドルちょっとで1食済ませられたり、月100ドルほどでワンルームを借りられたりします。

そんな中日本とあまり差がないのが電気代。暑い時期エアコンを毎日使おうものなら、電気代がひと月で40,50ドルほどかかることもあります。

上でも書いたように電気を輸入しているので、物価が安いから電気代も安い、とは限らないのです。

シェムリアップとの直行便はまだなく、プノンペンのみ(2016年11月現在)

飛行機

これは、シェムリアップまでの航空便を調べたことがある人ならすでに知っている事かもしれませんね。

シェムリアップと日本を直接つなぐ便はなく、近隣諸国で1,2度乗り継いでようやく入国できます。しかし嬉しいことに、2016年9月1日よりANAでプノンペン~成田の直行定期便が就航しました。

2015年には就航かというニュースが流れていましたが、今年ようやく実現となりました。観光客が多いシェムリアップにも直行便ができる日は来るといいのですが、果たして。

カンボジアで働くには、労働ビザと労働許可証の2点が必要

カンボジアで働くには、労働ビザに加え、労働許可証というものが必要です。現時点では、労働ビザは到着時に空港でも取得できてしまうのですが、労働許可証は別途申請が必要です。

外国人労働者の労働許可証取得は、雇い主である会社の義務であり、また、フリーランスとして働く人は自分で取得しなければなりません。

所有していないことが発覚した場合、罰金が発生してしまいます。

カンボジアでの就職が決まった際は、雇い主にいち早く手続きを依頼したり、自分で情報収集して準備されることをおすすめします。

カンボジアでは女性はお坊さんに触れてはいけない

国民の9割が仏教徒であるカンボジア。お寺はもちろん、町中でもオレンジ色の袈裟を身にまとったお坊さんの姿を目にすることがよくあります。

日々徳や修行を積んでいる彼らですが、女性が少しでも触れてしまうと、それらが全てなかったことになってしまうのだとか。

何かを機にお坊さんと知り合ったとしても、あなたが女性ならば、握手など求めないように注意してくださいね。

台所の超厄介な住人、アリ

アリ

皿洗いをしながらふと流し台のふちに目をやると黒くて小さいものが動いてる…。
そう、その招待は「アリ」です。

どこからともなく列を作っては、ちょっと目を離した食べかけのお菓子や、剥いた果物の皮などに群がる黒い集団。

出やすい家とそうでないところとあるようです。

日本から持ってきた、置いておくだけのアリ駆除グッズを使ったこともありますが、個人的には効き目はあまり感じられませんでした。

薬そのものの効果というよりは、駆除をしてもキリがないほどの数が住宅内に生息していると言った方が正確かもしれません。

あまり想像したくはないですが……。

カンボジア人はプライドが高い

カンボジア

知らない相手でもフレンドリーに笑顔で応じたり、食事がまだだと言えば食べ物を分けてくれたり、と優しく穏やかな国民性をもつカンボジアの人々。

恥ずかしがりやな一面や、ジョーク好きのお茶目な性格が親しみやすさを感じさせてくれる彼らですが、プライドがとても高い人が多いようです。

カンボジア人と働く人なら一度は聞いたことのあるかもしれないアドバイスは、「カンボジア人を叱るときは人前でなく、本人と一対一で」ということです。

他の人がいる前で、名指しで叱られたり注意されたりしようものなら、反省するどころか、叱った相手に嫌悪感を抱くことが往々にしてあるようです。

遠慮はなし?カンボジア人からの直球な質問

カンボジア人からの質問

カンボジア人は好奇心から外国人にいろいろな質問をしてきます。

  • どこから来たの?
  • 恋人はいるの?

どこから来たの、はまだしも初対面のアナタに恋人がいるかどうかなんて聞かれても…。

日本なら親しい仲でもなかなか聞けないのでは、というカンボジアでは定番の質問がこちら。

「給料いくらなの?」

夕飯の買い物をしようと立ち寄ったローカル市場で聞かれました。ニコニコして私の返事を待つおばちゃん。

答えたからと言って害はないであろうものの、気が進みもせず、逆に聞き返してみました。「どうしてそんなこと聞くの?」

「なぁーに、ただ外国人だとどれくらい稼いでるのかしらって気になっただけよ~」と笑顔が返ってきました。

答えてもいいのかも?と思わせるのは彼らのストレートさかもしれません。

また、外国人がクメール語をちょっとでも話すと、「チェクマエ?(クメール語できるの?)」と反応が返ってくるのも、あるあるです。

あれ?白い服が気がつけばベージュ色に……

お気に入りの白いシャツやパンツが、数ヵ月後には気がつけばうっすらベージュ色に…なんてことがよくあります。

ここは暑いし、気分だけでも爽やかに…と白い服を買おうと手に取るのですが、色が変わることを思い出し、しぶしぶ結局棚に戻してしまいます。

なぜベージュ色に?

私が思うに、水にうっすら不純物が混じっているため、洗濯するときに色がだんだん染まっていくことと、路上がとにかく砂埃だらけ、ということが理由です。

ここで白い服を着るならベージュ色に変わるのを覚悟で、もしくは長く着たい服であれば違う色を選ぶしかないのかな、と思います。

恵みとはいったものの…大雨で予定が流れる

雨季の大雨

カンボジアには雨季と乾季があります。雨季は大体5月中旬から11月ほどまで続きますが、その間はほぼ毎日雨が降ります。

とはいっても、日本の梅雨のように朝から夕方までしとしとと降り続けるというよりは、まとまって一気に小一時間降ったあとからっと晴れるという感じです。

小一時間程度なら待てるのですが、時によっては止むのがいつになるかわからないほど、しかもかなり強く降り続けることもあります。

友人と夜ご飯の予定を入れていたときのこと。約束の7時が近づいているけれども、雨が一向に止みそうにありませんでした。

しかも、私がいるエリアは小雨程度だったのですが、彼女がいるエリアは土砂降りで外にすら出られそうにないほど降っていたとのことで、その夜はやむを得ず予定をキャンセルしました。

公共交通機関がないので、車でない限り、雨の日外に出るならば濡れるのは必至です。このように、雨季は天気によって予定が左右されてしまうことがよくあります。

まとめ

カンボジアでの生活習慣や風習、文化の違いなどについては、実際の生活の中で体験しながら知っていくことも大いにあるでしょうし、事前に知っておいたほうが物事がスムーズに進む場合もあるかもしれません。

「住めば都」という言葉がありますが、異国を都と思えるようになるには、ここでご紹介したような、ちょっと困るその国の「あるある」をどれだけ「しかたないよねー」と受け入れられるかどうかにかかっていると思います。

個人的には、雨はその音をBGM代わりに本を読んだり、降った後の涼しさなどありがたく感じられるものもあるので、仕方ないかぁと思えることの一つです。

日々の発見や驚きも含めて、カンボジア生活を楽しめると良いですね!

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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